いよいよマンション購入! 不動産屋が薦める提携ローンって?!

35歳、働き女子よ城を持て!(27・・・

 年収300万円女子が手に届きそうな物件を片っ端から体当たりで取材してきた。M村の揺れる心も“マンション購入”に向かって固まりつつある。

 高殿「さて、ここまでいろんな物件を見て、お互いに、あれがいい、あれにしようと心も決まりつつあるわけですが」
 M村「決まりつつありますね。すごく勉強になりましたし、これだけいろいろ見て勉強して、その上で選んだものなので悔いなし!という気分になってます」

 モデルルーム恐怖症も中古物件内見の苦手意識も克服し、ビンテージへの理解も深め、そもそもマンションというものとの付き合い方について、素人なりにわかってきた感はある。

 しかし、新居を得るためには、物件探し以上に大事なことがあったのだ。

 高「なにを買うにしても、まずお金を借りんと」
 M「現実ですね」

 ああ、現実はかくも厳し。多くの大手不動産会社さんたちに、年収300万円女子が家を買えるとはハナから思われていないのは、いままでのリサーチでとてもよくわかっています……。

マンションはほしいが、資金が……

 M「ローンて、どこで借りたらいいんでしょうか。まずは私はそこからなんです」
 高「私は今まで何度か組んだことがあるので、M村よりはちょっと詳しいよ!」
 M「ずっと不思議だったんですけど、マンションをいざ買うとなると、不動産屋がお薦めする謎の銀行が出てきませんか? 以前、親が実家を新しく買うときについていったことがあって……」

 M村いわく、親は銀行に言われるままに、提携銀行からお金を借りたのだという。現在、両親は年金生活に突入したが、いまだにローン返済中。

 高「あるある。はじめから新築のパンフレットにはさまってたりする……」

 いわゆる提携ローンの話である。

 特に新築タワーマンションなど、どかっとお客さんが増えるケースの場合、提携ローン先の銀行は、初めから住戸に合わせたローン商品を用意している。たとえばファミリータイプが多いマンションならファミリー向けのローンを、お一人さまや高齢者、子どものいない夫婦向けの間取りが充実していれば、女性向けローン商品をという具合である。

 M「女子向けローンが、本当に女子にとってオトクなのかどうかってことですね」
 高「もともと、年収300万円女子が銀行にとってたいして大事なお客さんじゃないってことはなんとなくわかってた。どの新築マンションのパンフを見てもそもそも30平米設定がほとんどないもん。お一人さまには来てくれるなってことなんだろうなあ」
 M「ファミリー層ですよね。メイン客は」

 だから、最近は前に取材したように、中堅会社による、女子なら女子、シングルならシングルに特化したマンション商品も増えてきた。

 ローンについて学ぶため、この辺で専門家を呼ぶことにする。

 監修:風呂内亜矢

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高殿円(たかどの・まどか)
作家

 兵庫県生まれ。2000年『マグダミリア三つの星』で第4回角川学園小説大賞奨励賞を受賞しデビュー。著作に、「トッカン」シリーズ、「上流階級 富久丸百貨店外商部」シリーズ、『メサイア 警備局特別公安五係』『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』、「カーリー」シリーズ、『剣と紅 戦国の女領主・井伊直虎』『主君 井伊の赤鬼・直政伝』『政略結婚』など、話題作を続々と発表している。13年『カミングアウト』で第1回エキナカ書店大賞を受賞。漫画原作も多数。最新作『戒名探偵 卒塔婆くん』(KADOKAWA)好評発売中

風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)、『図解でわかる!確定拠出年金』(秀和システム)、『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(宝島社)などがある。最新刊は『ほったらかしでもなぜか貯まる!』(主婦の友社)。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

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