部屋着じゃダメ?コロナで在宅勤務、ふさわしい服装は

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新型コロナウイルスの感染拡大で、在宅勤務やテレワークを始めた人が増えています。オフィスに通勤しないとはいえ、仕事をするのにカジュアル過ぎる服装はちょっとためらわれます。かといって、きっちりスーツに着替えるまでもない気が……。ビデオ会議では、自分の姿が参加者の目に触れることになります。在宅勤務にふさわしい“テレコーデ”のポイントを、「きれいめ、カジュアル、モードが全部できるようになる」(日経BP)を発刊したスタイリストの中川恭子さんにアドバイスしてもらいました。

テレコーデ3つのポイント

【ポイント1】明るめの色

自宅にこもって仕事をしていると気がめいってしまいますよね。緊急事態宣言が出された地域では、在宅勤務が長期間続く可能性もあります。少しでも明るい気分で過ごせるように、アイボリーや水色など明るめの服装を選んではいかがでしょう。ビデオ会議でも、顔色が明るく見えます。ただ、真っ白な服だと、画面上ではぼやけて見えてしまいますので、アイボリーやベージュ系がおすすめです。

清潔感のある明るい水色に茶色を合わせるときれいめな印象に

【ポイント2】柄物は避ける

ビデオ会議では、無地の服がおすすめです。柄物は画面上で見ている人の目がチカチカしてしまいます。

見た目に緊張感、着心地リラックス

【ポイント3】仕事用のアイテムを1点

トップスやアクセサリーなど、普段、オフィスで身に着けているアイテムを1点でも取り入れましょう。部屋着のままではダラダラと過ごしてしまい、パフォーマンスが上がりません。

服装は、着ているだけでメッセージを発する非言語コミュニケーションのツールです。そのメッセージは相手だけでなく、自分に対してもモチベーションなどに影響を与えます。ここぞという時の「勝負服」が良い例です。やる気や意欲、自信を高めることができます。

柔らかな生地でふんわりした袖が特徴の「レトロブラウス」

自宅でも意欲的に仕事を取り組むためには、オフィスで身に着けているアイテムを取り入れるのがおすすめです。とはいえ、あまり窮屈な服装である必要はありません。アイテムでいうと、ブラウス類や襟のある服、ウエストマーク、サテン系の光沢のある素材が良いでしょう。レトロブラウスにワイドパンツや、ロングTシャツにシャツジャケットを羽織るだけでも、襟があるのできちんとした印象になります。

リラックス感のあるニットパンツは、おしゃれで楽にはける

見た目に緊張感がありながら、着心地はリラックス感のある服装を選ぶといいですね。例えば、ウエストゴムの仕様だったり、動きやすい伸縮性のある素材だったり。座っている時間が長くなりますので、ボトムスはしわになりやすい麻や綿100%の素材は避けたほうがいいでしょう。

フォーマルのような緊張感を出すならチェックパンツ

メイクは普段より少し濃いめに

仕事用のお気に入りのアクセサリーは、目に入るたびに仕事モードに切り替えられるので、ぜひ取り入れてください。ただし、ビデオ会議などの際は、大ぶりのアクセサリーが揺れていると、画面がちらつき、会話に集中できなくなる恐れがあります。ピアスなら、シルバーは冷たい印象を与えます。温かみのある優しい色合いのゴールドなら、顔回りに光を集め、華やかな印象になります。

温かみのある優しい印象のゴールド。直径3センチくらい、太さは1.5~2ミリを目安に

メイクは、普段より少し濃いめを意識してちょうどいいと思います。手抜きをしたい場合は、ファンデーションを省略してもいいでしょう。ビデオ会議の画面は実際よりもぼんやりと見えるため、アイシャドーと眉をきちんと入れ、チークかリップをいつもより濃いめにしてください。髪型は、一つに結んでしまうのが簡単ですっきりと見えるのでいいかもしれません。

在宅勤務や外出自粛が続くと、どうしても気分が滅入ってしまうことがあるかもしれません。こんなときだからこそ、明るめの色を身に着けてモチベーションを上げることが大切です。オフィスに着ていくのをためらっていた服に挑戦してみたり、お気に入りのルームシューズを見つけてみたり……。せっかくですから、テレコーデを楽しんでください。

【撮影 服:梶田真矢(STUDIO e7)、人物:中村彰男】

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中川 恭子(なかがわ・きょうこ)
スタイリスト

映画やテレビCMなどで数多くのモデル、俳優の衣装を担当している。カウンセラーやアパレル販売員の経験を生かし、ファッションを心理学的な切り口で提案する。「服が変われば行動が変わり、行動が変われば人生が変わる」がモットー。人生の悩みを抱える人たちへ向けたスタイリングセミナーなども開催している。