予定の共有でケンカが減る? カレンダーアプリで夫婦円満のワケ

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来年のカレンダーや手帳はもう買いましたか? 日々のスケジュールや思い出などを書き込んで確認するのには便利なカレンダーや手帳ですが、書き込んだ情報を家族やパートナーと共有するのには、スマートフォンのカレンダーアプリが役立ちます。GoogleやYahoo!などが無料のカレンダーアプリを提供していますが、機能をより充実させたアプリも登場しています。そこで、働く女性にオススメのカレンダーアプリをご紹介します。

「壁掛けカレンダー」を共有

俳優の中尾明慶さん、仲里依紗さん夫婦によるテレビCMが放送中のカレンダーアプリ「TimeTree(タイムツリー)」(ダウンロード無料)。ママ友たちの口コミなどで人気が広がり、ダウンロード数は2019年12月現在、約2000万に達しています。

子供の習い事の送り迎えや通院、飲み会、残業、レジャーの予定などを壁掛けカレンダーに書き込んでいる家庭も多いことでしょう。ただ、壁掛けカレンダーは外出の際に持ち出すわけにはいかないので、書いたことを手帳などに書き写すことになります。ところが、書き忘れやスケジュール変更があって、夫婦間でタスクを『やった、やらない』と言い争いになることも少なくないようです。

(画面のイメージ=TimeTree提供)

「壁掛けカレンダーを家族で共有できたら……」。そんな悩みを解決すべく、東京都新宿区に本社を置く「TimeTree(タイムツリー)」が15年3月、壁掛けカレンダーをイメージしてアプリを開発しました。

(タイムツリー・広報担当・久保さん)

同社の広報担当・久保亮吾さんは「TimeTreeは、共有に特化して開発したシンプルなアプリです。予定管理を 『共有とコミュニケーション』を前提にして考えています」と説明します。

プライベートの予定を教えたがらない夫をどうしたら?

特に男性は束縛されるのが嫌で、スケジュールを教えたがらない傾向がありそうですが、「スケジュールを全部さらけだす必要はなく、1人のアカウントで、ビジネス用、プライベート用、家族用などと複数のカレンダーを使い分けることができます。それをまとめて見られるのは本人だけです。アナログな予定管理だと、『言った』『聞いていない』といったすれ違いが起こりがちなので、すでに仕事でこのアプリを使っている夫が自ら、妻に『アプリを使おう』と提案するケースもあると聞いています。忙しそうな妻に『予定がなくなったから、幼稚園のお迎えを代わるよ』と夫が申し出たりして、お互いの不安が解消でき、夫婦ゲンカが減ったというユーザーからの声もありました」と久保さん。

(画面のイメージ=TimeTree提供)

コミュニケーションの隙間を埋める

実際にTimeTreeを使用しているという、2人の女児の父親で、共働きの40代会社員に話を聞きました。

「下の娘が中学に入学し、スマホを持たせたのをきっかけに使い始めました。自分は帰宅が遅くなったり、土日にも仕事があったりすることが多い一方、妻の休日は平日なので、すれ違いが多く、平日に家族4人がそろうことはめったにありません。TimeTreeは、4人の予定が色分けされているので、誰の予定かひと目でわかります。行きたいお店のURLを貼ったり、娘が部活の大会の写真を貼ってくれたり、逆に僕のところに娘の予定の通知が来て、『今日は塾の日じゃない?』と教えてあげて、娘が『あ、忘れてた!』と気づくこともありました。LINEでのやりとりは、新しい書き込みでどんどん書き込みが流れていってしまいますが、このアプリなら、過去の行事や思い出を振り返りやすいです」と話してくれました。

(画面のイメージ=TimeTree提供)

最近、遠方で独り暮らしをする母親もスマホを持ち始めたそうで、「母もグループに入れたい。TimeTreeが、会えない分のコミュニケーションの隙間を埋めてくれます」と話しました。

久保さんに、ユーザーの意外な使い方を聞くと「親の介護をしている夫婦が、遠方でやはり親を介護しているきょうだい夫婦と苦労話や情報を共有することで、心がふっと軽くなったという、うれしいコメントもいただきました。LINEを使って簡単に仲間を招待できるので、家族で情報を共有する以外にも、ネットワークゲームの仲間集めや、芸能人のマネジャーさんのスケジュール管理、アルバイトのシフト管理など、様々なシーンで使われているそうです」と教えてくれました。

きょうだいで親の介護を分担しなければならないときにも、カレンダーアプリで予定を共有したり、チャットで話し合ったりすると、何かと心強い味方になってくれそうです。

スタンプで盛れる…紙の手帳をデジタル化

紙製の手帳をイメージしたインターフェイスが特徴的なのが、クラウド型電子手帳アプリ「Lifebear(ライフベア)」(ダウンロード無料、一部有料)です。

(画面のイメージ=Lifebear提供)

2012年7月にリリースされ、12月現在のダウンロード数は約1300万。1500種類以上のスタンプ、20種類以上の着せかえテーマ(有料)があり、自分の好みで手帳カバーを替えたり、カレンダーの予定欄にシールのように貼ったりすることができます。例えば、デートの日にハートマークをいっぱい貼ったり、誕生日にケーキのスタンプを貼ったりといったようにデコレーションができるので、特に若い女性に人気だそう。彼氏とのケンカの原因にもなりかねない、大事な記念日も忘れることはありません。

四つのアイテムがひとつに

「Lifebear」(本社・東京都渋谷区)代表取締役の中西功一さんは「スケジューラーとしての機能以外にも、それまでバラバラのアプリだったカレンダー、ノート、ToDo(やるべきことを記録したリスト)、日記がオールインワンでアプリにまとまっているので、ビジネスでもプライベートでも使いやすくなっています。公式には共有機能をうたっていませんが、家族で一つのアカウントを利用することで予定を共有しているユーザーも多いそうです。要望も多いので、今後は共有機能も使えるようにしたいです」と話します。

ライフベアー・中西代表

企業アカウントをビジネスシーンで使うユーザーも多いといいます。「会議中ずっとスマホをいじっていると、イヤな顔をされることもありますが、ブラウザと同期して利用できるので、例えば、議事録をパソコンに打ち込むこともできます。紙のノートだと持ち歩かなければならないし、使い終わったら何冊もたまってしまいます。アプリには検索機能もあるので、過去の書き込みで重要な部分を探し出すことも簡単にできます」と中西さん。

(画面のイメージ=Lifebear提供)

使い勝手を比べてみて

TimeTreeもLifebearも、パソコン、スマートフォン、タブレットで使用でき、シンプルで使いやすいアプリです。いろいろ試してみると、デジタルでも家族や仲間の思いやりや温かさを感じることができ、スケジュール管理アプリというより、コミュニケーションアプリだと感じました。この二つのアプリ以外にも便利なアプリがたくさんリリースされているので、自分に合ったものを探してはいかがでしょうか。

(メディア局編集部・遠山留美)

TimeTreeのロゴ
Lifebearのロゴ

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