真夏の時短家事 暑さを逆手に取った掃除・洗濯を

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猛暑が続く真夏は、家事をしたくないという人も少なくないだろう。掃除や洗濯を要領よく済ませるコツを、時短家事に詳しい整理収納アドバイザーの七尾亜紀子さんに教えてもらう。

家事は、徹底してやろうと思うと、いくらでもやるべきことが見つかる。七尾さんがすすめる時短の考え方は、「自分にとっての優先順位」をつけることが基本。暑さでだるくなりがちな真夏は、掃除や洗濯といった毎日の家事にもメリハリをつけて取り組みたい。

暑さで汚れが緩む台所回り

ガス台や換気扇は、使ってすぐに掃除しないと汚れがこびりつき、きれいにするのに時間がかかる。気温が高い時期は、固くこびり付いた汚れが緩み、力を入れてこすらなくても落ちやすくなる。「適した時期に適した家事をすることも時短。なかなか掃除する気になれない場所を磨くチャンスと考えてみては」と、七尾さん。

水回りの掃除も夏におすすめ。冬でも湯を使って快適に掃除できるが、夏に水で洗ってみると、涼しさを感じられる。掃除する場所や手間を減らすため、キッチン用品をあえて減らしてみるのも一つの方法だ。例えば、洗い終えた食器を入れる籠の下に敷く受け皿をタオルに替えれば、水あかを落とす手間が省ける。

カーテン、ラグマットも時短でキレイに

カーテンなどの布製品は、梅雨の時期に湿気を吸い込んでジメジメしている。遮光カーテンのように分厚いものでも、暑い季節なら乾きやすい。晴れて気温が上がりそうな日の午前中に、洗うようにしたい。朝早くならそれほど汗をかかずにすみ、カーテンはレールに掛けておくだけで比較的短時間で乾く。

ラグマットなどの素材を見直すことも、時短につながる。「キッチンマットはさっと水拭きできるビニール素材に替えれば、洗濯して干す手間が減る。洗濯物の数自体を減らすのも一案です」

アロマのスプレー活用

だるくて体を動かしたくない時、七尾さんはハッカ油のスプレーを使う。掃除シートにシュッとスプレーして床を拭くと、爽やかなハッカの香りが家の中に広がる。「スーッとする香りで気分がスッキリし、家事の効率が上がります。香りの好みはそれぞれなので、自分好みの香りを選ぶといいですよ」。アロマオイルをバケツや洗面器に張った水に数滴垂らし、雑巾がけに使うのもいい。

「暑い屋外とエアコンで冷えた室内との温度差で、体調を崩す人も多い。この時期は無理をせず、適度に休むことも大切です。上手に手を抜きながら、真夏を乗り切っていきましょう」と、七尾さんは呼びかけている。

七尾亜紀子(ななお・あきこ)

 整理収納アドバイザー。共働きで2児を育てながら、「汚部屋」だった自宅の片づけに成功。その経験をもとに、時短家事のテクニックなどを紹介するブログが人気を集めている。著書に「自動的に部屋が片づく 忙しい人専用 収納プログラム」(KADOKAWA)。