年収300万円女子は、銀行からいくらまで借りられるのか?!

35歳、働き女子よ城を持て!(28・・・

 年収300万円女子が利用できる、お得なローンって?!

 悩めるM村のために、専門家の知恵を借りることにした。

 某大手デベロッパーから独立して、現在個人で不動産会社を経営している、謎のコネクション持ちのOさん。飼ってるわんちゃんがかわいいけど、いつも店に行くとえられる。

 O「ローンというのは信用問題でもあるんですよ」
 M村「信用問題!?」
 O「たとえば、A銀行と不動産会社のBという営業マンがいるとします。これまで、Bのお客さんの多くがA銀行のローンを組んでいる。その不動産会社(Bさん)はA銀行から信用を得ているということになる。つまり、『Bのお客さんなら大丈夫だろう』と銀行が信用してくれるというわけです」
 高殿「完全に人間同士の信頼の話ですねー」
 O「もし新築で、そのマンションがシングル女性をターゲットにしたものなら、シングル用のローンの通りやすい。きちんとした融資先も用意します。頭金が少なくとも堂々と相談したらいいですよ。もちろん、提携ローン以外の銀行にだって借りられます。勤務先によっては、会社の系列銀行から借りることもできますしね」

 さて、まずは基本の問題から。

 実際、年収300万円女子はいくらまで借りられるのか。

300万円×30%(返済負担率・限度額)=90万円(年間返済額)

 高「返済負担率っていうのは、現在の年収に対して年間返済額の割合が何%かってことですな。たとえば、今月収25万円(年収300万円)の人が家賃7万5000円の部屋に住んでいたら、その負担率は30%。問題なくやりくりできていたら、このくらいまでは借りられる可能性が高い」
 M「25%に設定すると、月々のローン返済額がお安くなるかわりに借入金額が少なくなるんですね。で、頭金が必要になる場合もある」

 年間返済額が90万円だとしても、これに単純に35年をかけた数が借りられるわけではない。住宅ローンには金利があるから、実際借りられる金額+金利=借入限度額ということになる。

 いろんな銀行のサイトにローンシミュレーションがあるけれど、ここはフェアに「フラット35」のサイトで、あなたの年収、返済期間35年、金利1.45と入力してみよう。なんで1.45なのかは、あとで説明します。

 M「年収300万円だと、2489万円と出ました!」

 しかし、これで必ず2489万円借りれるかといえばそうではない。この固定金利1.45は顧客全体の平均値であり、ここにあなたの去年の年収・資格・病歴などが加味されて、最大約2.5%(2018年2月金利参考)まで金利が上がる可能性がある。ちなみに、2.5%で計算すると借りられる金額は2097万円。

 高「ここで残念なお知らせです。なんと1.45%だった場合と、2.5%だった場合、金利だけで約400万円もの差があるのです!」
 M「ひっ、400万円! 年収超えじゃないですか!」

 次は、なぜ金利にこれだけの個人差があるのか、住宅ローン金利の謎について解説しよう。

 監修:風呂内亜矢

【オススメの関連記事】
いよいよマンション購入! 不動産屋が薦める提携ローンって?!
自主管理物件、管理会社の管理とどう違う?!
50年後に更地で返還?! 借地権物件ってどうなの?
東京・六本木に2200万円のマンション! 旧法借地権って?!
六本木から徒歩圏内、超都心マンションが超格安なワケ!?
35歳、働き女子よ城を持て!<まとめ>

高殿円(たかどの・まどか)
作家

 兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。著作に、「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』『主君 井伊の赤鬼・直政伝』『政略結婚』など、話題作を続々と発表している。13年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。最新作『戒名探偵 卒塔婆くん』(KADOKAWA)好評発売中

風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)、『図解でわかる!確定拠出年金』(秀和システム)、『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(宝島社)などがある。最新刊は『ほったらかしでもなぜか貯まる!』(主婦の友社)。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

http://www.furouchi.com/