ベタベタ汚れをスッキリ! レンジフード掃除術

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写真はイメージ

キッチンのなかでも、レンジフードはしつこい汚れの付きやすい場所の一つです。にもかかわらず、年に1回程度しか掃除をしない家庭が少なくないといいます。自宅にいる時間の長い今の時期、油とホコリが混ざったベタベタ汚れをきれいに落としてみれば、気持ちまでスッキリするはず。レンジフード大手メーカー・富士工業(本社・神奈川県相模原市)商品開発本部設計部の鈴木勝さんに、レンジフードの正しい掃除の仕方を教えてもらいました。

「深型」が一般的

レンジフードには、フード(覆い)の形状の違いによって、「深型レンジフード」「浅型レンジフード」「スリム型レンジフード」などの種類があり、深型には、ファンの形状の違いで、「シロッコファン」タイプと「プロペラファン」タイプがあります。現在、一戸建てやマンションなどを含め、一般の住宅で最も多く使われているのは、シロッコファンの深型レンジフードではないでしょうか。もっとも、どの種類であっても、掃除の仕方には基本的に大きな違いはありませんが、ここでは深型レンジフードのお掃除方法を紹介します。

深型レンジフードは、フードのほか、フィルター、ファン、ケーシング、スイッチ、モーターなどの部材で構成されています。このうち、フード、フィルター、ファンは、自分で掃除することができます。

食器用中性洗剤がおすすめ

掃除をする際にはまず、安全のために、厚手で滑り止めの付いた手袋を着けてください。掃除を始める前に、電源プラグを抜くか、ブレーカーを切ることも忘れないでください。

掃除の前に、厚手で滑り止め付きの手袋の着用を

洗剤は、食器洗い用(台所用)の中性洗剤を使いましょう。アルカリ性の強い「強力クリーナー」を好んで使う人がいますが、あまりおすすめできません。レンジフードの各部材には、汚れを落としやすくするための塗装や、さび防止のためのコーティングなどが施されています。アルカリ性の強い洗剤を使うと、こうした塗装やコーティングまではがしてしまい、部材の劣化が進むおそれがあります。

同じく油汚れを落とす際によく使われる重曹やセスキ炭酸水もやはり、部材の塗装面を変色させたり、傷めたりするおそれがあります。レンジフードを長持ちさせたいなら、こうした洗剤は避けた方が無難です。

大きなゴミ袋を活用

まずは中性洗剤を溶かしたぬるま湯(40~45度)に布を浸し、レンジフードを拭きましょう。

シンクでファンやフィルターを洗う際には、大きめのゴミ袋を使えばシンクを汚さない

次にフィルターを洗う際には、シンクに大きめのゴミ袋を用意し、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を袋に入れます。その中にフィルターを10分ほど浸してから、ブラシやスポンジでこすると、汚れがよく落ちます。ゴミ袋を使って洗うので、シンクを汚さずに済みます。ファンは、ゴミ袋をかぶせた桶や洗面器を使うと、洗いやすいでしょう。

ブラシやスポンジは、柔らかめのものを使ってください。金属製の固いものでゴシゴシ洗うと、部材の表面を傷つけてしまいます。

フィルター、ファン洗いには歯ブラシを使うのも手

フィルターの細かい目には、油やほこりが詰まりやすく、特に汚れが落ちにくいところ。洗う際には、歯ブラシを使うのも手です。フィルターの目に対して斜め15度ぐらいの角度でブラシを当ててこすると、汚れが落ちやすいです。

 掃除の後はしっかり乾燥させてから元に戻します。

当社が今年1月、全国の男女800人を対象に実施したアンケート調査では、レンジフードを年1回しか掃除しない人は38%で、掃除をしたことがない人も28%いました。20代に限れば、掃除をしたことがない人は63%に上っています。レンジフードメーカーとしては、1か月に1度は掃除をしていただきたい。そうすれば、レンジフードを長く、きれいに使っていただけると思います。

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