新型コロナウイルスが猛威を振るう中、世界各国では、外出禁止令が発令されたり、外出自粛が呼びかけられたりしています。これを受けて、海外のエンタメ業界では、「#istayhomefor」「#istayhome」「#togetherathome」などのハッシュタグで、“外出せず家にいよう!”と発信するセレブが増えています。
「○○のために在宅します」
米俳優のケビン・ベーコンは「#istayhomefor」(「○○のために在宅します」)というハッシュタグを使って自宅待機を呼びかけるSNSキャンペーンを3月半ばに始めました。大切な人の名前などを書いて、写真や動画とともにSNSに投稿し、加えて6人の知人に同様のことを呼びかけるというものです。ベーコンは「#istayhomefor KYRA SEDGWICK」と書かれたボードを持って、妻で女優の「キーラ・セジウィックのために家に居る」と話しています。そして、エルトン・ジョンなど6人のセレブ知人にタグ付けしています。
Hey everybody, now it’s so important to STAY HOME and keep our distance from others. Join me and post a video or photo with a sign like this, with #IStayHomeFor, telling who you are staying home for, & tag 6 friends. Let’s work together to stay home and keep each other safe. pic.twitter.com/ybv63bE42t
俳優のケビン・ベーコンは「#istayhomefor」というハッシュタグを使って、家にいることの重要性を訴えています
— Kevin Bacon (@kevinbacon) 2020年3月18日
このツイートに触発されて、多くのセレブがツイッターやインスタグラムで「#istayhomefor」というタグを使い、人々に新型コロナウイルスの拡散を遅くさせるために自分のできることを奨励しています。
たとえば、歌手のエルトン・ジョンは、そのバトンを受けて、女優シャロン・ストーンなど6人をタグ付けしてツイッターに投稿。そしてシャロン・ストーンは、“自分の子どもたち、人類の安全、自然のために在宅します”とツイートしています。
女優のエマ・ワトソンもこのハッシュタグを使って投稿した一人です。「私の祖母は70歳を超えているので、とても弱いのです……私の母は1型糖尿病で、私の親友は医療関係者です。だから私は彼女たちのために家に居ます」と述べています。
女優のエル・ファニングは、「(新型コロナウイルスの)無症状感染者は最も弱い立場にある人たちを感染の危険にさらす可能性があります」として「祖母のために家に居る」と書いた紙を持ち、インスタグラムにアップしました。そして医療関係者や郵便・宅配業者など最前線で働いている人たちへ感謝とエールを送っています。
現在、このハッシュタグを使ってのインスタグラムへの投稿は4万1000件を超え、数字は毎日伸びています。
ほかの動きも
インスタグラムのフォロワーランキングが世界5位で1億7200万人のフォロワーがいるセレーナ・ゴメスは、「#SafeHands」というハッシュタグに賛同して、自宅で手を洗う動画をインスタグラムに投稿しています。「#SafeHands」は、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長がツイッターでつぶやいたのをきっかけに、広がっています。
ハフィントンポスト設立者のアリアナ・ハフィントンからタグ付けされたゴメスは、「女子は長いネイルをしているから」と話しながら、「洗うのは40秒くらいとみんな言っているわね。分かりやすく言うと、『ABCの歌』を2回くらい歌う長さよ」と説明しながら、丁寧に手を洗っています。
また、カミラ・カベロは瞑想する自身の写真をインスタグラムにアップしています。深刻な不安を持っていたため、何か月か前から瞑想を取り入れていたという彼女。実際にとても助けになったという彼女は、彼女のファンにも具体的にどのようにすればいいかを提案しています。
「自分たちができること」を訴える海外セレブたちとともに、私たちも実践してみませんか。