流行のバスボム、でも使いづらい? 楽しむときのコツは

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お風呂のお湯に浸すとシュワシュワ~と発泡する固形入浴剤「バスボム」。暑さが和らいでくるこれからの季節、ゆったりと湯船につかりながら、バスボムの香りや溶ける過程を楽しむのもいいかもしれません。一方で、読売新聞の掲示板「発言小町」には、「バスボムは使いづらい。うまく使える方法があれば教えていただきたい」という投稿が寄せられました。家庭で使うときはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

追いだきに適さない? 排水口にネット使う?

トピ主「はなみ」さんの家では、高校生の娘が昨年、文化祭のミスコンで入賞し、賞品として、若い女性に人気のバスボムなど入浴剤の詰め合わせが贈られました。詰め合わせの中にあったシャワージェルは娘が気に入り、使い切りましたが、使い方に困ってしまい、まだ残っているのが、ラメ入りのバスボム。「バスボムを入れたら、(家庭用風呂での)追いだきには適さないと思うので、冬では寒すぎます。どうにか使ってしまいたいのです。排水口にネットを使うなど、どなたか試された方いますか?」と、「はなみ」さんは発言小町で問いかけました。

「ぜいたく品、でも曲者」との声も

この投稿に、「我が家にも、(バスボムが)何個か転がっています」と書き込んだのは「マンドラゴラ」さん。「バスボムはぜいたく品。泡とともに色や香り、ラメをはじめとする中に入っているものが噴き出す様子を楽しみ、ゆっくりと堪能するもの」と考えており、自宅でバスボムを使う時は、「しまい湯に入り、お風呂を上がる際にはお湯を抜いて、ざっくりとで良いからシャワーで湯船を洗い流しておくこと」を家庭内のルールにしているそうです。「ラメは、なかなかの曲者くせもので、かなりしっかりとお掃除をしなくては、きれいに落ちてくれません」とも、「マンドラゴラ」さんは打ち明けています。

トピ主さんと同じように、入浴後の始末のことを考え、洗濯ネットを活用した人もいました。「目の細かい洗濯ネット、私はブラジャー用のネットにバスボムを入れてみました。ラメなどは表に出てこないので、普通の入浴剤のように使えましたよ」と話すのは「あずき」さん。とは言え、「湯船に洗濯ネットというのは、風情もへったくれもありませんでしたが……」と振り返ります。

こうした使い方には反論もありました。「バスボムは変化を楽しむものです。ネットに入れたら変化を楽しめません。洗濯ネットに入れたら本当にもったいない」(「よしこ」さん)などです。

溶ける様子をSNSにUP

バスボムは、首都圏を中心に店舗展開しているイギリス発祥のナチュラルコスメブランド「LUSH(ラッシュ)」をはじめ、「JOE’S SOAP NEW YORK」や「Fizz&Bubble」など様々なブランドから発売され、女性の間で人気を呼んでいます。

LUSH新宿店では、常時20種類のバスボムを展示。カラフルなバスボム選びを楽しむ女性の姿も

LUSH新宿店マネージャーの飯村麗さんにバスボムの使い方について聞いてみました。同店では、壁一面に季節商品も含め、常時20種類以上のバスボムが展示されており、贈り物用や自分用に買い求める女性が増えています。

「一番の人気商品が、『インターギャラクティック』ですね。ペパーミントの爽やかな香りとともに、浴槽の中で溶け出すと、バスアートとしてまばゆい星々が混じり合い、鮮やかな宇宙を描き出すんです。色も刻々と変化していき、魅力的です。この溶ける様子を自分のSNSに掲載する人も増えて、話題を呼んでいます」と飯村さん。

人気のバスボム「インターギャラクティック」を湯船に入れると…星空を思わせる模様が広がる(LUSH提供)

このほか、保湿効果のあるカカオバターやシアバター入りの「ゴッデス ボム」、桃の形で甘い香りのする「ピーチィ ボム」などが人気商品だといいます。「もちろん、普段使いをするのはなかなか大変かもしれませんが、何かの記念日とか、ぜいたくな気分を味わいたいときにバスボムを取り入れると楽しいはずです。ネットに入れてしまうなんてもったいない。LUSHのバスボムに使われているラメは環境に配慮したプラスチックフリーな成分なので排水が可能です。ぜひそのまま使ってください」と飯村さんは話します。

シュワシュワ~の主成分は?

飯村さんによると、バスボムの主成分は重曹(炭酸水素ナトリウム)とクエン酸。湯船に入れると、シュワシュワと泡が出て、ほかの成分もお湯に溶けだします。中に、花びらなどが仕掛けられているものもあります。家庭用風呂の追いだきや複数人での使用は、基本的に推奨していません。使用期限についても、LUSHでは「保存料や防腐剤を使っていませんので、製造から14か月以内と明記しています。原材料や作り手の名前などもラベルに書いていますので、参考にしてください」と言います。

東京ガス都市生活研究所が今年4月、新型コロナウイルスの緊急事態宣言下の首都圏に住む男女1200人に聞いた調査では、ストレス軽減のために「重要と思うこと」と「実際にやっていること」との差について、「十分な睡眠時間を取る」はそれぞれ55.6%、40.8%と大きく開いたのに、「お風呂でお湯に浸かる」はそれぞれ34.7%、27.7%で、差が小さいという結果が出ました。研究員の濱田結子さんは「湯船に浸かるという行為は睡眠に比べて短時間で満足できるので、取り入れやすかったのでは。浴槽入浴には、温熱作用や水圧による血行促進作用があることが知られています。水分補給を十分にしたうえで入浴し、リラックスタイムを楽しんでほしいですね」と話します。

トピ主「はなみ」さん、せっかくのいただきもののバスボム。掃除など後始末が気になるのもわかりますが、使用期限が切れていないのであれば、そのまま使って楽しんでみてはどうでしょうか。

(読売新聞メディア局編集部 永原香代子)

【紹介したトピ】
使いづらいバスボム、夏の間に決着をつけたい。

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