「顔診断×骨格診断」で本当に似合う服を知る

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新生活を迎え、ファッションやメイクを見直したいと考えている人も多いのでは。体の骨格に基づいて似合うファッションを導き出す「骨格診断」が今話題ですが、これに「顔診断」を組み合わせる方法を考案したのが、「格上げおしゃれプランナー協会」代表理事の冨沢理恵さんです。このほど「顔診断 × 骨格診断で最高に似合う服を選ぶ!」(三笠書房)を出版した冨沢さんに、どんな診断法なのか、話を聞きました。

「アイドル」「ボーイッシュ」「エレガント」「宝塚」……どの顔?

骨格や肉づきのバランスで体形を、〈1〉ストレートタイプ〈2〉ウェーブタイプ〈3〉ナチュラルタイプ――の三つに分類した「骨格診断」。これに、ひとの印象を大きく左右する「顔」の情報を組み合わせることで、その人にぴったりのファッションを提案するのが、冨沢さんのメソッドです。

「顔診断」は、大人っぽいか、子どもっぽいかといった顔全体の印象を決める「バランス診断」と、目や鼻といったパーツの大きさなどを見る「パーツ診断」を基に、顔の印象を〈1〉アイドル〈2〉ボーイッシュ〈3〉エレガント〈4〉宝塚――の四つのタイプに分類します。

記者も診断に挑戦! 結果は……?

記者も実際に診断してもらいました。

ホームセンターでよく見かけるノギス2本とメジャーを使って、おでこからあごまでの長さや目の横幅など計11か所のパーツのサイズを測っていきます。冨沢さんの本には、顔のバランスと、「輪郭」「鼻」「目」「口」の五つの特徴をチェックするだけで自己診断できる簡易版チャートがあります。

冨沢さんによると、目や鼻、口といったパーツの丸みや厚みが、女性らしさの印象を左右するといいます。丸みや厚みがあると柔らかさを、薄いとシャープさをイメージさせるのだそうです。

「目が縦に大きく、唇や鼻も厚みがありますね。顔のバランスは、おでこから黒目までの距離の方が長い『子ども顔バランス』なので……顔は『アイドルタイプ』です」(冨沢さん)

骨格診断では、鎖骨や肩甲骨の出方、膝の皿の大きさなどを触診していきます。身長に対して手足のサイズが大きく、鎖骨もはっきり出ているといった特徴から、「ナチュラルタイプ」と診断されました。

本の付録のものさしで、後日、自分でも顔の長さなどをチェックしてみました。

ショートヘア歴が長く、パンツスタイルも多いためか、「ボーイッシュだね」と言われることの多かった記者が、診断結果に驚いていると、「確かに、ナチュラルタイプはカジュアルな格好が似合うんです」と冨沢さん。「ただ、顔は『アイドルタイプ』で対照的なので、ボックススカートやコットンレースブラウスなど、カジュアルな雰囲気の中にも女性らしさを取り入れたファッションがぴったりですよ」と教えてくれました。

似合うアイテムは、膝丈のボトムスや肩幅と同じ身幅のコンパクトなトップスなどで、色味は黒などの暗いトーンではなく、パステルカラーといった明るいトーンが顔の印象に合うことなど、顔診断と骨格診断の両方の結果を踏まえたアドバイスをもらいました。

「なりたい私」に近づくために大切なこと

自分のタイプを知り、服を新調することを決めた記者でしたが、よく考えると、自宅のたんすには「アイドル × ナチュラル」タイプ以外の服がたくさんあります。お気に入りの一着もあり、着なくなるのは何だかしのびない気がしました。

すると、冨沢さんは「少しの工夫で、タイプの違う服も着回せますよ」。着丈の長いトップスはベルトでブラウジングしたり、黒のアイテムをボトムスに持ってきて、顔から遠い位置に取り入れたりするだけで、違和感なく着こなせるのだそうです。

また、顔診断は、自分の印象をコントロールしたい時にも活用できるとのこと。例えば、記者の場合、顔全体はアイドルタイプですが、口元だけ見ると、エレガントタイプに該当しています。セクシーな印象を与えたいシーンでは、唇を強調したメイクをすると、違和感なくエレガントタイプに近づけるそうです。このように、他のタイプの印象に寄せたい時は、そのタイプに当てはまるパーツを生かしたメイクやファッションを取り入れるのがおすすめです。

ただ、注意したいのが、「自分の持っているタイプの要素が一つもない」ファッションを試みる場合。自分と異なるイメージを押し出そうとすると、“頑張っている感”のある“痛い”ファッションになりやすいといいます。冨沢さんは、「顔診断で自分の持っている要素も持っていない要素も知り、周囲の声に振り回されずに、シーンに合わせた『なりたい私』を演出してください」と話しています。

顔タイプ別、春におすすめのアイテムは

冨沢さんにトータルコーディネートしてもらった女性のビフォーアフター

最後に、顔タイプ別に、この春、買い足すべきアイテムを教えてもらいました。

〈アイドルタイプ〉チュールスカート。色味は、今年はやりのミントグリーンや明るいグレーなどがおすすめです。足元には、エナメルのバレエシューズを取り入れて。

〈ボーイッシュタイプ〉デニムのジャケットを一枚持っていると重宝します。スニーカーはもちろん、オフィスシーンではレースアップシューズやローファーにも挑戦を。

〈エレガントタイプ〉同じく流行中のプリーツのロングスカートがおすすめ。カーキやパープルといった落ち着いた色が似合うので、その分、足元はつや感のある春色カラーのパンプスで華やかに。

〈宝塚タイプ〉着丈の長い服がぴったり。黒いシャツワンピースを、コート代わりに羽織ってもいいですね。チャンクヒールのパンプスは、シャープさを引き立ててくれます。

(取材/読売新聞メディア局 安藤光里)

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冨沢理恵(とみざわ・りえ)
一般社団法人「格上げおしゃれプランナー協会」代表理事

 東京都生まれ。大学卒業後、大手アパレルメーカーに勤務。退社後、フリーアナウンサーとして活動。研修講師としても活動する中で、5000人以上の顔を測定し、データを元に、独自の「格上げ顔診断」を考案した。2016年、格上げおしゃれプランナー協会を設立。年間1000人以上の女性が受講している。