仕事も恋も順調なときばかりではありません。落ち込んだり、行き詰まったりしたとき、あなたの心をふっと軽くしてくれる一言に出会ったことはありませんか。そんな、だれかの一言に助けられたエピソードを紹介します。
3年前に離婚しました。
未練はないものの、
なんともいえない空しさを感じていました。
友人に、
「なぜこんなことになってしまったのか。復讐したい」
といったら、こう一言。
「その人といたときより幸せになることが、
一番の復讐だと思うよ」
目からうろこが落ちたような気分でした。
それからは少し前向きに考えられるようになり、
いまは想いを寄せている人がいます。
これからどうなるかわかりませんが、
友人の一言を忘れずがんばろうと思います。
(「ほっしー」さん)
このほど出版された「他人の『何気ない一言』に助けられました。600万人が泣いた魔法の言葉」(中公文庫、税別600円)は、2010年春に読売新聞の掲示板サイト「発言小町」にあった投稿への書き込みを収録した本です。文庫化にあたり、発言小町の中で新たに募集もしました。何気ない一言だからこそ、身にしみる。本におさめられたエピソードを紹介していきます。
中央公論新社の特設ページでは現在、「仕事」の章がすべて試し読みできます。
【発言小町のトピ】
▽「他人の何気ない一言」に救われたこと、ありますか?