おいしいアレンジティーのレシピ、紅茶マスターのおすすめは?

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仕事や家事の合間に、ちょっと手を休めて飲む紅茶は、安らぎのひとときを与えてくれます。最近は、ストレートティーやミルクティーのほかに、自分好みのフルーツやスパイスなどを入れた「アレンジティー」を楽しむ人も増えています。世界屈指の紅茶ブランド「リプトン」で、日本人唯一の「マスターブレンダー」を務める江間俊也さんに、おいしく飲むためのいれ方や、おすすめのアレンジティーを教えてもらいました。

飲みやすい「ケニア産」

江間さんによると、日本で流通している紅茶は、スリランカ、インド、ケニア、インドネシアの4か国で生産されたものが大半です。「日本人が最もよく飲んでいるのがスリランカ産、つまり『セイロンティー』です。全輸入量のうちの50%強がスリランカ産になります。やや渋みがありますが、ストレートでもミルクを入れてもおいしく飲める、オールマイティーな紅茶です。インド産の『ダージリンティー』は、高級紅茶の代名詞とも言われています。希少価値の高さからオークションでは高値で落札されることが多い茶葉ですが、『マスカテルフレーバー(マスカットのような香り)』と呼ばれる独特の香りが群を抜いて高いのも特長です」

渋めの紅茶が苦手な人におすすめなのは、比較的くせの少ないケニア産だといいます。「味も香りもしっかりしていて、毎日飲んでも飽きないと思います。茶葉をティーバッグにしていれた時に、色がとても鮮やかに抽出されるのも特徴です」

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沸騰させた水道水で

せっかく良い紅茶を買っても、いれ方次第で風味が大きく変わってしまうといいます。「最も簡単でおいしく飲める方法は、くみたての水道水を使っていれることです。ポットに保存していたお湯で紅茶をいれる人がいますが、ポットのにおいがお湯に付着していることもあるし、お湯の温度が低めなので、おいしい紅茶は出来上がりません。水道水を30秒程度ボコボコと沸騰させ、その沸かしたてのお湯でいれてみてください。十分おいしくいただくことができます」

リプトンには、茶葉の品質評価やブレンドなどを行う「ティーテイスター」が世界に約60人います。彼らを統括する立場にいるのがマスターブレンダーで、現在、江間さんを含めて10人がその任に当たっています。

江間俊也さん

「ブランドを世界展開しているリプトンでは、商品の品質を世界的に統一するため、ティーテイスター全員が同じ評価基準を持ています。ティーテイスターは、イギリス、アメリカなどの紅茶の消費国にも、インド、スリランカなどの生産国にもいますが、どの国でも、テイスティングルームの環境や使用する水、道具などをすべて同じ条件に整えたうえで、品質を評価するようにしています」

優れたティーテイスターでもある江間さんは、味覚を常に一定に保つため、アルコールやタバコ、刺激の強い食べ物は口にしません。

紅茶を使った「飲むスイーツ」も

女性の間で、フルーツなどを入れてグラスを彩った「アレンジティー」が人気を集めています。江間さんに手軽においしく作れるアレンジティーを3点、紹介してもらいました。

ホットフルーツインティー

◆ホットフルーツインティー
「今、人気のフルーツインティーはアイスで飲むイメージが強いと思いますが、ホットで飲んでもおいしくいただけます。中でもイチゴとマンゴーを使ったホットフルーツインティーがおすすめです」
〈作り方〉
(1)イチゴとマンゴーをひと口サイズにカットする。
(2)紅茶をいれる。
(3)カットしたイチゴとマンゴーを紅茶の中に入れる。お好みで砂糖などの甘味料を入れる。

梅ティーソーダ

◆梅ティーソーダ
「これから気温が上がってきて、喉が渇いた時におすすめしたいのが梅ティーソーダです。梅のさわやかな味わいと紅茶の相性はよく、ソーダを入れることで更にキリッとした爽快感が味わえます」
〈作り方〉
(1) 紅茶をいれる。
(2) 氷、はちみつ梅干し、ノンアルコールの梅酒ソーダを入れる。

ティーアフォガート

◆ティーアフォガート
「紅茶を使った『飲むスイーツ』の提案です。冷たいバニラアイスの甘みと濃いめの紅茶の味と香りを同時に楽しめ、コーヒーが苦手という方にもおすすめです」
〈作り方〉
(1)紅茶をいれる。ティーバッグ2、3袋で抽出、2分ほどおいて、濃いめに出すのがおすすめ。
(2)バニラアイスの上に紅茶をかける。

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