私がブランドバッグを“本物”として欲しないわけ

ソニンの明日は笑顔vol.4

私の18年前のソロデビュー曲「カレーライスの女」に、こんな歌詞がある。

『ブランドバッグとか意味もないほど お部屋のそこら中に転がってる』

ブランドもの」は好きですか?

私は正直、昔からブランドものに興味がない。いただいたりする事もあり、もちろん持っていたし、いるし、愛用もしている。自ら買った事もある。だけど、ブランドにかれているのではなく、アイテムとして可愛かわいいから、気になるから欲しい、という感覚。

長持ちするから持っておきなさいと誰かしらに言われて、ブランドもののバッグやスーツやシャツなどを持っても、そのもの自体に強く惹かれたわけではないので、意外とファストファッションの気に入っているものを頻度高く、長く使っていたりする。

本物を持つ人でありたい。
本物を見抜く力を備えたい。
本物が似合う女になりたい。

私自身、こういったことを意識しながら何かを得ようと思ったことはないが、《ホンモノ》を耳にする事はこの世界ではよくある事。

『本物とは何なのか』という定義を考えることはよくある。

いったん《ホンモノ》という言葉から離れて……

私達の業界で評価を指す言葉・“上手うまい”とは何なのか。

この自問自答(たまに他人に聞く事も)をよくする。

これに関しては、一冊の本が書けるほど、色んな思考を巡らせてきたが、今のところ出せている結論を言うと

 「コントロールできている」こと。

それは、「コントロールできていると見える」人が上手いのではなく(そういうパターンもあるが)、「本人が自分をわかっていること」

わざとなのか、奇跡なのか。

これで随分違うと思っている。

この私の思う上手いが、ホンモノにも通じている。

要は、自分の価値はどこにあって、自分の長所短所は何で、そんな自分が良いと思うものは何なのか。

そもそも物に関して言うと、本物を持つことは、誰のため、何のためなのでしょう。

持ち物自体に本物の価値を求めるより、自分自身が本物であれば、自分が選んだ装飾品は、自然と他人からは本物に見える(洋服やアクセサリーを作っている方々がそれぞれ本物にこだわって仕事している話とはまた別)。

物にしても、才能にしても、人にしても、どこに価値を感じるかによると思う。

何を選んでも、何を身につけても、何をしても、「すべてが本物に見える」。そう思われる人物でありたい。

自分自身が本物になる」にはどうしたら良いのか。

他人が言う本物を取り入れるのではなく、自分で感じた本物を見つけること。自分が本能で思う本物たちを、自分の心のスペースに住まわせてあげる。

このコロナ禍の世の中、何が正解なのか誰もがわからない今、自分が思う本物を見つけていくのはとても重要。

私も今までの自分の常識に執着しないで、脳みそ柔らかくして、新しい目で本物を見つけるよう、心がけています。

本質があらわになる今、ボロが出ないように(笑)。

【ソニンのお気に入り】
ブランドもので、無類に私の心をくすぐる、ハイブランドが《miu miu》。わりと乙女でしょ?(笑)。結構昔にゲットしたバッグは、長年愛用しています。いただきき物もありつつ。今は動物のものを使っているものは極力買わないようにしているので、最近はHPを見てキュンキュンして心を満たしている。

ライブ情報

SONIM’s 20th ANNIVERSARY LIVE『Cheers.』
日程:10月18日(日)
場所:日本橋三井ホール
[1回目] 14:00 開演 (13:30 開場) 
ゲスト:中川晃教さん
[2回目] 18:00 開演(17:30 開場) 
ゲスト:濱田めぐみさん
チケット一般発売:9月26日(土)スタート

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ソニン
女優

1983年、高知県出身。ダンスユニット「EE JUMP」としてデビュー後、バラエティー番組などで活躍。現在は舞台を中心に活動。2016年に菊田一夫演劇賞、19年には読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。