一日たったの4分! 美しいカラダを作る「フランス式膣トレ」とは

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写真はイメージです

フランスでは、出産した女性が緩んだちつを引き締める「膣トレーニング」を行うのが一般的だといいます。パリで出産を経験したベルジェロン容子さんは、自身の体験をもとに、「フランス式1分膣トレ」(学研プラス)を出版しました。膣トレによって減量やスタイルアップに成功したという容子さんに、トレーニングの方法や効果について聞きました。

フランスで、産後の「膣トレ」は当たり前

フランス人の男性と結婚し、2011年にパリに移り住んだ容子さん。翌年に第1子を出産した際、「膣トレ」に出会いました。

容子さんによると、フランスでは産後、保険診療の対象として膣トレの指導を受けることが一般的です。医師から処方箋をもらい、助産師や理学療法士にトレーニング法を教えてもらうのだそうです。

出産当時の容子さんは、妊娠前より20キロも体重が増えていました。ところが、食事制限なしで膣トレを続けて、1年足らずで14キロの減量に成功。さらに、下腹がすっきりしてスタイルアップし、産後に悩まされていた尿漏れが止まるなど、様々な効果が表れたのだそうです。

ベルジェロン容子さん

「ベッドに横になって膣を動かすだけって簡単そうでしょう? でも、普段は意識していない筋肉を集中的に鍛えるので、汗が噴き出してぐったりするほど疲れるトレーニングなんですよ」と笑って振り返ります。

現在、3児の母となりましたが、42歳の今もウエストは57センチで、23インチのデニムを履いているといいます。

骨盤矯正や便秘の解消、生理痛の軽減にも期待

膣トレによって得られる効果は、スタイルアップだけにとどまりません。

体内には、首から骨盤周辺にかけて、子宮や卵巣、胃腸といった内臓を支える「インナーマッスル」と呼ばれる四つの筋肉があります。膣の周辺にあり、内臓や骨盤を下から支える「骨盤底筋群」もその一つ。

容子さんによると、膣と一緒にこの筋肉も鍛えられるため、インナーマッスル全体が刺激され、骨盤の矯正や、便秘や腰痛の解消、生理痛の軽減などにつながるといいます。早い人だと2、3週間で尿漏れが止まったり、くびれが出てきたりして、効果を実感することができるそうです。

フランス式の神髄は「膣呼吸」

そもそも、膣トレって具体的にどんなことをしたらいいのでしょうか。

「フランス式膣トレの神髄は、やっぱり『膣呼吸』」。容子さんはそう断言します。「膣呼吸」とは、呼吸に合わせて膣を動かすこと。「ポイントは、ゆっくり息を吐きながら膣を引き締めること。息を吐く時って、普通は体の力を抜いてしまいますよね。でも、膣呼吸をする時には、筋肉の動きを意識しながら、目を閉じちゃうくらいぐっと力を入れてほしいんです」

その呼吸を意識して三つの動作をするだけ。さらに、一つの動作にかける時間も1分ほどという手軽さも、フランス式膣トレの魅力です。今回は、その基本動作を教えてもらいました。

「フランス式1分膣トレ」より

まず、あおむけになり、カエルのように足を開きます。深呼吸を3回、腹式呼吸を3回行った後、基本動作に取りかかります。

膣の前方・中央・後方を意識した三つの動作は、下記の通り。

〈1〉お尻の穴でペットボトルのふたを閉めるイメージして、大きく深呼吸しながら膣の後方に力を入れます。(後方を意識して行う)

〈2〉尿が出るあたりにストローがついているイメージをしましょう。1度大きく息を吸って、息を吐きながらストローから一気に水を吸い上げるように力を入れ、その状態を保ちます。(前方を意識して行う)

〈3〉膣の左右をエレベーターの扉だと思いましょう。大きく息を吸って、吐きながら左右の扉を中央で閉めるように動かします。次に、閉めた状態のまま、体の中心にむかってエレベーターを上昇させるように力を入れていきます。(中央を意識して行う)

「最初は慣れないかもしれませんが、だんだん膣呼吸の感覚がつかめてくるはずです。そうしたら、通勤時間や座っている間にも膣呼吸をしてみてください」とアドバイスしてくれました。

究極の「ながらトレーニング」

著書では、イラストで分かりやすく紹介しているほか、QRコードを読み取ると音声案内を聴くこともできます。慣れれば、立った状態や座ったままでもできるようになるそうです。

「“ながらトレーニング”って山ほどあるけれど、出勤途中や会議中にこっそりできるものって、案外少ないと思うんですね。フランス式膣トレは、そういう意味では『究極のながらエクササイズ』です。他のトレーニングと組み合わせると効果も増すので、コツコツ続けてみてください」

(取材/読売新聞メディア局 安藤光里)

ベルジェロン容子
パーソナルトレーナー

 ヨガをベースとしたパーソナルトレーニングを行う。フランスやアメリカで活動。フランスで出産後、フランス式膣トレ「レエデュグシオン デュ ペリネ」に出会い、それを取り入れた独自のメソッドを開発。インスタグラムでも、(@yoko_omw)膣トレの方法を投稿しています。