バレンタイン間近 見て楽しい、食べておいしいサプライズチョコ

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 フランス・パリ発のチョコレートの祭典、「サロン・デュ・ショコラ 2019東京」が、23日から29日まで、新宿NSビル地下のイベントスペースで開催されています。17回目を迎えた今回のテーマは、「ショコラは自然の贈りもの。」

 22日には、メディアやインスタグラマー向けに前夜祭が行われ、国内外の112ブランドから約70人の人気ショコラティエ、パティシエが集まりました。来場者たちは、いち早く、日本限定、東京会場限定の新作を味わい、2月14日のバレンタインデーに向け、自分用、プレゼント用のチョコレートを吟味していました。

チョコには見えない、サプライズなショコラ

 一瞬、チョコレートには見えないけど、食べたらびっくり!というチョコレートが目に留まりました。どう見てもハンバーガーに見えるけれど、バンズの間に挟まっているのは紛れもなくチョコレート。クロワッサンやブリオッシュと合わせた商品もありました。

 例えば、デンマーク・コペンハーゲンの人気ショコラティエ、ミッケル・フリスホルム氏と、コペンハーゲンの中央駅前にある有名ホットドッグスタンド「ジョンズ・ホットドッグ・デリ」のコラボ商品「チョコドッグ」(写真右=918円税込み)。デンマーク製のソーセージに、カカオニブとデンマークのチェリーワインをブレンドした粒マスタードと、チョコレートにコクのある唐辛子を合わせた自家製チョコチリソースがたっぷりかかっていて、甘み、酸味、辛味の斬新なマリアージュを楽しめます。

 フランス・ブルターニュ地方のショコラトリー、「ブルーノ・ルデルフ」の「サーディーン・オ・ショコラ」(2160円税込み)は、まるでイワシのオイル漬けの缶のよう。かわいいイワシのイラストが楽しく、缶を開けると中からイワシの形をしたチョコレートが出てくる遊び心たっぷりのひと品です。

「セバスチャン・ブイエ」のチョコ

 一方、フランスと日本に店舗を構える「インスタ映えの巨匠」セバスチャン・ブイエの、化粧品やココット鍋を模したショコラや、フルーツの形をしたキャラメルガナッシュなどのオリジナルチョコ。味はもちろんですが、見て楽しい、商品の数々が目を引きました。

「カカオサンパカ」の「ハートベア カロ」(1万1880円税込み)

 また、スペイン・バルセロナに本店を構え、王室御用達のショコラテリア「カカオサンパカ」の「ハートベア カロ」(1万1880円税込み)は、まるでクマの形をしたチョコレート。職人がひとつひとつ手作りしており、下の穴からメッセージを書いた手紙を差し込むことができるそうで、バレンタインの愛の告白にぴったり。

 さらに、日本のチョコレートブランド「ベル・アメール」からは、スプーン形に仕上げたショコラが登場。フランスの5種類のはちみつを使用したガナッシュとナッツなどの素材を合わせています。それぞれ味が違うので、素材の相性を確かめながら食べ比べてみたいですね。

「ベル・アメール」のスプーンショコラ5個(2160円税込み)

自慢したくなる、おしゃれなギフトボックス

 フランス・ボワロン地方の老舗ブランド「ボナ」の会場限定の、イチゴを思わせるまっ赤なバッグ形ギフトボックスがとても印象的でした。引き出しの中には「シングルオリジン」のコンセプトで作られた8種の産地別タブレットを収めることができます。こんなおしゃれなパッケージでプレゼントをもらったら、誰かに自慢したくなること間違いなしです。

 フランス・パリから出店している「ジャン・ポール・エヴァン」。今年のキービジュアルは想像上の「愛の島」。ハートに矢が刺さったイラストのバッグ形のギフトボックスには、ハートと白いハトがプリントされたボンボン・ショコラやパレ(円盤形の薄いショコラ)などを入れることができます。

「ジャン・ポール・エヴァン」のギフトボックス

話題のルビー・チョコレートもはずせない!

 今話題の「ルビー・チョコレート」は、ダーク、ミルク、ホワイトに続く第4のチョコのカテゴリーといわれています。スイスのチョコレートメーカー、バリーカレボー社が2017年9月、80年ぶりに新カテゴリーの「ルビー・チョコレートを開発した」と発表しました。香り付けや着色はしていないという、ルビー・チョコレートを使用した新作にも注目したいところ。

 京都・福知山市に店を構える、水野直己氏の「ルビー・タブレット」(写真上)はルビー・チョコレートの酸味や香りに合わせたドライフルーツを美しくちりばめています。

 さらに、バゲットで有名なパリの「ル・グルニエ・ア・パン」の「バゲットルビー」(写真下)は、インパクトのあるフォルムにびっくり。ベリー風味のバゲットにルビー・チョコレートがまるまる1枚サンドされています。罪悪感など考えずにかぶりつきたいところです。

瀬戸理恵子さんの注目ショコラ

 大手小町で「おやつ便り」を連載する、フードエディターの瀬戸理恵子さんに今年の注目ショコラを伺いました。

前夜祭に登壇した、有名ショコラティエ、パティシエたち

 瀬戸さんが印象的だったというのは、今回初出店でイスラエルの女性ショコラティエによる「イカ チョコレート」。
 「フランスでチョコレートづくりを学ばれていて、クオリティーが高い!『キャット・タング』という、オリーブオイルと死海の塩を合わせて薄く仕上げたショコラが、特に印象的。パリンと割れる軽快さから始まって、オリーブオイルの香りの良さと、それによるなめらかな口溶け、アクセントとしてじんわり広がる塩けと塩のうま味、ビターなチョコレートのバランスがよくて。ボンボン・ショコラにも、死海の塩や、ザタールというイスラエルのミックススパイスが使われていたりして、そのあんばいがすばらしく、おいしさにうなりました」
 加えて、「エドワート・ショコラティエ・パリ」を挙げました。「来日していたエドワード・ヤンサネ氏(写真左)によると、商業的な本場パリのサロン・デュ・ショコラと違い、日本は、『こっちはもっと職人的』と、初出店したそうです。

 中でも、コショウのボンボン・ショコラは、弾けるようにコショウの香りがパッと広がって、チョコレートと調和して、とってもすばらしかったです」とのことでした。

 今年のサロン・デュ・ショコラのトレンドについて、
 「テーマが『ショコラは自然の贈り物』ということで、素材感の際立つショコラが目立った気がします。それは、カカオそのもののナチュラルな風味、という意味でもあり、合わせる素材(ハーブやスパイス、フルーツ、ナッツなど)のナチュラルな風味、という意味でもあり。食べてハッとさせられるものがいろいろありました。また、会場内だけで味わえるイートインメニューも充実していて、それも楽しかったです」と、専門家ならではの視点で、ショコラの魅力を話してくださいました。(メディア局編集部・遠山留美)

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サロン・デュ・ショコラ 2019東京(入場は有料)
会場:東京都新宿区西新宿2-4-1
新宿NSビル地下=イベントホール
会期:1月23日(水)から29日(火)まで
開催時間:各日10時~20時
※入場は時間帯別となります

■今後、札幌、名古屋、京都、福岡、仙台でも開催される予定です。 詳細は公式ホームページで