秋田の銘酒と郷土料理を楽しむ…イベント「発酵食でキレイに」

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 都会で働く女性たちに日本酒や漬物など伝統の発酵食の魅力を知ってもらうイベント「発酵食でもっとキレイに ~杜氏とうじと味わう秋田の銘酒~」がこのほど、東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれました。首都圏在住の女性ら約80人が参加、豊かな発酵食文化が根付く秋田県の地酒や郷土料理などを味わいました。

なまはげがお出迎え

 OTEKOMACHI(大手小町)の主催で、JR東日本秋田支社の協賛。参加者が日本酒のウエルカムドリンクを受け取って会場に入ると、高さ1メートルほどのなまはげのお面が二つ並んで出迎えました。

酒造りに込めた思い

 イベントは、秋田から招かれた2人の杜氏によるトークセッションでスタート。「天の戸」の銘柄で知られる浅舞酒造(秋田県横手市)の杜氏・森谷康市さんと、「高清水」の醸造元、秋田酒類製造(秋田市)の杜氏・加藤均さんが登壇し、酒造りに込めた思いを語り合いました。

 加藤さんが手掛ける高清水は、全国新酒鑑評会で計17回、金賞を受賞しており、現在は15回連続受賞の記録を更新中。「自然の贈り物であるお米やこうじ菌の力を発揮させるため、酒を造る環境をきれいにすることが大切」と、加藤さんは名酒づくりの秘訣ひけつを語りました。

 一方の天の戸も、世界的なワインの品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)2018」の純米大吟醸部門で第2位になるなど、高い評価を得ています。森谷さんは「杜氏同士で情報交換をして、技術を高め合っています」と明かしていました。

 試飲した東京都足立区の会社員女性(40)は「作り手がお酒に込めた思いを直接聞いて、日本酒がよりおいしく感じられました」と話していました。

発酵食を味わう

 参加者には、日本酒のほか、大根をいぶして漬け込んだ秋田名物「いぶりがっこ」を使ったカナッペや、比内地鶏の塩麹焼き、きりたんぽなどが振る舞われました。千葉市から来た会社員女性(38)は「どれもおいしいです。特に漬物は柔らかな甘みが感じられて味わい深いです」と話していました。 
(取材/山口千尋、写真/高梨義之)