大人の女性の必須アイテム パールネックレスの選び方

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30代になったら、冠婚葬祭の必需品でもあるパールのネックレスを一つは持っていたいものです。時代が平成から令和へと変わった今年は、長く使えて次の代に手渡せる良質なものを身につけたいと思った女性も多いのでは。パールの選び方や楽しみ方を専門家に聞きました。

試着して肌になじむ色を

真珠で知られるジュエラー「ミキモト」の銀座4丁目本店には、多種多様なパールジュエリーが並びます。初めてパールのネックレスを購入するなら、冠婚葬祭にも使いやすい、アコヤ真珠の40センチの長さが最適だそうです。粒の大きさや、光沢や表面のなめらかさなどの品質によって価格が変わります。例えば、同じ品質で真珠の直径が7.0~7.5ミリのネックレスは43万円(税別)、7.5~8.0ミリは62万円(同)、8.0~8.5ミリが100万円(同)となります。

一方、色は価格に影響しないそうです。並べてみると、ネックレスごとに微妙に色合いが違うのがわかります。ほんのりピンクがかっていたり、クリーム色だったり。「試しに着けてみて、肌になじむ色を選びましょう」と、広報担当者はアドバイスします。

(ミキモト提供)

首の太さには個人差がありますので、長い場合にはパールを2、3個外して長さを調整します。もちろん、後から足し戻すこともできます。あえて短めにしてチョーカーのように着用する人もいます。

 使用や保管のポイント

 1 ヘアスプレーや香水を吹きかけない。メイクを済ませ、香水を付けてから、ネックレスをするようにしましょう。

2 着用後は乾いた柔らかい布で汗や汚れを拭き取ります。

3 保管するときは、高温多湿、極端に乾燥した場所を避けましょう。ジュエリーボックスでダイヤモンドなどの硬い宝石にぶつからないように。

4 糸が緩んできたら、購入した専門店などで糸替えをしましょう。ネックレスの留め金の片側をもって下げたときに、パールとパールの間の糸が見えたら糸を替えるタイミングです。

 「メンテナンスをすれば、3世代くらいは美しく使えます。冠婚葬祭だけでなく、普段のシャツスタイルでも着けてみてください。首元にパールがあると、レフ板効果で顔が明るくなります」(広報担当)。

ペンダントを足して普段使いに

ジュエリージャーナリストの福田詞子さんは、「日本のアコヤ真珠の品質は素晴らしい。海水の寒暖差によって真珠のきめが整うため、美しい“照り”と呼ばれる光沢がでます。養殖の期間が約1~2年と長く、こまめに貝の掃除をするなど、非常に手間暇をかけて生み出されています」と説明します。その上で、「最初の1本は、粒の大きさより、品質で選んでほしいですね。長く使えるものなので、50歳になっても自信をもってつけられるものがいいでしょう」と助言します。

 そして、せっかく購入したら、特別なときだけでなく、普段から使ってほしいといいます。「真珠は有機物なので、使わずに保管しているだけでも、色や風合いに少しずつ変化が生じてしまうことがあります。ですから使わないともったいないように思います」

(ミキモト提供)

 ネックレスを普段使いにするときには、1連のパールだけだと冠婚葬祭風になってしまうので、少し長めのペンダントを足すといいそうです。「シャツやジャケットのVゾーンをうまく埋めてくれて、顔周りが華やかな印象に。働く30代におすすめです」。重ねづけでパールにキズがつくのを心配するかもしれませんが、「なめらかなチェーンのペンダントを選べば大丈夫です」と福田さん。

 ロングタイプでおしゃれ度アップ

また、1連のパールを持っていてパールのネックレスを買い足す場合には、直径5.0ミリ~5.5ミリ程度の小さめの粒で長さ120センチのものがおすすめだそう。「2連、3連にできて、アレンジが自在。手持ちの1連のネックレスには2連にして重ねづけ、3連にすれば豪華なチョーカーに。また、腕に巻いてブレスレットにしたり、カジュアルなファッションにも合いますよ」

 この夏、国内の主要産地でアコヤ貝が大量死するという事態が起きました。原因ははっきりしていませんが、真珠は自然が育むもの。これからも生産が続くことを願いつつ、節目の年に、子や孫の代まで愛用できる1本を手に入れておくのもいいかもしれません。

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