楽しみ方さまざま…冷凍フルーツで暑気払い

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 新鮮な果実を凍らせた「冷凍フルーツ」が人気を集めている。使い勝手のよさが支持され、スーパーやコンビニの店頭には豊富な種類が並ぶ。猛暑の中、そのまま食べてヒンヤリするもよし、スイーツ作りに活用するもよし。楽しみ方は様々だ。

種類豊富 スイーツ作りにも重宝

 東京都に住む女性会社員(30)は、冷凍したブルーベリーやイチゴなどをよく買う。おやつとしてそのまま食べたり、ヨーグルトに混ぜたりして楽しむ。「一人暮らしなので、果物を買っても腐らせてしまうことがある。冷凍だといつでもおいしく、少量ずつ食べられるのがいい」と話す。

 冷凍フルーツは果物を急速凍結させたもの。食べやすい大きさにカットしてから凍らせたものもあり、食べるのにも調理に使うのにも便利で、注目度が高まっている。

各社から発売されている冷凍フルーツ。果物の種類が多様になってきた

 大手スーパーのイオンは、プライベートブランド「トップバリュ」で2016年からブルーベリーなどの冷凍フルーツを販売している。今年は「3種のシトラスミックス」(213円税込み)、「台湾産アップルマンゴー」(同)などを発売し、商品が7種類に増えた。

 広報担当者は「日持ちがする、価格が安定しているといった冷凍フルーツ特有の利点が認知されてきた」と話す。

 セブン&アイ・ホールディングスも、プライベートブランド「セブンプレミアム」でブルーベリー(200円税込み)、アップルマンゴー(同)などを商品化している。「皮をむく手間が省ける、生ゴミが出ないなどの点も支持されているのでは」と広報担当者。

 チェリーやパイナップルなど約10種類を扱うのは、冷凍野菜などの製造販売を行うライフフーズ(東京)。朝食のヨーグルトやシリアルのトッピングとして重宝されているという。

 富士経済(東京)は、09年に7300トンだった市販用の冷凍フルーツの販売量が、18年には8200トンに増えると予測する。冷凍技術の向上で冷凍できる果物の種類が広がったことなどが要因という。

 「冷凍フルーツのひんやりスイーツ」(主婦の友社)の著者でフードコーディネーターのあまこようこさんは、「冷凍フルーツを使うと、アイスやゼリーが固まりやすくなる」と説明する。また、冷凍する際にフルーツの繊維が壊れるので、ジャムやソースも短時間で作れるという。「カラフルで見た目もおしゃれなので、スイーツ作りなどに活用してください」と勧める。

アイスやスムージーに

 あまこさんに、冷凍フルーツを使ったスイーツの作り方を教えてもらった。

■マンゴー&キウイの豆腐アイス=写真右

 冷凍マンゴー&キウイ1袋(75g)/木綿豆腐1/2丁(150g)/コンデンスミルク大さじ3杯/コーンフレーク20g

〈1〉保存用の密閉袋にコーンフレーク以外の材料を入れる。瓶の底などを使って潰しながら混ぜ、平らにする。冷凍庫に入れ、2時間ほどかけて固める。
〈2〉密閉袋に入れたまま、手でもんでほぐす。
〈3〉器にコーンフレークを盛り、《2》のアイスをのせる。

■ブルーベリーのヨーグルトスムージー=同左

 冷凍ブルーベリー100g/プレーンヨーグルト200g/メープルシロップ(またはハチミツ)大さじ1杯/レモン汁小さじ1杯/冷凍ブルーベリー(飾り用)適量

〈1〉飾り用の冷凍ブルーベリー以外の材料をミキサーに入れ、滑らかになるまで混ぜる。
〈2〉グラスに注ぎ、飾り用の冷凍ブルーベリーをのせる。

(読売新聞生活部 山村翠)