ノースリーブ何歳まで大丈夫?正直キツイおばさん肌、太い二の腕

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新型コロナウイルスの影響で、マスクを手放せない夏。通勤だけで汗びっしょりということもあって、少しでも涼しい格好で仕事をしたいもの。でも、オフィスでのノースリーブのファッションには、否定的な見方をする人もいます。読売新聞の掲示板「発言小町」には、「ノースリーブって、何歳まで着て大丈夫ですか?」と尋ねる投稿があり、「年齢制限」「体形」「清潔感」など二の腕の露出を巡って、本音の意見がたくさん寄せられています。ノースリーブを着こなすときに知っておきたい注意点について、専門家に聞いてみました。

「ノースリーブって、何歳まで着て大丈夫ですか?」のタイトルで投稿したトピ主「ネッコ」さんは、34歳。150センチで43キロ、決して太っていません。「このまま普通体形をキープできたとして、何歳までならノースリーブを違和感なく着られるでしょうか」と発言小町で尋ねました。

このトピに70件を超えるレスが寄せられました。「年齢制限なんて考えたこともない」という人がいる一方で、「姿見で二の腕が悲しく見えたらやめてほしい」「40代以降のノースリーブは、視界に入れたくない。肌感がキツイ」「むだ毛とお肌の手入れは怠らないで」など、辛口の意見も多数ありました。

似合う・似合わないはその人次第

一概に年齢で考えてほしくないという意見では、身近な例をあげる内容が目立ちます。

「四十路ママ」さんからは、「もうじき70を迎える義母は、全然70代に見えませんが、夏はノースリーブを着ていることが多いです。以前、アパレル系の会社に勤めていたこともあり、ファッションセンスはすてきだなと思います。テイストは私とは違うんですが、義母には似合っている、というか、そういうのを自分で知っているんでしょうね」というエピソードがありました。

「坩堝(るつぼ)」さんからは、60代の実母について「平気でノースリーブですよ。母は夜ごとベッド脇で逆立ち。たま~に逆立ち歩きで廊下。ゆるみ・たるみは顔も体にもなく、二の腕・背中・首にもないので、ハイネックのノースリーブセーター(コットン、麻)とジーンズのカッコいいいでたちの時もあります。ゆるみ・たるみゼロなら、年齢制限はないような気はします」という意見です。

悪い意味で目のやり場に困る

一方で、「40代以降のノースリーブは、視界に入れたくないです。肌感がキツイ。体型は維持できますが、いかんせん肌の衰えはどうしようもないので、つらいところです」(「50代」さん)、「職場に50代女性で夏場はノースリーブ着ている人がいますが、男性は勘弁して欲しいと言っていますし、悪い意味で目のやり場に困るようです。女性から見ても痛々しいです」(「ハツ」さん)など、否定的な意見も目立ちます。

「肌年齢が10代20代のようなピチピチお肌を維持できているなら何歳でも大丈夫!でも、オバサン肌の肌見せファッションは正直痛いです。が、指摘もできません。見てみぬふりをします」(「まい」さん)と、直接本人に指摘はしないまでも、批判的に見ている様子もうかがえます。

「シゲ藤」さんからは、「私はノースリーブが他人の汗や体臭を感じさせるので、嫌だな~と内心思っているだけで、直接は言いません。ただ、ちゃんと脇汗を取る下着を着てほしいです!」という書き込みがありました。

「色気」を感じさせる恐れ

オフィスの仕事服に詳しいビジネスマナー講師の美月あきこさんに、ノースリーブの着こなしや着用時の注意点について聞きました。

特に服装規定がなければ、職場でノースリーブを着用しても構わないでしょう。ただ、露出部分が増え、脇口から下着が見える可能性があり、「だらしなさ」「不潔感」「色気」を感じさせてしまう恐れがあると理解しておくべきです。

正式なビジネスウエアではありませんので、目上の方や取引先の方との面会の場では不適切です。また、オフィスは様々な年齢、男性・女性が働く公の場ですから、周囲に不快感を与えないように気を付けなくてはいけません。デスクでの作業中や移動の際は、ノースリーブでも構いませんが、露出部分が不快に思う人もいるでしょうから、カーディガンやストールなどを適宜、羽織るようにしましょう。

写真はイメージです

年齢の問題ではなく着こなし

手を上げるような動作を伴う会議やプレゼンの場面では、脇が見えてしまいますのでノースリーブは避けてください。長い髪の女性は、髪を束ねる時も脇が全開になりますので、注意が必要です。周囲が目のやり場に困るという状況はエチケット違反です。

ノースリーブの着用については、年齢が問題なのではなく、TPOと着こなしが問題かと思います。ノースリーブの袖口から見えるぜい肉や下着、変色した汗ジミなどは不潔に見えてしまいます。こういった点に気をつければ、年配でも素敵に着こなす方もいれば、若い方でもだらしない印象になります。ノースリーブでも袖口が深くないタイプを選べば、下着やぜい肉が見えづらくなります。

最近では、オフィスやビジネスの場でもカジュアルな装いを容認する風潮もありますが、清潔感を心がけ、周囲に不快感を与えない心配りが大切です。

やはり「清潔感」が大切とレスで主張する「ぱるぱる」さんは、「二の腕も痩せすぎていても太りすぎていても、ノースリーブが不快に見える。肌がブツブツ、ざらざらしていても、きれいにみえない」と指摘します。それでも、ファッションは「『気合』で好きな服を堂々と着ること」だそう。

(メディア局編集部 鈴木幸大)

【紹介したトピ】
ノースリーブって、何歳まで着て大丈夫ですか?

美月 あきこ(みづき・あきこ)
ビジネスマナー講師

大学卒業後、日系・外資系双方の国際線キャビンアテンダントとして活躍。現在は、航空業界への就職・転職を支援するスクール、法人向けサービス調査・研修・接客・接遇講師養成のCA-STYLEを主宰。人材育成コンサルタントとして、講演と研修を行なっている。「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」(祥伝社)など著書多数。

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