猛暑続きで耐えられない…「マスクの暑さ」問題の解決策とは

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新型コロナウイルスの感染拡大で、今年は真夏でもマスクが手放せません。でも、マスクにこもる熱に悩まされている人も多いはず。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」にも相談が寄せられています。マスクの中を涼しく快適にする方法やイチオシのアイテムを取材しました。

マスクの暑さ対策どうしてる?

「マスクの暑さ対策」と投稿したトピ主「レオ」さん。ふだん不織布のマスクを使っていますが、暑さに耐えかねているそうです。そこで、〈1〉マスクの中に小さめの保冷剤を入れる 〈2〉マスクの中に熱冷ましの冷却シートを入れる 〈3〉速乾性の布マスクを水でぬらし、首かけ扇風機の風を当てる――の三つの対処法を考案。他にも対策はないか、アドバイスを求めました。

これに対し、「首に保冷剤」とコメントしたのは、「せんぷうき」さん。この夏、保冷剤を入れて首に巻くアイテムを購入しました。出勤中に使用し、仕事中は冷凍庫で凍らせて、帰宅する時にまた首に装着しているそうです。

トピ主さんの〈1〉と〈3〉の方法を試したことがあるという「通販マニア」さん。〈1〉の場合は「冷たすぎて5分とマスクをしていられません」、〈3〉では「すぐに乾いて効果は数分でなくなる。そしてどうしてもお化粧が……」と、どちらも効果的ではなかったようです。

「冷感センサー」を活発にさせる2つの方法

「個人差はありますが、体の『TRP(トリップ)チャネル』による体の仕組みを理解すると、暑い環境でも効果的に涼しさを感じることができます」。化粧品大手「マンダム」(本社・大阪)広報部の上水あげみずふみさんは、そう話します。

=マンダム提供

TRPチャネルとは、体のあらゆる場所に存在する感覚センサーのこと。温度センサーとして働き、刺激を受けると、熱さや冷たさを脳に伝える働きをします。温度センサーは全部で9種 類あり、一つ一つ感知する温度帯が異なるそう。涼しさを感じるセンサーを活性化させるためには、「肌温度を約26度以下に下げる」「清涼成分で刺激を与える」ことが効果的です。

「複数の刺激を与えたり、たくさんの冷感センサーを一気に刺激したりすると、より涼しさを感じられることが分かっています」と上水さん。簡単にできる対策として、メントールが配合されたフェースシートなどでこまめに顔をふいた上から、風をあてる方法を勧めます。

マンダムの「ハッピーデオ フェイスシート リフレッシュミント」(280円=税抜き)。メイクの上から使えるタイプで、「メイク崩れを抑えることもできるので、一石二鳥ですよ」(上水さん)。ⓒDisney

マンダムの研究によると、メントールの成分による効果は、商品の種類などにもよりますが、大体10分程度から長くて1時間ほど続くとのこと。マスクで覆われた部分全体を拭くことで、より多くの冷感センサーを刺激できます。冷蔵庫でフェースシートを冷やしておくのもオススメ。フェースシートがない場合は、ぬれたハンカチやタオルで顔を拭いたり、ハンカチでくるんだ保冷剤を顔にあてたりする方法でも良いそうです。

東急ハンズおすすめアイテム3選!

連日の猛暑で、肌に涼しさを与えてくれるアイテムの売れ行きは盛況のようです。東急ハンズ東京店(東京・丸の内)のヘルス&ビューティー担当・吉田真子さんに、女性にイチオシのアイテムを聞きました。

■「shushupa! メイクキープスプレー クールプラス」(T-Garden、定価1300円=税抜き)

顔に吹きかけると、汗や水、こすれなどによるメイク崩れを防いでくれるメントール配合のスプレー。数量限定で販売しています。「顔がひんやりするだけでなく、『マスクでメイクが崩れる』という悩みも解決してくれます」(吉田さん)

■「マスクはガードしなければ! EX 涼感プラス」(染めQテクノロジィ、定価1050円=税抜き)

マスクの除菌・抗菌スプレー。使い方は、〈1〉容器をよく振る 〈2〉マスクの表面・裏面にまんべんなくスプレーする 〈3〉マスクを10~15分ほど乾燥させる――。メントールのほか、吸熱・放熱効果のある成分が入っており、マスクに熱がこもりにくくなるそうです。

■「シルキーウィンドモバイル2」(リズム時計工業、オープン価格)

ここ数年流行しているハンディーファン。この商品は、高さ約18センチ、重さ約120グラムのコンパクトサイズで、小さめのバッグで出かける女性にはおすすめ。柄の先にカラビナが付いているので、バッグの持ち手などにぶら下げて持ち運べます。通常は4色展開ですが、東急ハンズは限定で8色を用意。カラーバリエーションの豊富さも魅力です。

ところで、マスクの着用は熱中症のリスクを高めると言われていますが、メントールそのものには肌の温度を下げる効果がないため、注意が必要です。熱中症を防ぐには、人と十分な距離を保てる場合にはマスクを外したり、こまめに水分補給をしたりといった対策が欠かせません。冷感接触素材を使ったマスクなども、続々と登場しています。清涼グッズに助けてもらいながら、コロナ禍の夏を乗り切りたいものです。
(取材/読売新聞メディア局編集部 安藤光里)

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マスクの暑さ対策