真冬のリバーコート、「寒い!」を防ぐトレンドの重ね着コーデ

News&Column

おしゃれな女性に人気のリバーコート。寒い冬を乗り切るには。
おしゃれな女性に人気のリバーコート。寒い冬を乗り切るには、重ね着が必須

コートは、冬の装いの主役。さっと羽織れる「リバーコート」は、おしゃれな女性に人気のアウターです。ただ、裏地のない軽やかなコートだけに、真冬になって「寒い!」と感じている人もいるようです。寒さをカバーする、トレンドの重ね着を紹介します。

「ゆったりとしたシルエットで、羽織るだけで肩の力が抜けた雰囲気になる。きれいめに着こなせるので職場にも着ていけます」。東京都内で働く女性会社員(33)は、この冬、ノーカラーのリバーコートを購入し、よく着ています。今月に入り、都内も冷え込みが厳しくなり、冷たい風が吹く日が増えてきました。「思っていたより寒くて困っています。コートの上からカシミヤのストールをぐるぐる巻きにして、震えながら歩いています」と打ち明けます。

裏地がなく軽い着心地、明るい色

リバーコートは、ウールなど2枚の生地を縫い合わせて作られている「リバー仕立て」のコートのこと。「裏地がなく、しなやかで軽い着心地に仕上げられているため、レイヤード(重ね着)に最適です。生地の表面と裏面の色の違いを楽しめるデザインも多い」と話すのは、アパレルメーカー、三陽商会(東京)で商品企画を担当する佐藤寛之さん。

カジュアルな服装が主流となり、オーバーサイズのカットソーや、ローゲージのボリュームニットなどが流行していますが、クラシックで細身のコートでは、袖を通すこともできません。その点リバーコートは、薄手でアームホールも大きいものが多く、重ね着をしても、中の服がもたつきません。

パーソナルファッションスタイリストの三好凛佳さんは、「以前はダブルフェースのコートと呼ばれていましたが、4、5年前から新鮮味を出すためか『リバーコート』と呼ばれることが増えてきました。襟付き、ノーカラー、フード付き、ベルト付きなど種類も豊富」と説明します。水色やオフホワイト、グレージュなど明るめで柔らかな色合いの商品が多いのも、人気の理由でしょう。1万円台など買いやすい価格から販売されているのも魅力です。

リバーコートにはフード付きや同じ生地のストールも提案
「エヴェックス バイ クリツィア」のリバーコート。フード付き(右)のほか、真冬も暖かく着られるよう、同じ生地のストールも提案する(左)

ただ、欠点もあります。「裏地のない軽やかなコートだけに、本当に寒い時期は、一枚で防寒するのは難しい」と、佐藤さん。担当するブランド「エヴェックス バイ クリツィア」では、暖かく着てもらえるよう、コートと同じ生地のストールも販売しています。また、百貨店などの売り場では、薄手のインナーダウンとセットで売られていることもあります。

おしゃれな重ね着スタイル

三好さんに、暖かくておしゃれなリバーコートの重ね着スタイルを三つ提案してもらいました。

(1)ダウン素材
袖が付いている「インナーダウン」や、ロングベストタイプのダウンを内側に着ます。フェイクファーなどの飾りがついたダウンベストなら、アクセントにもなります。

(2)厚手のパーカやデニムジャケット
カジュアル派におすすめのコーディネートです。トレンドのミリタリー調の「CPOジャケット」も重ね着にぴったり。カジュアルな中に、エレガントな雰囲気が漂います。

(3)ローゲージのざっくりニット
ニットのセーターの下にシャツの裾を出して着るといいでしょう。肉厚なニットでも、リバーコートならすっきりとまとまります。

三好さんは、「室内で暑いと感じたときには、タケノコのように1枚ずつ脱いでいけばよいのです。重ね着は冬のおしゃれの醍醐味。楽しみましょう」と呼びかけます。

(読売新聞メディア局編集部 谷本陽子)

あわせて読みたい

三好 凛佳(みよし・りんか)
パーソナルファッションスタイリスト

アパレル会社勤務を経て、2002年から個人向けスタイリストサービスを開始。働く女性向けに、YouTubeの「三好凛佳 Rinka channel」で仕事着や自分磨きに役立つ情報を発信している。