年末年始 失敗しない手土産選びのコツ

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 帰省や友人とのパーティーなど年末年始は人と集う機会が増えるが、手土産選びに悩むこともある。喜ばれるものの選び方を知っておきたい。

デパートのコンシェルジュ活用

 様々な品を見て回れる百貨店は便利だが、品数の多さに迷うことも。そんな時は、客からの相談を受けるコンシェルジュに尋ねるとよい。

 「帰省では毎年同じ顔が集うので目新しさを出したい」「幅広い世代に好まれるものがほしい」。西武池袋本店(東京)のコンシェルジュ、百瀬真奈美さんは、様々な要望に応じて、各売り場や商品を紹介する。

 来店者の予算は3000~5000円が中心。百瀬さんは「予算とともに、渡す相手の年齢や家族構成、好みも示していただけると提案しやすい」と話す。受け取った相手の手間にならない配慮も大事で、切り分ける必要がある食品などは避けた方が無難だ。「パーティーに持っていくなら、ホールケーキではなく小分けの菓子を」など、具体的にアドバイスしている。

 三越日本橋本店(同)は売り場ごとに専門知識を持つコンシェルジュを配置。ワインを買った客から「特別感を出したい」という相談があれば、ワイングラスを提案するため食器売り場のコンシェルジュに引き継ぐなど、売り場を横断して相談に乗る。

高級サバ缶など少量・高品質の食料品を

 忙しくて店舗を訪れる余裕がない時は、手土産品を取り寄せるサービスが便利だ。飲食店情報検索サイトの「ぐるなび」は、「接待の手土産―秘書が選んだ至極の逸品」という手土産の通販サイトも運営している。ビジネス利用を想定しているが、現在は年末年始用ギフトも紹介している。

 通販サイトを担当する佐野桜子さんによると、今年の人気は、高級サバ缶やツナの瓶詰、少量で品質の高い調味料、小分けのドライフルーツなど。「自分では買わないけれど、もらったらうれしいもの」が人気を集めているという。

 「最上級のプチプラギフト100」(光文社)などの著書があるギフトコンシェルジュ裏地桂子さんは、「手土産はコミュニケーションの道具」と語る。贈る品について説明できれば、話題作りにもなる。

 相手が大勢いるなら、万人受けするものを選ぶ。菓子類や飲料は詰め合わせよりも、1種類の味でまとめたほうがよいこともあるという。詰め合わせだと、人気がある味のものだけが先になくなりがちだ。

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サプライズより味

 親しい間柄の持ち寄りパーティーなら、いなりずしやコロッケ。嫌いな人が少なく、さっと食べられて、冷めてもおいしい。酒類ならシャンパンがおすすめ。華やかで、ワインや日本酒よりも好みが分かれにくい。

 「無理にサプライズの品を選ぶのではなく、以前食べておいしかったものを渡す方が喜ばれます。事前に何がほしいのか聞くのもいいでしょう」。大事なのは、「相手に思いを寄せて選ぶこと」だという。(読売新聞生活部 上原三和)