長島美紀さん Girls’ Leadership

国際女性デー

プラン・インターナショナルの長島美紀さん

OTEKOMACHI(大手小町)では3月8日の国際女性デーに合わせ、女性の活躍やダイバーシティー&インクルージョンの推進に大切なことは何か、メッセージを寄せてもらいました。

国際NGO「プラン・インターナショナル」は、途上国で女の子たちの支援に取り組んでいます。支援によって教育を受けることができた女の子たちのすべてが、社会に出て、その経験を生かせるとは限りません。国や地域によっては、学校を卒業しても、職種や、働くこと自体が制限されるなど、ジェンダーの壁にぶち当たってしまうのです。状況は違いますが、ジェンダー平等の課題は、日本にも根強く残っています。

その状況を打破するために何が必要かと言えば、制度や社会を変えていくことでしょう。社会が変わるためには、個人の変容が不可欠です。

リーダーシップと聞くと、会社であれば、上司になったりプロジェクトのリーダーになったりと、指導的な役割を担うイメージがあります。しかし、それだけでなく、「自分の人生に責任を持つ」という意味もあると、私は思います。

会社や学校、家族など、まずは自分の所属している場所に対して責任を持つのが、リーダーシップの第一歩。「私はできない」「私なんて……」ではなく、「自分には何ができるか」「どういうふうに関わっていけるか」を考え、積極的に動いてみましょう。

自分が置かれている現状に「なぜ?」と思えるかどうかも大切です。男女にかかわらず、誰しもがモヤモヤした経験があるはずです。そういう時には、言葉にして人に話してみると、感情が整理でき、自分の気持ちに気づくことができます。モヤモヤの原因を探るのを諦めてしまうのか、それとも現状を変えるために何ができるか考えるのか――。私たち自身が不思議に思ったり、疑問に感じたりすることは、実は世の中を変えるためのパワーになるのだと、ぜひ知ってほしいと思います。

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長島 美紀(ながしま・みき)
国際NGO「プラン・インターナショナル・ジャパン」アドボカシーチームリーダー

1977年生まれ。早稲田大学大学院で先進国の難民受け入れ政策を研究。UNHCR駐日事務所や難民支援を行うNPO法人にインターン/リサーチャーとして関わる。その後さまざまなNGOや財団の運営、政策提言活動に従事。プランでは、政策提言事業、特にジェンダー主流化、「女性の社会での活躍」を中心に提言活動を行う。著書に「FGM(女性性器損傷)とジェンダーに基づく迫害概念をめぐる諸課題―フェミニズム国際法の視点からの一考察」(早稲田大学出版)。