恋愛中なのに「密」ダメ?カップルが「コロナ破局」を逃れる方法

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新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が延長され、外出自粛が続いています。飲食店や娯楽施設の休業でデートの場所もなく、「3密」回避で手をつないだり触れ合ったりしづらくなったカップルたち。読売新聞が運営する掲示板「発言小町」には、「このままでは自然消滅になってしまう」「コロナのせいで破局かも」と切実な声が相次いでいます。こんなとき2人の愛を深める方法はあるのでしょうか。

「コロナで恋愛が冷めた」

4月7日に初めての緊急事態宣言が出される前から、恋人たちは厳しい状況に置かれていたようです。「コロナでしばらく会うのをやめようと言われました」とトピ主「まなたんぺ」さんが投稿してきたのは、4月1日。それまでは週1回ペースで会ってきたのに、彼から「家族とか周りにうつったら困る。しばらく遊ぶのをやめよう」と言われました。そのときは「いつまで?」と聞くのも不謹慎な気がして、言葉にできませんでした。電話だけは毎日しているものの、このまま自然消滅になってしまうのではないかと不安で、「私はどういう心持ちで彼と向き合えばいいのでしょうか?」と問いかけました。

「コロナで恋愛が冷めた」というタイトルで悩みをつづったのは、18歳の女性「柚」さん。3~4か月前から一緒に旅行するなど、良い関係を続けていた男性と正式にお付き合いをする寸前でした。ところが、コロナの影響で会えなくなり、電話で「付き合いたい」と伝えても、男性は「気持ちが薄まった」と返事。「会えなくても、自分は好きなのになぜ」と割り切れない思いの柚さんは、この男性に気持ちを確かめる発言をしたり、ちゃんと話し合いたいと迫ったり、泣いてしまったり……。あきらめきれず、「今の私がやるべきことは何か、知恵を貸していただけませんか」と意見を求めました。

写真はイメージです

今年3月に彼ができたという25歳の女性「ごん」さんは、コロナの外出自粛要請を受け、この2週間、彼と会っていないそうです。LINEで連絡を取り合っているのですが、彼の言葉をネガティブにとらえたり、既読無視で返事が来なかったりするため、「正直、彼の行動が理解できない」と困っています。「このあとどう対応すればいいですか」とアドバイスを求めています。

2人の仲を深める絶好のチャンス

新型コロナウイルスが猛威を振るう前だったら、カップルたちは仲良くショッピングに出かけたり、食事を楽しんだり、お酒を飲んだりしながら愛を深めることもできたでしょう。なにげない日常風景が変わってしまったことで、恋愛事情にも影を落としています。こんなときには、どうすればよいのか。恋愛カウンセラーの長谷川のりこさんに、恋愛中のカップルへのアドバイスを聞きました。

長谷川さんは、「たしかにネガティブな状況が続いていて、しかも、先行きがはっきりしないので暗い気持ちになるのは仕方ありません。でも、こういうときこそ、2人の仲を深める絶好のチャンスと言うこともできます。『ずっと一緒にいたい』という気持ちを再認識できたり、同棲や結婚など将来の話をするきっかけになったり、意外とポジティブな面もたくさんあります」と指摘します。「デートをしたり、触れ合ったり、これまで当たり前だと思っていたことが、必ずしもそうではないと気づく人も多いでしょう。お互いの存在に感謝する気持ちで、2人の仲を育てていくことが大切です」

本音で語り合う機会にする

新型コロナウイルスの感染対策として、「しばらく会うのを控えよう」というカップルもいるでしょう。「恋人からこうした提案があった場合は、いったん『そうだよね』と理解を示した上で、今後のコミュニケーション手段や頻度について話し合って決めておくことを勧めます」と長谷川さん。さらに、「『会わないようにしたい』という言葉を悲観的にとらえず、もっと先の将来を見据えて、本音で語り合う機会にするといいですね」と助言します。

会えない時間が長くなれば、「寂しい」「会いたい」という気持ちになります。長谷川さんは、「大事なのは、自分も会いたい気持ちがあることを伝え、相手に安心してもらうこと。そして、お互いのために会わない選択をしていることを丁寧に説明しましょう。たとえ、会えなくても、同じ気持ちでいる2人の関係が壊れることはないと理解してもらうことです」と話しています。

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2人の心の距離を縮めるために、電話やメール、LINEの活用を勧めますが、「言葉のニュアンスが伝わりにくかったり、誤解を与えたりする可能性があります。いつも以上に言葉の使い方に気をつけたいものです。話した内容の真意をこまめに確認することが大事」と長谷川さん。「面と向かっては話しにくいことを伝えられるメリットもあります。2人の仲を深めるツールとして活用してください」とアドバイスします。

恋愛は1人ではなく、2人でするもの

長谷川さんは、「つらい恋愛をしている人の多くは、『きっと、ああだろう』『たぶん、こうだろう』と臆測で悪い方に考え、相手に確認や質問をせず、1人で勝手に恋愛ストーリーを進めてしまう傾向が見られます」と分析します。これが、すれ違いやいさかいの原因となり、破局を招いてしまいます。

「いつも私のカウンセリングや講座ではメインでお伝えしていることなのですが、恋愛は1人ではなく、2人でするもの。だからこそ、自分の気持ちを言葉にして伝えることが大切です。本音を伝えるのは勇気がいることですが、その先に強い絆で結ばれた唯一無二のパートナーシップが待っているはずです」とエールを送ります。

非常事態宣言の延長で外出自粛が続く中、どうやって相手との関係を築いていくか戸惑う恋人たち。好きな人に会えない寂しさは理解できますが、好きだからこそ会わないという選択が2人の心の距離をぐっと縮めてくれると信じたいですね。
(メディア局編集部 鈴木幸大)

【紹介したトピ】
コロナで恋愛が冷めた
コロナでしばらく会うのやめようと言われました
男性の心がわかりません

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長谷川(恋愛カウンセラー)
長谷川 のりこ(はせがわ・のりこ)
恋愛カウンセラー

1982年、福井県生まれ。大阪在住。恋愛依存症回復専門の心理カウンセラーとして活動。対話による心理療法で日常の行動から自然に変わっていけるオリジナルのメソッドをアドバイス。主に、恋愛依存症(回避依存症・共依存症)、アダルトチルドレンにより自分らしく生きづらい女性や恋愛関係・人間関係構築がうまくいかない女性向けのコミュニケーション改善を指導。また、恋愛カウンセラーの養成にも力を入れていて、数多くの人気カウンセラーを輩出している。InstagramTwitterHP で情報を発信。

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