花粉症の季節到来! 働くのもつらい…どうすれば?

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 「もう飛んでる?」「今日から来た!」……。敏感な人は1月下旬にはスギ花粉を“キャッチ”し、くしゃみや目のかゆみを訴えています。正確な患者数は分かっていませんが、日本人の4人に1人は花粉症といわれ、これから春にかけて、スギ花粉症の患者にはつらい季節がやってきます。読売新聞の掲示板サイト「発言小町」にも、「働けなくなるほどひどい」花粉症に悩む女性から「2月、3月が怖い」という投稿が寄せられました。

「花粉のない国に行きたい」悲痛な叫び

 トピ主の「パグ」さんは、7年前に花粉症を発症し、年々症状が重くなっているそうです。病院でもらった薬を飲み、マスクもして、ゴーグルのような花粉対策用メガネをし、花粉対策用スプレーなども毎日しています。

 それでも、「(少しでも花粉が目に入ると)本当に目が開かなくなったりする」状態で、雨の日でも症状が出てしまい、春はアルバイト先にも事情を言って、シフトを少なくしてもらっているそう。「私も!という方、いらっしゃいますか?」と呼びかけました。

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 この投稿に様々な反響が寄せられました。

 「春よくるな」さんも、ひどい花粉症持ちだといい、「鼻詰まりがひどく、夜は横になって眠ると窒息しそうになります。呼吸ができなくて、飛び起きたこともあります。病院で薬を処方していただいて、それを飲むとその症状は出ないのでいいのですが、顔の肌がボロボロに荒れます」。

 化粧品売り場に勤務しているのに化粧ができないそうで、「花粉のない国に行きたい」と悲痛な叫び声を上げました。

自宅で治療できる「舌下免疫療法」に注目

 一方で、30年間スギ花粉症に悩まされているという、“先輩”の「カレーライス」さんは、昨年の秋から舌下免疫療法を始め、毎日投薬しているそう。「先に(この療法を)始めていた友人は、最初の春にはかなり症状が軽減された!と言っていました。私もこの春どうなるか楽しみです」と、期待しています。

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 「舌下免疫療法」とは、どんなものなのでしょうか。花粉症で医療機関にかかると、点眼薬や内服薬を処方されることが多いですが、目や鼻の粘膜の炎症を抑えるものが対処療法としたら、「舌下免疫療法」は、花粉症そのものの根治と予防をめざしている治療法なのだそう。2014年10月からは、保険適用になりました。

 スギ花粉症の「舌下免疫療法」の治療、臨床研究を行っている、千葉大学医学部附属病院 耳鼻咽喉・頭頸とうけい部外科の岡本美孝教授は、同大学のHPで、自宅で治療できる「舌下免疫療法」を紹介しています。「舌下免疫療法」は、毎日1回、スギ花粉エキスを舌の裏に投与します。自宅でできるので、治療に伴う痛みがなく通院の負担も少なく、また、全身におよぶ副作用の発現率も低いという安全性から、注目されているそうです。

 ただし、花粉が飛散する3か月前、前年の11月頃までに開始することが望まれます。そして、最低2年間続けて、医師と相談しながら、体質改善を目指すのだそうです。

素人診断は禁物、医療機関に相談を

 このほかにも、「花粉症暦10年」さんからは、「私も夜あまり眠れず仕事に差し支えるほどひどかったのですが、タウロミンという錠剤と星状神経節ブロック注射という交感神経の働きをおさえる注射をペインクリニックでしてもらったことで劇的に改善しました」という体験談が寄せられました。医学は日進月歩。最新の治療法を求めて、情報収集する人は少なくないようです。

 反響の中には、自らの体験からサプリメントやほかの療法を紹介するコメントもありましたが、スギ花粉以外にもアレルギー反応がある場合は効果がなかったり、副作用があったり、逆に症状が悪化したりする恐れもあります。いずれも、素人診断は禁物です。必ず、かかりつけの医療機関に相談してください。

 「パグ」さんは、「花粉症で休むなんて親からどういうしつけを受けたんだ」という意見をテレビで見て、悶々もんもんとし、投稿したそうです。症状も治療法も人それぞれ、自分に合った対処法を見つけられるといいですね。(メディア局編集部・遠山留美)

【紹介トピはこちら】働けないほどひどい花粉症