「ウメミヤを探して…」の投稿に梅宮辰夫さんが公開したキケンなレシピ

News&Column

梅宮さんが書いた「ウメミヤ」のレシピ。丁寧な文字と几帳面な人柄が表れています

俳優の梅宮辰夫(うめみや・たつお、本名・辰雄)さんが12日、81歳で亡くなりました。料理上手で知られた梅宮さんは生前、大手小町の取材に貴重なレシピノートを公開してくれていました。

謎の料理「ウメミヤ」に反響

2012年2月、読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に投稿された「ウメミヤを探して…」というトピが話題になりました。テレビ番組で梅宮さんが紹介していた「鶏ももと豚バラ(塊)のさっぱり煮」のレシピを探しているという内容です。料理名もあいまいだったため、「ウメミヤ」と呼んでいるのだとか。

この投稿に100件を超える反響がありました。実際に作ってみたという書き込みも多く寄せられました。

「無事完成したウメミヤ美味おいしかったです~酸味と辛味で温まりますね」

「ナンダコレナンダコレと言いながら夫婦2人で500g強の肉をペロリと一食で平らげてしまいました」

「こんなに美味しいものを世に知らしめてくださった梅宮辰夫様に感謝します」

コーラで煮る、スープにラーメンを加える、具材をホットサンドにする……応用レシピのアイデアも続きました。「梅宮さんに直接取材してください」という声もありました。

そして、このトピはこの年、年間で最も話題になったトピを選ぶ「発言小町大賞」で、「食べてみたいで賞」に輝きました。

梅宮辰夫さん

梅宮さんがレシピを公開

大手小町編集部は12年12月、梅宮さんに取材を行い、“元祖ウメミヤ”のレシピを見せてもらうことができました。当時の記事を紹介します。

◇ ◇ ◇

「発言小町大賞2012 食べてみたいで賞」に輝いた投稿「ウメミヤを探して…」。 ウメミヤとは、豚肉に鶏肉を合わせて煮込む、なんともボリューム感のある料理。 もともとのレシピは、料理上手で知られる俳優の梅宮辰夫さんが30年ほど前に作ったものです。小町さんが今回の受賞をお伝えし、梅宮さんご自身による、“元祖ウメミヤ”のレシピを取材しました!

■作るとみんな虜に キケンな魅力

投稿は、トピ主の義母が作っていた料理の作り方を尋ねる内容です。 料理名が分からないことから、夫の家では、ずっと「ウメミヤ」と呼ばれていたそうです。義母に作り方を聞いてみても、「目分量」とか「忘れた」とかで手がかりもありません。「数年に一度、『あ~ウメミヤ食べたいなあ』と言う夫にぜひ食べさせたい。 自分自身も食べてみたい!」という思いが高まり、「レシピを探しています」と投稿しました。

ユーザーからは、「コーラを入れて煮るのかも」「フィリピンの料理では?」などの「手がかり」が寄せられます。「私も食べてみたい」という声が次々と寄せられました。そして投稿から6日後、ついに夫が確認してくれて義母のレシピが判明します。

<豚バラは角切り。骨付き鶏はぶつ切り。豚を下ゆでしたゆで汁2に対し、酢、しょうゆを各1加え、ひたひたになるようにする。うまみ調味料少々、ニンニク10かけ、赤唐辛子6本を加え、20分煮込む>

このレシピが掲載されたところ、「作ってみました」という報告が殺到。「ウメミヤの虜になりました」「おいしいので少量では我慢できません。 キケンです!」などの感想に、さらに興味がかき立てられます。ダイコンや白菜、豆腐を加えたり、スープでラーメンを作ってみたり、アレンジの報告は、投稿から1年近くたった今も寄せられています。

テープで補強した梅宮さんのレシピノート

■妻の記憶がレシピの原点

Q 今回、梅宮さんのレシピを探す投稿が部門賞に選ばれました。みんなウメミヤの虜になっています。

A うれしいですね。自分の料理が認められたという感じで。 もともとは「トリとブタの酢煮(フィリピン風)」というレシピです。

Q このお料理は、いつごろ作られたものですか?

A もうかなり古いね。僕は結婚して40年になるんだけど、もしかしたら女房に教わったのかもしれない。彼女はお父さんの仕事の関係で、スペインとかドイツとか、いろいろな国に行っていたんだ。それで、フィリピンにもいたことがあるって言っていたから。「豚肉と鶏肉の煮物で、すっぱくて……」と女房から聞いて、作ってみたのかな。

Q 投稿は今年の2月に来たものですが、暑い夏も、一年中おいしく食べられると人気です。

A どちらかというと夏向けかもしれません。さっぱりして食べやすいからね。本当は、鶏肉は一羽丸ごと、ダイナミックに作るんですよ。ももは外して、体も半分に切って煮るけどね。これからの季節はクリスマスやお正月、仲間や家族で集まる機会が増えるでしょう。そんなときにぜひ作ってみてください。いかにもおいしそう、うまそう、という感じですよ。

■小町さんのつぶやき

梅宮さんは、黒い表紙の分厚いノートを持参してくれました。表紙はところどころ擦り切れ、テープで補強してあるほど。使い込まれた様子が分かります。中には手書きでレシピがびっしり書かれていました。こうしたノートは他に何冊もあり、最近はスクラップも増えていて、レシピは全部で500以上になるそうです。

ウメミヤのほかにも「我が家のちらし寿司」とか、おいしそうなメニューがいっぱい。お酒を楽しむためのおつまみや、「さすが釣り人」とうならせられる豪快な魚料理も。家族のためにと考案されたレシピからは、愛情が伝わってきました。

「元祖ウメミヤ」のレシピを以下に掲載します。このウメミヤをもとに、皆さんのアレンジしたウメミヤも、ぜひ発言小町に投稿して教えてください。大手小町編集部も作ってみました。意外とサッパリ味で箸が進みます。

大手小町編集部で作った「ウメミヤ」

◆鶏肉と豚肉の酢煮(梅宮さんのレシピ)
【材料】 
鶏もも肉(骨付き)2本
豚バラ肉(ブロック)450g
酢・しょうゆ 各1/2カップ
ニンニク 5かけ
うまみ調味料 少々
赤唐辛子 5本
ブロッコリー 1株
【作り方】
(1) 鶏肉はぶつ切りにして、熱湯を回しかけておく。
(2) 豚肉は食べやすい大きさの角切りにして鍋に入れ、たっぷりの水を加えてアクを取りながら30分煮る。
(3) 鍋に(2)の煮汁を1/2カップ分入れ、酢、しょうゆ、ニンニク、うまみ調味料、 赤唐辛子、水1/2カップを加える。鶏肉、豚肉を入れてコトコトと煮る。
(4) ブロッコリーは小房に分け、色よくゆでる。

◇ ◇ ◇

梅宮さんをしのび、みなさんも「ウメミヤ」を作ってみてはいかがですか。ご冥福お祈りします。 (メディア局編集部 鈴木幸大)

【紹介したトピ】 ▽ウメミヤを探して… 

【あわせて読みたい】
梅宮辰夫さん顔のTシャツがベランダに……ロバート秋山竜次さん
丸山桂里奈の怖すぎる「謎手紙」…その真相は?
なぜ、お歳暮といえばハムなのか?
発言小町大賞2012の結果