テレワークで1日4食以上の人も…新習慣にマッチした注目フード

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コロナ禍でテレワークになってから、間食をするようになったり、間食の回数が増えたりといった人も多いのでは。テレワークを行っている人の半数以上が、1日の食べる回数が食事と間食を合わせて4回以上という調査結果も出ています。朝・昼・晩の時間帯にとらわれずに食事や間食を取る「食のフレックス化・ボーダレス化」が進行しているとされており、食品メーカーなどは、こうした食習慣の変化にマッチした商品を続々と市場投入しています。

人目を気にせず、好きな時間に食事や間食

ポッカサッポロフード&ビバレッジ(本社・名古屋市)は今年4月、週4日以上テレワークを行っている全国の男女約340人を対象に、食事や間食に関するアンケート調査を実施しました。それによると、1日の食べる回数(食事・間食の回数)が「3食以下」の人は48.1%なのに対し、「4食」が24.0%、「5食」が17.8%で、6食以上(10.1%)を合わせると、1日4食以上の人が51.9%に上っています。また、間食が食事に置き換わることがあるかどうかを尋ねたところ、「ある」「たまにある」と答えた人が計42.7%となりました。

職場に出て仕事をしている時には、出勤前の決まった時間に朝食を取り、定められた昼休みの時間帯にランチを取るのが一般的。また、職場によっては自席で飲食することが禁止されているなど、食事や間食を取るのにも様々な制約があります。しかし、自宅などでのテレワークなら、人目を気にせず、好きな時間に食事や間食を取ることが可能になります。

新しい食のスタイルに対応

同社は「テレワークによって食事と間食がボーダレスになってきており、『間食以上、食事未満』という新しい食スタイルが生まれている」として、これに対応した新商品を8月に発売しました。

「じゃがネル コロッケ味カップ」(左)と「カップごはんトロリ~ズ 濃厚クリーミーリーズカップ」

お湯を注いで食べる「じゃがネル」(150円=税別)は、マッシュポテト風の口どけを楽しめる軽食ポテト。コロッケ味とピザ味の2種類あり、それぞれ136キロ・カロリー、113キロ・カロリーと、エネルギー量は低めながら、手軽に小腹を満たすことができます。粉末状のポテトにお湯を注ぎ、約1分間練り続けると出来上がるこの商品には、消費者から「練る動作が気分転換になる」といった声も寄せられているそう。

「カップごはんトロリ~ズ」(価格230円=税別)は、「濃厚クリーミーチーズカップ」「参鶏湯風カップ」「花椒香る担々カップ」の3種類が発売されました。濃厚な味わいのソースと、米粉を加工したごはんのもちもちとした食感が特長。いずれも250キロ・カロリー以下で、「女性がちょっとおなかのすいた時の食事代替ニーズに対応した」(同社広報チーム)といいます。

肉を食べた気分になれるスナック

おやつカンパニー(本社・津市)は10月5日、肉のような見た目と味に仕上げたスナック菓子「THE肉スナック」(オープン価格)を発売しました。

THE肉スナック カルビ焼肉味(左)、すきやき味

同社は、ラーメンを手軽に食べられるスナック菓子にした看板商品の「ベビースター」をはじめ、これまでも「食事の菓子化」に取り組んできました。「THE肉スナック」は、「カルビ焼肉味」と「すきやき味」の2種類。いずれも脂身の混ざった肉のような見た目ですが、サクサクとした食感のパフ生地で、ジューシーで香ばしい焼き肉やすき焼きの風味を楽しめます。同社広報担当は「リモートワーク中などに『お肉が食べたい』という衝動にかられた時、お肉の代替としておいしく食べていただける」と説明しています。

デザート感覚で楽しめるプロテインバー

たんぱく質をはじめ、体に必要な栄養素を手軽に摂取できる「プロテインバー」も人気を呼んでいます。

シリアルタイプのチョコレートバー「1本満足バー」ブランドを展開するアサヒグループ食品(本社・東京)は10月12日、新たに「プロテインストロベリー」(参考価格:140円、コンビニエンスストア限定発売)を発売しました。プロテイン15グラムと、5種のビタミン、9種の必須アミノ酸を配合。ストロベリー風味のチョコにレーズンの酸味を加え、食べやすいプロテインバーに仕上げました。「1本満足バー」のプロテインシリーズには他に「プロテインチョコ」「プロテインヨーグルト」があり、「運動不足を気にしながらも、『どうせ間食するなら体に良いものを』と考えて購入される方が多く、売れ行きは好調」(同社広報部)といいます。

「1本満足バー プロテインストロベリー」(上)と「AIMOVE プロテインバー」

健康食品や化粧品などのオンライン販売を手掛けるトレンドリンクス(本社・東京)は10月8日、女性向けのプロテインバー「AIMOVE(エイムーブ)プロテインバー」(12本入り・3840円=税別)を発売しました。プロテイン20グラムを配合し、人工甘味料、着色料、保存料は不使用。「抹茶味」と「ミルクティー味」の2種類あり、同社広報担当は「おいしさにこだわり、女性がデザート感覚で楽しめる商品にした」としています。

(読売新聞メディア局 田中昌義)

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