のっけるだけ!食パンの簡単アレンジレシピで料理上手に

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「世界一かんたんに人を幸せにする食べ物、それはトースト」で紹介されているトースト

高級食パンがブームになるなど注目が集まる食パンを、料理の一品としてアレンジするレシピが広がっている。具材をのせれば昼食などとしてもしっかり食べられ、フルーツをあしらって華やかな食卓の演出もできる。自宅で食事をする機会が増える中、料理のレパートリーを増やすヒントになりそうだ。

高級食パン店が教える「ホームパーティーで使える食パンレシピ」

高級食パン店「HARE/PAN(ハレパン)」を全国で展開する「T.H.S」(埼玉)は昨年11月、「おうちパーティーで使える食パンレシピ集」を発表した。食パンをそのまま食べるだけでなく、手を加え料理として味わってもらおうというものだ。

特に目を引くのが、1斤丸ごとの食パンの中身をくりぬきパスタを詰めた「1斤器のペンネカルボナーラ」。軽く焼き目を付け、ソースとあえたペンネ(ショートパスタ)を入れ、黒こしょうを振りかければ出来上がり。ワインなどにも合う豪華な料理だ。

同社取締役の金本正龍さんは「食パンを朝食だけでなく、料理の1アイテムとして活用してほしい」と話す。

1斤器のペンネカルボナーラ

1斤器のペンネカルボナーラ
▽材料 4人分
・食パン1斤
・ペンネ(ショートパスタ)250g
・卵3個
・粉チーズ大さじ4
・生クリーム175cc
・ベーコン100g
・黒こしょう適量
▽作り方
1 食パンの中身をくりぬき、軽くトースターなどで焼く
2 ボウルに卵2個と卵黄1個、生クリーム、粉チーズを入れ、よく混ぜる
3 小さく切ったベーコンをフライパンでカリカリにいためる
4 時間通りにゆでたペンネを《3》のフライパンで軽くあえ、《2》の入ったボウルで混ぜ合わせる
5 ボウルの中身にとろみがつくまでフライパンで火を通し、食パンの器に入れ、仕上げに黒こしょうと粉チーズ(分量外)をふる

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見栄えの良さを意識しながら食パンを楽しもうというレシピをまとめたのが、昨年11月に出版された「世界一かんたんに人を幸せにする食べ物、それはトースト」(サンマーク出版)=上の写真=。著者の山口繭子さんは料理雑誌の編集者時代、出社前に気分を高めようと、見た目が華やかなアレンジトーストを作ってインスタグラムに掲載しており、それを本にまとめた。

刻んだチーズの上に薄切りレモンをのせたり、イチゴやキンカンをあしらったり、アレンジはさまざま。いずれも10分以内にできるものばかりだという。市販のコーヒーゼリーを高級食パンの上で崩す食べ方は、親子で試してみれば盛り上がりそうだ。

山口さんによると、食パンという決まった枠の中で工夫することが楽しいという。「前日の残り物をのせるだけでも、ちゃんとした料理に見えてしまうのが食パンの不思議なところ。トーストの上でどんな食材を合体できるのか考えるのは楽しい」と話す。

作り置きして 在宅ワークのランチにも

料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」が発表している「食トレンド予測2021」の一つに、具材をのせた食パンを冷凍保存する「冷凍作りおきトースト」が挙げられている。在宅勤務時の昼食にするなど、食卓に上る場面が増えると予想されるためだという。

クックパッドニュース編集部の植木優帆さんは「洋風の食材だけでなく、のりつくだ煮など和の食材にも合う。何にでも合うという食パンの幅の広さが魅力」と指摘する。高級食パンブームで、シニア世代が食パンに興味を持ったことも、レシピへの関心が高まる背景にあるという。「具材に野菜や果物などを選べば、栄養もきちんと取れる。テーブルに上がる場面がより広がっていくのでは」と植木さんは話している。(読売新聞生活部 崎長敬志)

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