最も“空に近い”超高層ビル、ガラス張りの床から望む街並み

バンコク駐在日記

都市の発展とともに、より高い建物が増えるのは、それが富や成功の象徴であるだけでなく、古来天空に憧れてきた人間の本能だからかもしれません。今回はバンコクで最も空に近い人気の観光スポットを紹介します。

BTSスカイトレインのチョンノンシー駅前にそびえたつ地上78階建て、高さ314メートルの超高層ビル、「キングパワー・マハナコーン」。免税店の「キングパワー」、高級レジデンスの「リッツカールトン・レジデンス」が入り、フランスの大手ホテルチェーンであるアコーホテルズの新ブランド「オリエント・エクスプレス」の世界初出店が予定されている複合施設です。

今にも崩れ落ちそうな奇抜なデザインが目を引く外観と合わせて、バンコクの新しいランドマークとなっています。

高さとデザインが際立つキングパワー・マハナコーン

一番の見どころは、最上階の屋外展望デッキを含む「マハナコーン・スカイウォーク」。1階のエントランスで入場料を払ったら、高層階を目指して高速エレベーターへ。まずは74階の屋内展望デッキまで、デジタル映像とサウンドの演出で気分が高まりながら約50秒で到達します。

豪華な演出を楽しめる高速エレベーター

そこからさらにエレベーターに乗り、ついに最上階、78階の屋外展望デッキに到着です。ルーフトップ型のデッキには頭上を遮るものがなく、爽快の一言。

バンコクを360度見渡すことができ、チャオプラヤー川が大きく蛇行しながら流れる様子も一目でわかります。

展望デッキから望むバンコク中心部

ここにある観光アトラクションが、なんと地上310メートルにあるガラスの床。ビルから外にせり出した63平方メートルもの大きさの、ガラスの上を歩くというものです。床の上に立つ前に手荷物をスタッフに預け、靴の上にシューズカバーを履きます。床の上でのスマホ使用は禁止。おのずと緊張感が高まります。

地上310メートルでせり出すガラス床

しかし慣れてくれば眼下に、もとい、足下に見るバンコクの街並みを楽しむことができます。

ガラス床ごしに見えるバンコクの街並み

最高地点の314メートルまで少しの階段を上れば、そこはバンコクで一番高い展望台。訪れた寺院やショッピングモールを探してみるのも楽しいかもしれません。

最高地点の314メートル

もし季節と時間帯に恵まれたら、雄大なチャオプラヤー川の向こうに真っ赤な夕日が沈む景色を眺めることができます。併設するバーカウンターでカクテルを注文してゆっくりするのも良いでしょう。

夕日とチャオプラヤー川

数年後には600メートル級の新たな超高層ビルがバンコクに建設される予定です。バンコクを訪れる度にこの展望台に登れば、都市の移ろいと人間が持つ空への尽きない思いを一目で理解する観測点にもなるでしょう。

(取材・文/ 広告局バンコク駐在 杉崎雄介)

 

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