タイ・バンコクの新名所「アイコンサイアム」の見どころは

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チャオプラヤー川沿いに建つアイコンサイアム

バンコクのチャオプラヤー川沿いに立つタイ最大級の複合商業施設「アイコンサイアム」が11月、オープンから1周年を迎えました。有名ブランド店やユニークな屋内市場、噴水ショーなどが観光客を引きつけ、タイの新たなランドマークとして定着しています。今後も飲食店や娯楽施設が新たにオープンするほか、年末年始はイベントが目白押し。日本からの観光客にもお勧めのスポットです。

アイコンサイアムへは陸路でも行けますが、チャオプラヤー川を渡って行くのがおすすめです。バンコク中心部を走る都市高架鉄道(BTS)のサパーンタクシン駅で降りると、「Sathorn Pier(サトーン船着き場)」があり、無料のシャトルボートが出ています。アイコンサイアムのロゴが目印です。

目指すは対岸。乗船時間は10分程度ですが、日差しと川面の反射を受け、黄金色のモチーフやガラス張りの建物がきらきらと輝くアイコンサイアムが、ゆっくりと近づいてくる光景は圧巻です。隣には、バンコク一の高さを誇るコンドミニアム2棟もそびえています。

巨大ブランドショップ

到着するとまず、「ICONLUXE(アイコンリュクス)」という建物があり、「ティファニー」や「ルイ・ヴィトン」といった高級ブランド店が軒を連ねています。中でも「エルメス」は2階層を占め、タイで最大のブティックとなっています。ギャラリーには12月半ばまで、タイ国王の戴冠式関連行事の水上パレードで使われる船のミニチュア模型も展示されています。

昔ながらの市場を再現した「スークサイアム」
全国77県の食べ物や特産品を販売

全国の名産品が一堂に

奥に進むと、昔ながらのタイの市場を再現し、水路まで設けた屋台テーマパーク「SookSiam(スークサイアム)」があります。タイ全国77県の食べ物や特産品が販売され、1日当たり5~7万人が訪れるアイコンサイアムきっての人気スポットです。タイ初進出となる高島屋のフードコートともつながっており、食べ歩きを楽しむ人たちでにぎわっています。

タイ初上陸のアップルストア

巨大な吹き抜けの脇には、スウェーデンのファストファッション「H&M」が3階層にわたるガラス張りの店舗を構えています。2階には、タイ初となる米アップル直営店「アップルストア」もあります。アップルストアからは屋外テラスに出られるようになっており、川向こうにバンコクの高層ビル群が望めます。

美しい模様を描きながら水が落ちてくる人工の滝(アイコンサイアム提供)

水と光の競演

6階のダイニングゾーンは、タイの農場をイメージした植栽やオブジェが設置されたこだわりの空間です。タイ料理をはじめ和食、洋食、インド料理など10店舗以上の飲食店が入っています。最大の見所は、約15メートルの高さの天井から、美しい模様を描いて水が落ちてくる人工の滝で、毎時間18分間続きます。

東南アジア最大級の噴水ショー(アイコンサイアム提供)

日没後の目玉は、「Iconic Multimedia Water Feature(アイコニック・マルチメディア・ウォーター・フィーチャー)」と呼ばれる東南アジア最大級の噴水ショーです。川べりの「River Park(リバーパーク)」で1日4回(午後4時半、6時半、8時、9時半)上演され、水と光の競演が楽しめます。

10月末に開かれた開業1年の記念式典で、アイコンサイアムの運営会社サイアム・ピワットのチャダティップ・チュトラクン最高経営責任者(CEO)は「アイコンサイアムは、国内外から訪れる人たちに、チャオプラヤー川沿いの世界的デスティネーションとして評価されています」と誇らしげに話していました。

フランス料理店「Blue by Alain Ducasse(ブルー・バイ・アラン・デュカス)」やフィンランドの娯楽施設「Supar Park(スーパーパーク)」が新たにオープンするほか、年末年始は幻想的なイルミネーションが展開され、大みそかのカウントダウンイベントも開催される予定です。今後も進化を続けるアイコンサイアムから目が離せません。

(読売新聞バンコク支局 大重真弓、写真も)

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