キム・カーダシアンで注目の「ボディースーツ」とは? 日本でも続々登場

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 補整下着のイメージが強い「ボディースーツ」が、ファッションアイテムとして注目されています。「ボディー」「ボディーブリファー」などと呼ばれ、素材も形も様々な商品が登場。締め付け感はほとんどなく、ハイウエストのスカートやパンツ、背中が大きく開いたカットソーなど最近のファッショントレンドとも相性が良いと、愛用者が増えています。

キム・カーダシアンで注目

 ボディースーツは、欧米では普段使いのインナーの一つ。米国のタレント、キム・カーダシアンのブランドでも話題になりました。ほかにも、ハリウッド女優やモデルらが体のラインがぴったり出るボディーにデニムパンツを合わせたカジュアルな装いや、ジャケットを羽織ったマニッシュな装いなどを披露し、インナーとしてだけでなく、おしゃれな服として活用できると注目が集まっています。

インティミッシミでは様々なタイプのボディーを扱っています

 イタリアのランジェリーブランド「インティミッシミ」は、4000円台から1万円台まで約20種類のボディースーツをそろえています。関東地域の店舗統括を担当する安藤さくらさんによると、「興味を持っていたけど、どうやって着たらいいのか分からない」という声がとても多いそうです。

体のラインを美しく

 安藤さんによると、カップ付きならブラジャーは不要。カップが付いていないのであればニップレスやストラップレスのブラジャーを着けてから着用します。ショーツは下着の線が目立たないタンガやTバックを選ぶと良いそうです。インティミッシミの商品はすべて股の部分をスナップボタンで留めるタイプなので着脱も楽にできます。

 ボディーの良さは、「体の線を美しく見せてくれること」と、安藤さん。体にフィットして余計なもたつきが出ないので、一度着ると愛用する人も多いそうです。黒やベージュのシンプルなものならシャツやTシャツのインナーとして、メッシュ素材やレースを組み合わせたエレガントなものは、「気分を高めたい」ときに選ぶ人も。

ユニクロ、トリンプ……発売相次ぐ

 おなじみのブランドからも、ボディーが販売されています。

ユニクロのボディー

 ユニクロは、米国のデザイナー、アレキサンダー・ワンと協業し、ボディースーツを発表しました。ユニクロの夏のインナーの定番「エアリズム」のシリーズです。薄い素材で伸縮性があります。細いストラップと無駄のないデザインが特徴です。「もたつかない」「しゃがんだときにインナーがめくれて肌が露出する心配がないのがいい」といった感想が寄せられています。
 9月下旬には、ヒートテックバージョンも出るそう。ハイネックのタイプもあるとのことなので、様々な着こなしが楽しめそうです。

エスバイスロギーのボディー

 「トリンプ・インターナショナル・ジャパン」のブランド「エスバイスロギー」でも、今春夏初めて「ボディー」(税込み1万260円)が発表されました。接着加工を施した凹凸のない仕上がりが特徴で、胸に当たるところには取り外し可能なパッドが付いています。広報担当者は「ウエスト周りのレースがエレガントです。上にジャケットを羽織ったり、ロングカーディガンを合わせたり、シースルーの服のような感覚でスタイリッシュに着こなしもできます」。秋には「アモスタイル」など同社のほかのブランドからも新商品が発売されるそうです。

見せて着るスタイル、インスタで紹介

 東京・神宮前のランジェリーショップ「イルフェリーノ」広報の北菜月さんは、ボディーをファッションに取り入れた着こなしなどをインスタグラムで披露しています。「ハイウエストのパンツやスカートのウエストにシャツやカットソーを入れて着るスタイルや、背中が大きく開いた服が流行している今こそボディーが便利」と、北さん。ウエスト回りをすっきり見せてくれて、背中のあきから下着が見えてしまう心配もないそうです。
 イルフェリーノでは、見せて着られるボディーも数多く扱っています。価格は7000円台~1万円台。休日や旅先での開放的な装いにも一役買ってくれそうです。

 

 国内外のランジェリー市場に詳しいライターの川原好恵さんは、「ここ2年ほどボディーを見る機会が増えました。見せて着ることを前提に作っているものもあり、インナー兼トレンドのファッションアイテムとしての需要も高まっているようです」と話します。「インナーとして着るときは、細身のパンツやタイトスカートなどに合わせてもきれいです。股の部分にスナップボタンが付いているタイプのものを選べば、普段着ているキャミソールなどと同じ感覚で便利に使えるのではないでしょうか。おなかからお尻にかけてすっぽり覆うので、オフィスのエアコンの冷え予防にもなりますよ」と、勧めています。(読売新聞生活部 野倉早奈恵)