備蓄しておきたいモノは? 水・食料・生理用品・現金

News&Column

写真はイメージです

 地震や豪雨などの自然災害は、日本列島に住んでいる以上、いつでもどこでも起きる可能性があります。「天災は忘れたころにやってくる……」とも言われますが、家庭ではどんな対策を心がけたら良いのでしょうか。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」に「ストックしているもの」という投稿が寄せられました。

子育て中 ミニマムな暮らしでも備蓄に目が向く

 トピ主「かかし」さんは、ふだんから「最小限の物だけで暮らしたくて、(必要ないものを)断捨離」していますが、子供が生まれてから、「ある程度、ストックは必要」という考え方へと変わってきたそうです。「みなさんは、どのようなものを災害に備えてストックされていますか」と投稿してきました。

 「今思い浮かぶのは、ペットボトルのお茶、水、ティッシュ。納戸に余分に置いておこうかなと思います」という投稿に、様々な反響がありました。「お茶は保存期間が短いですよ。(水さえあれば)ティーバッグで水出しできます」と指摘したのは、「alien」さん。自宅にペットボトルの飲料水5箱、ポリタンクの雑用水80リットル、ティッシュペーパー20箱、簡易トイレ、レトルト食品数日分、歯磨き、カセットコンロと燃料数日分と、手回し発電ラジオ(携帯充電可能なもの)などを備蓄しているそうです。

写真はイメージです

災害用と構えるよりもふだんの暮らしに

 「ティッシュよりトイレットペーパーを。トイレットペーパーはティッシュとして使えるけど、ティッシュはトイレに流せません」と指摘したのは、「ボーダー」さん。食料品について「私は災害用のものは買わないことにしてます。長期保存できたとしても期限切れになったとき、使わず食べずに捨てるのはもったいないので、普段使うもので災害時に役立つものは多めにストックして回転させています。我が家の場合、トイレットペーパー・カップラーメン・お菓子・水・缶詰・ラップ・ドッグフード・ペットシーツくらい」とも。

 内閣府では、1日あたり1人3リットル分の飲料水や非常食を最低3日分、家庭で備蓄するように呼びかけています。人数分が必要なので、3人家族で水だけで27リットル。大きな地震に対応するには1週間分以上の備蓄が望ましいとも言われますが、なかなかその意識は定着していないようです。

写真はイメージです

約半数の人が備蓄を行っていない

 株式会社マクロミルが2019年2月に行ったインターネット上で、大災害に対する“備え”として行っていること(複数回答可)を聞いたところ、「避難場所や避難所の確認」は48.1%。次いで、「日用品・水・食料品などの備蓄」47.2%、「保険加入」39.5%、「モバイルバッテリーを携帯」28.7%、「家具や家電などの転倒・落下防止」26.9%が続きました。

 つまり、約半数の人は備蓄自体を行っていないという結果でした。

 東日本大震災(2011年)以降も、熊本地震(16年)、大阪北部地震(18年)、北海道地震(18年)と各地で地震は起きています。大規模災害があったときの物流の混乱や生活の不自由さに思いをはせる人は少なくないようです。

被災経験から学びたい

 「私が多めに買い置きしているのは、水、トイレットペーパー、お米、乾電池です。とりあえずお米と水があればカセットコンロでご飯が炊けます。ラジオ(乾電池)は、インターネットがつながらない時の情報源です」(「みかん」さん)、「震災のときに、あって良かったと思ったものに、マスク・軍手・靴下、ウェットティッシュなどがありました」(「Bitter」さん)という書き込みも。

写真はイメージです

 キャッシュレス化が進んで、最近はカード決済で日用品を買う人が増えていますが、「東日本」さんからは「現金(は必要です)。震災の時、全てライフラインが駄目になり、小銭や少しの現金がないと、コンビニやスーパーで買い物が出来なくなりました」という体験談も寄せられました。

 「地震の後数時間してコンビニやお店に行くと、お水やお茶など、カップラーメン、トイレットペーパーなどを買うために混雑していました。お子さんが小さいのであれば、一泊旅行に行くときにお子さん用に必要なものは全部ストックしておくとあんしんです。ミルクやオムツはあのときは速攻で売り切れていました」(「えす」さん)という指摘もありました。

 女性らしい目配りとして、「アルミホイルやラップ、子供が小さいならオムツ、女性は生理用品も必須です」(「なす」さん)という投稿もありました。

くまモンも特別講座を開催中

 首相官邸でも、ホームページ上で一般家庭向けに「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!」と呼びかけています。「家具の置き方の工夫」「食料・飲料などの備蓄」「非常用持ち出しバッグの準備」「ご家族同士の安否確認方法」「避難場所や避難経路」など、ふだんから確認しておきたいことを紹介しています。

 内閣府でも、YouTube上で「くまモン特別講座!くまでもわかる!?『地震への備え』」を公開しています。

 もしもの時に備えて、何ができるか。ふだんから考えておきたいものです。
(読売新聞メディア局編集部 永原香代子)

災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~(首相官邸)

■くまモン特別講座!くまでもわかる!?「地震への備え」(内閣府)

【紹介したトピ】ストックしているもの

【関連するトピ】地震などの災害に備えて何を用意していますか?教えてください!