結婚式に友人ゼロ…LINEで出席を打診するのは非常識?

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せっかく結婚式をするのだから、古くからの友人を呼んで盛大にと思っても、仕事の都合や遠隔地を理由に集まりが思わしくなく、友情にヒビが入ることがあります。「グループLINEで結婚式出席を打診したら、『平日だから無理』と断られた」という投稿が、掲示板「発言小町」に寄せられました。「イマドキの若者はLINEで打診?」と驚く反響が相次ぎました。結婚式に招待する前に、知っておきたい手順やマナーを専門家に聞きました。

「無神経な友達に腹が立ちました」のタイトルで投稿したのは、トピ主「うさぎ100%」さん。昨年11月22日の「いい夫婦の日」に大阪で結婚式を挙げましたが、このとき、大学時代の友人の出席はゼロ。式の2か月前の9月下旬に、福岡県と山口県に住む大学時代の友人にLINEのグループトークで招待を打診する連絡をしたものの、「平日だから無理」と断られてしまったためです。

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平日の結婚式はすぐに断るのに…

ところが、そのときの友人が、最近SNSに「週末に友人の結婚式があるから東京に行く。久々の東京。楽しみ♪」と書き込んでいました。思わず、「私の式は断ったのに土曜日の結婚式は行くんだね~」とトピ主さんが嫌味を言うと、「あなたのように2か月前に平日の結婚式をLINEのグループトークで言うような人とは違う」という返事でした。

トピ主さんは、「LINEで聞くのっておかしいですか? 平日の結婚式はすぐに断るけど、土日ならどんなに遠くても行くっておかしいですよね」と発言小町でモヤモヤする気持ちを尋ねました。

このトピには、400件を超える意見が寄せられるとともに、驚きを示す「びっくりマーク」が8300個以上押されました。寄せられた意見のほとんどが、「平日の挙式」に疑問を抱く声や「LINEグループ」「2か月前」という打診の方法と時期についての異論です。

半年~1年前には日程を教えてもらった

「私の場合は、挙式することが決まってすぐにゲストにも全員、電話で招待とごあいさつをしました。挙式は一年近く先の連休中で、新幹線の距離の人はいませんが、みなさんに、『遠いですがよろしくお願いします』と『休日でお休みのところ申し訳ありません』の二つを言いました」(「挙式予定者」さん)

「今まで友人から招待された結婚式はこちらから聞かなくても半年~1年前には日程を教えてもらっていました。3か月前には確実に招待状が届いていました」(「erika」さん)

「『LINEのグループトークでの軽い気持ちの打診』、すなわち結婚式に来てほしいという気持ちがその程度だったから、だったら即答で無理と言われたのだと思います」(「ブーメラン」さん)

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今どき、よくある話では?

「りんりん」さんは、「平日の挙式」や「グループライン」については、「今どき、よくある話ではないかと思う」と理解を示しつつ、「でも、2か月前…というのは遅いですよ。土日でも予定埋まっていますよ。もっと早くいうべきだったのでは」とたしなめます。

「MK」さんは、「LINEを使った招待の打診」や「2か月前」という時期については気にならないという意見。「友達から2か月前に平日の式への出席を打診されたら、仲がいい友達なら仕事を調整して出席します。少なくとも速攻で断りはしない。知人程度の薄い関係なら断ります」と関係性を重視するそう。

サービス業の「傍観者」さんは、シフト勤務のため、土日の結婚式でも有給休暇を使って参列するそうです。「有休を使って飛行機や新幹線で出席した結婚式もあれば、有休がもったいなくてお断りした結婚式もある。トピ主さんの平日挙式とか誘い方とか気になりません。か月前ならOKです」と擁護します。

「友人関係を見直す良い機会ではないでしょうか?」と書いたのは「あっきん」さん。挙式2か月半前に急きょ結婚式を決めた自身の経験を紹介。「今回のことで主さまが薄情だと思う友人の方々との関係を見直す良い機会ではないのでしょうか。別に主さまが悪いわけでも、そのご友人方が悪いわけでもなく、単に友人としては合わなかったのだと思います」とアドバイスします。

うるさそうな人に合わせる

最近では、しきたりや風習にとらわれず、カップルそれぞれで個性の光る挙式も増えています。ドレスや引出物など結婚にまつわるアイテムがそろうECサイト「CORDY(コーディ)」を運営するハイパードライブ(東京都港区)で聞いてみました。

結婚式場などで20年以上プランナーとして働いた経験がある宮垣早苗さんは、「絶対に来てほしいという親友やお世話になった上司には、会場を決める段階で打診するようにするほうがいいでしょう」と言います。一般的には半年~1年前、早い人だと1年半前には会場や日程を決めます。このタイミングでスケジュールを打診するのが望ましく、早めに打診することは、「ぜひ参列してほしい」という2人の熱意を相手に伝えることにもなります。

招待状を送る前のマナーについて説明する宮垣さん(東京・港区のハイパードライブで)

友人関係については、LINEによる連絡のほうが都合いいという場合も増えています。「ただ、グループラインだと、メンバーの中で式に招待しない人がいたり、それぞれ結婚に対する受け止め方に温度差が生じたりします。LINEを使う場合でも、必ず1対1で連絡をするようにしてください」と宮垣さんはアドバイスします。

結婚式の招待状については、式の2~3か月前までに到着するよう発送し、1か月前までに返信を求めるスケジュールが多いとのこと。遠方の場合は、ホテルや交通手段の手配、着物や衣装の段取り、着付けやヘアメイクの予約などが必要となります。「招待される方の立場になれば、挙式・披露宴の半年前にはお知らせするのが望ましいですね」と宮垣さん。

招待客の中には「細かいマナーなんて気にしない」という人もいれば、招待状の届くタイミングを気にして「非常識だ」と目くじらを立てる人もいます。宮垣さんは「招待する顔ぶれを考え、マナーやしきたりを一番大切にしそうな方を想定して、連絡する時期や方法を考えるのがいいでしょう」と話します。

結婚式については、出席してほしい相手の考え方にも配慮することが大事なのかもしれません。(メディア局編集部 鈴木幸大)

【紹介したトピ】▽無神経な友達に腹が立ちました

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