絶対にしたくない……それでも結婚披露宴は開くべき?

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 絶対に披露宴をしたくないんです――。こんな内容の投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられ、議論になっています。結婚に対する価値観が多様化するなか、結婚披露宴は絶対に必要なのでしょうか。

 「上司も友人も招いて……」彼との考え方に温度差

 30歳のトピ主さんは、交際している彼との間で結婚の話が進行中。けれど、披露宴をめぐる考え方に温度差が生じているそうです。

 人前に出るのが苦手で、招待する友人もいないというトピ主さん。お金をかけずに身内のみを招いて結婚式を開き、それで終わりにしたいと考えています。一方、一流企業に勤めているという彼は、職場の上司や友人を招いた披露宴を開催したいとのこと。 

 トピ主さんは「2人の写真流しながらエピソード流すのも恥ずかしい、そもそも親に手紙とかやりたくないですし、友達からの手紙?も読んでくれる人もいないのに、なぜ披露宴なんて」と胸の内を明かし、同じような経験をした人たちにアドバイスを求めています。

 開きたくなくとも開いた方が良い?

 この投稿に対し、多くの反響が寄せられました。中でも、トピ主さんと同じく「披露宴をやりたくなかった派」の人たちから寄せられた反響の多くは、意外にも披露宴は開いた方が良いという声でした。

  もし披露宴を開かないなら、彼の職場の上司や親戚には結婚のあいさつに行くのが礼儀。それを1回で済ませられるのか――。そう考え直し、お色直しやケーキカットといった演出を省いて披露宴を開いたという「ゆり」さんは「披露宴って自分たちの記念とかイベントという意味以上に、お世話になった人へのご報告会でもあります」とコメント。「お披露目はいっぺんですむわけだから、後々楽ですよ」と、「通りすがりさん」も振り返っています。

 新郎新婦それぞれが招くゲストの人数の偏りについても、重要視しないという意見が多く寄せられました。一般的な披露宴のイメージにとらわれずに、自分たちに合った披露宴を開いているようです。

 ともだち代行、プロ司会で盛り上がる!?

  中には、披露宴を盛り上げるためのユニークな提案もありました。

  「大丈夫」さんや「豆ちゃん」さんらが、新郎新婦の招待者の人数合わせの策として提案したのは、友人や親戚を演じてくれる代行サービス。約10万円の費用で男性5人が仕事関係者のフリをしてくれたケースもあるようです。「プロの司会者を呼んでうまく場がもつよう相談したらどうかな」と提案した「整理整頓」さんのほか、実際にプロ司会者とカメラマンを呼んで出席者の少なさをフォローしたという人もいました。

「お互いが納得できる『結婚式』のカタチを探って」

  「近年は披露宴のやり方も様々なので、新郎新婦の気になるポイントを解消する方法を探ることができると思います」。結婚情報誌「ゼクシィ」の編集長・平山彩子さんはそう分析します。

  リクルートブライダル総研の「結婚総合意識調査2018」によると、結婚に合わせてセレモニーを実施したのは全体の85.6%で、そのうち、従来の挙式や披露宴・披露パーティ以外のことを実施したカップルは29.8%を占めています。

  型にはまらない様々な演出をする「ありのまま婚」も近年のトレンドに。パーティーの演出も、「生い立ち紹介映像」「花嫁の手紙」などの定番を取り入れるケースもあれば、同じテーブルを囲んで食事をするだけのパーティーなどもあり、多様な価値観にあわせて新しいカタチの結婚イベントを実施する人が増えているそうです。招待者数についても、半数ずつであるべきだという概念自体が変化しているといいます。

 そんな近年の傾向を踏まえ、平山さんは「まずは、どういう理由でやりたいのか、やりたくないのかをきちんと話し合い、お互いの言い分を理解し合うことが大切です」とアドバイス。その上で、「披露宴をする意味を改めて共有し、お互いが納得できる『結婚式』のカタチを探ってみるのがいいのではないでしょうか」と話していました。

(メディア局編集部・安藤光里)

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絶対に披露宴をしたくないんです

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