美ボディーを目指す女性に人気のおいしいプロテインは?

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筋肉を集中的に鍛えるアスリートや、ボディービルダーが飲むものという印象が強かったサプリメントのプロテインですが、最近ではダイエットや体質改善を目的とする女性や中高年にも愛用者が増えてきています。バーやドリンクなど、気軽に手に取りやすい商品が充実しています。

プロテインとは、日本語でたんぱく質のことです。たんぱく質は、筋肉や骨、皮膚、髪や爪などを構成する栄養素です。たんぱく質が欠けてしまうと、皮膚や髪などにも影響が出てくるため、女性の気になる美容には欠かせないものです。筋肉をつけて基礎代謝を上げると、脂肪燃焼の効果も期待されます。近年では筋肉のある美しいスタイルも体作りの主流となり、女性にもサプリメントのプロテインが受け入れられるようになっています。

昔のプロテインは、パウダーを水などで溶かして飲む手間や、「おいしくない」というイメージなどから一般の消費者には敬遠されがちでした。加工食品や飲料のバラエティーが豊富になり、市場は堅調に拡大しています。調査会社の富士経済によると、たんぱく質補給食品の市場は2014年から拡大を続け、19年は前年比10・6%増の1453億円と、5年前の約2倍になる見込みです。

東京都港区の「ナチュラルローソン芝浦海岸通店」

需要の高まりを受け、ナチュラルローソンは昨年、プロテイン商品コーナーを設置しました。売れ筋は肉や魚、卵など素材そのまままの商品です。「ボイルドエッグ」(5個入り、税込み販売価格539円)は、殻がむかれた状態のゆで卵が真空パックされています。塩で味付けされていて、すぐに食べられます。鶏ささみ肉を焼き上げた「プロフィットSASAMI」は、冷蔵のサラダチキンなどと異なり、常温保存でき、持ち運びに便利な点が重宝されているようです。

ボイルドエッグ

17年から色鮮やかな包装の商品など、女性受けしそうな商品を取り扱い、メーカーと共同で商品開発も手がけてきました。当初は6種類の販売でしたが、現在では多い店で約100種類を取り扱っています。購入者の6~7割は女性です。担当者は「多少値段が高い商品も、美容などに気を使う方は価値があると判断して購入していただけるようです」と話しています。

朝食や間食時に食べやすいバー

アサヒグループ食品の「1本満足バー」シリーズは、18年10月の発売から約2か月で販売休止になるほどの好評ぶりでした。昨年7月には「プロテインチョコ」(税込み想定価格151円)が、10月には「プロテインヨーグルト」(同)の販売が再開しています。かみ応えがあるザクッとした食感で満足感を得やすく、レーズンをアクセントに味わいにもこだわっています。同社は「なじみのあるシリーズ商品という安心感や、運動前後に食べるという新たな利用機会が生まれたことなどから、多くの人に手に取ってもらえたのではないか」と分析しています。

 

森永製菓はダイエット中で糖質を気にする人たちなどに向け、「inバープロテイン」シリーズに、従来品より糖質を40%抑えた「ベイクドビター」(税込み希望小売価格162円)を加えました。「引き締まった体作り」というハードな目標ではなく、「現状の体形維持」というゆるい目的で購入する人の割合が高くなり、女性や中高年など幅広い層に受け入れられているとのことです。甘さが控えめで、食物繊維が従来品と比べ約4倍と豊富です。

プロテイン飲料を展開する明治は、女性をターゲットにした「ザバス ミルクプロテイン スタイルボディ」(同153円)を、昨秋発売しました。同社によると、運動する女性に必要な3種類のビタミンと、鉄分を半日分配合したほか、スタイルを気にする女性に向けて脂肪分をゼロに抑えています。

プロテインは、どのように摂取するのが良いのでしょうか。たんぱく質は、成人だと体重1キロあたり1日1グラムが目安となっており、運動をする人はより多くの量が必要となります。明治の管理栄養士、大前恵さんによると、「たんぱく質はとりだめできないので、3度の食事で満遍なく摂取することが望ましい」のだそうです。「食事だけで摂取しきれないたんぱく質を補うことを目的として、のどが渇いた時はドリンクタイプなど、用途に応じて取り入れるのがおすすめです。たんぱく質の含有量が各商品に記載されているので、確認してみてください」と、大前さんは話しています。

(読売新聞経済部 バッティー・アイシャ)

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