祝!「令和」改元 銀座で皇室ゆかり「ボンボニエール」の展覧会 

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 皇室でご結婚やご誕生などのお祝い事があった際に引き出物として贈られる「ボンボニエール(菓子器)」を集めた展覧会「ようこそ、ボンボニエールの世界へ―皇室からのかわいい贈りもの―」が、東京・銀座のミキモトホールで開かれています。新元号に変わって街中がお祝いムードに包まれる今、皇室ゆかりの品々をじっくり眺めてみるのはいかがでしょうか。

 フランス語で「菓子器」を意味する「ボンボニエール」。もともとヨーロッパでは、ボンボン(砂糖菓子)を入れる小箱として使われていました。

手のひらサイズのかわいい引き出物

 日本では、皇族の結婚式の引き出物として贈られることでも知られています。この慣習は明治期から始まったといわれており、結婚式以外でも、天皇陛下の即位記念の祝宴や銀婚式などの慶事の際に配られています。大きさは手のひらサイズで、中には金平糖などが詰められているそうです。

 企画展には、明治から平成にかけての約60点のボンボニエールが展示されています。 

 大正4年(1915年)の大正天皇の即位の礼で配られた銀製のボンボニエールは、周囲を8枚の花びら状に縁どったいにしえの鏡「八稜はちりょうきょう」の形をしていて、鳳凰ほうおうの細工が施されています。
 犬の張り子形のかわいらしいボンボニエールは、継宮明仁親王(現・上皇さま)のご誕生の際に作られたものです。

 このほか、明治27年(1894年)、明治天皇の銀婚式の際に贈られた、記録では最古といわれている鶴亀形のものや、桃や小槌などユニークな形のものも展示されています。

 新元号「令和」に変わりましたが、ボンボニエールは作られるのか、作られるとすればどんなデザインになるのか、気になるところです。

 企画展を主催した宝飾販売大手「ミキモト」の担当者は「一つひとつのボンボニエールに、職人の技を生かしたデザインが施されています。皇位の継承により新時代が幕を開けた今、ボンボニエールという小さな世界に込められた、継承される日本の技と美をご覧ください」と話しています。

「ようこそ、ボンボニエールの世界へ―皇室からのかわいい贈りもの―」
 【会期】 5月10日(金)まで
 【会場】 ミキモト銀座4丁目本店7階 ミキモトホール(東京・銀座)
 【時間】 午前11時~午後7時(最終入場は午後6時45分まで)/入場無料
 【問い合わせ】 03・3535・4611
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