職場の義理チョコ「参加したい」は2割、やめられる条件とは?

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バレンタインデーに職場で配る「義理チョコ」。働く女性にとって、精神的にも経済的にも負担感のある行事になっているようで、「参加したい」は2割にとどまることがわかりました。読売新聞の掲示板「発言小町」には、「やめたいのに、お局様がやめさせてくれない」「またこのイベントがやってくる」などと憂える投稿が寄せられています。令和時代になってもなかなかやめられない職場のチョコ事情。いったい、どうなっているのでしょうか?

バレンタイン存続派の「お局様」の存在

「会社でのバレンタインについて相談です」と書いてきたのは、アラフォー女性のトピ主「義理チョコ」さん。新卒で入社してからずっと、女性社員数人が1人1万円前後を出し合って、職場の男性全員35人それぞれに1000円弱の「義理チョコ」を配ってきました。ホワイトデーのお返しは、「それこそ倍返しでたくさんいただく」のだそう。

「職場の男性にも、チョコをもらって純粋に喜んでいる人と、面倒がっている人の両方がいるし、虚礼廃止でそろそろこういった風習を縮小したいと思っています」。ところが、女性の中でも意見は分かれ、仕切り役の「お局様」から「イベントはやったほうがいい」「普段、皆良くしてくれるのに、その人達のためにお金を使うのがそんなに嫌なの?」と反発されています。「どうしたらお局様を説得できるでしょうか?」という相談です。

この投稿に、様々な反響がありました。

所属長からの指示で廃止になった職場も

「金額が大きすぎます。皆で『今年から止めます』と宣言すればいいのでは?」(「もそもそ」さん)

「私の職場では、バレンタインのひと月前に所属長から指示がありました。『今年からバレンタインも、ホワイトデーも止めたいので賛同下さい。そのエネルギーを仕事に向けて下さい』というシンプルなものでした。どなたか所属のトップに相談したようでした」(「にゃんこ」さん)

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「まぁ、今年は折衷案でいきましょう。『男性陣がお返しで使っているお金の方が大きいです。お世話になっている人やそのご家庭に金銭的な負担を強いるのは、みんな心苦しいといっています』と伝え、『お返しの負担軽減のため、他社では、お茶の時間に小さいお菓子を配っているし、ウチもそうしませんか?』と相談しましょう」(「kuma」さん)などです。
関西在住の「勤続30年」さんの会社は、義理チョコを廃止し、寄付に回しているそうです。「25年前、神戸で大きな地震がありました。チョコレートどころではありません。全額、復興の寄付に回しました。それからバレンタインの義理チョコはなくなり、(これからも)バレンタインのない2月14日が続くと思います」。

職場の男女比で、負担感も変わる?

「またこのイベントがやってくる。」のタイトルで、職場のバレンタイン事情を投稿してきたのは、トピ主「サガ」さん。イベント好きの同僚女性が産休に入り、異動になった男性社員もいるため、今年は男性上司1に対し、女性社員4という構成に。去年までは男性2人でホワイトデーのお返しも折半していましたが、今年、義理チョコを贈れば、その男性上司は1人で4人の女性へのお返しを負担することになります。

「今年、誰かがチョコ配りに協力しろと言ってきたら断るつもりです」と「サガ」さんは言います。

令和時代の義理チョコ事情は?

調査会社・インテージが今年1月、ネットモニターの男女2400人に対して行ったアンケートによると、有職女性(該当する回答者421人)のうち、今年のバレンタインで職場の男性へ複数名でチョコを贈るという人は3割にとどまりました。

また、職場での「義理チョコ」に「参加したい」と答えた人は19%で、「参加したくない」は81%。参加したい理由では、「日頃の感謝やねぎらいを伝える機会になる」「イベントとして楽しめる」が目立ちますが、不参加の理由は、「出費を控えたい」「形式的になっている」「バレンタインに関心がない」「仕事に関係のないことに時間をとられる」が続きました。

もらう側の有職男性(該当する回答者897人)でも、「うれしい」は43%、「うれしくない」は57%で、「うれしくない」理由として、「ホワイトデーのお返しが面倒」「形式的になっている」「バレンタインに関心がない」をあげる人が目立ちます。(引用元・インテージ調べ:https://www.intage.co.jp/gallery/valentine2/

「義理チョコ」は、職場の潤滑油としての役割があるかもしれませんが、職場全体を巻き込むようなやり方は、贈る側、贈られる側双方に負担感が強いようです。令和時代初めてのバレンタインデー。思い切って、これまでのやり方を変えてみるのもよいかもしれませんね。
(メディア局編集部・遠山留美)

【紹介したトピ】
バレンタイン(会社)について
またこのイベントがやってくる。
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