心の鍵をかけましょう

ソニンの明日は笑顔vol.5

職業上、環境的に、性格的に、
愛想を振りまかなければならない。

誰にでも心を許しているわけではないが、
許してない人達とも難なく過ごさなくてはならない。
嘘の笑顔で切り抜けてるはずが、それでも、しんどい。
せめても、心が追いついて欲しい。
願わくば、そういう人と関わりたくない。

こんな悩みを、大なり小なり持っている人は多いでしょう。
人と接する機会が多い人は特に。
「コミュ障」とか「コミュ力」という言葉があるように、コミュニケーションは生きていくうえで大事とされている部分。

最近知った言葉がある。
“HSP”
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)

非常に敏感な人。大まかに言うと、繊細で、他人や周りの環境に対して敏感すぎる人のこと。

敏感すぎることによって、知らず知らずにストレスが溜まっていくデメリットがある。
ネット上でHSPという言葉を目にしてから、「もしかして自分がそうかも」という疑心を強く感じ、簡単なセルフチェック診断をしてみた。
診断結果から、私は高確率で、そして、割と重度のHSPであることがわかった。

とにかく色んなことに敏感すぎて、必要以上にそのことに気を取られてエネルギーを使ってしまう。
人間関係でいうと、「あの時言った言葉、気にしてしまったかな」とか、「こういうふうに思ってしまったのではないか」とかが、非常に長い間、深く気になって心の中に住み続ける。

そんな私でも、実は人間関係においてはキッパリと線を引けているという自負がある。
私自身は、ちゃんと誰に対して心の扉を開けるか閉めるかがはっきりわかっているし、それが出来る方。なので、まだ大丈夫、そう改めて実感したのがついこの間。

最近、友達と話していて、そういった割り切りができなくて苦しんでいる知人がいることを聞いた。
ちゃんと心のシャッターを下ろす術を身につけている人は、なんとかやっていけていて、心の健康もかろうじて浪費していない。
だけど、上手く心を閉じる方法がわからず、誰も彼もに気を使い、努力して良い顔をする友人の知人は、苦しんでしまっている、と。

「あ、この人苦手」「この人と話してると、なぜか居心地が悪い」「あの人と会った後の自分が嫌い」
そんなふうに思ったら、徹底的に、心の扉の鍵をカチャリとかける。
そういう人を断ち切れる勇気があって、断ち切る選択が出来る人はいいけど、そうはいかない人は、心の扉に鍵をかける術で乗り切る。
むしろ、この術は身につけるべきだ。例え、どうにか環境を変えて、苦手な彼らを断ち切ることができたとしても、必ず、似たような状態はまたやって来るのだから。

その代わり、心を開ける人との時間を大切にして、でて、満喫すること。
閉じないとやっていられない人との時間が、それで浄化されるほどに。

優しい嘘をつく練習もして、
私の大事なハートの安売りはしないって。

そうしたら、心の中で人間関係がちゃんと区切られ、整理整頓される。

今、世の中が病んでいるから、とにかく心を守るために心を浪費しないこと。
自分のベストな心の鍵を必ずそなえておこう。

【ソニンのお気に入り】
本当に最近知ったHSP。ずっと前から私は、あまりにも人の感情や周りの音、匂いに敏感すぎるため、職業病にかかったか、野生化したのだと思っていた(笑)。私自身、あまりカテゴライズされてこなかったので、正直新鮮な気分。一番HSPだなと感じたのはバラエティー番組の収録。慣れないから、色んなことが気になってしまう。MC、ゲスト、スタッフがどういうふうに思ってるか、全体の空気感が一気に私の心に入ってくる。収録後も放送されるまで、ずっと心配が残る。そんな時、少し心を落ち着かせるのを手伝ってくれるのがアロマ 。リラックスにはラベンダー、気分を明るくするにはレモングラスを良く使います。

※「ソニンの明日は笑顔」は今回で終了します。ご愛読ありがとうございました。

新譜情報

デビュー20周年記念シングル「ずっとそばにいてね。 / カレーライスの女”2020 Remix”」
10月14日(水)リリース
作詞・作曲:つんく♂
レーベル:アミューズ

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ソニン
女優

1983年、高知県出身。ダンスユニット「EE JUMP」としてデビュー後、バラエティー番組などで活躍。現在は舞台を中心に活動。2016年に菊田一夫演劇賞、19年には読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。