インテリアはキッチンから 憧れのキッチン5選

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 キッチンがスタイリッシュに変化し、インテリアとして注目されています。そこは、家族や友人が集う団らんの場。作って食べる楽しみが、暮らしに新たな求心力を生んでいるようです。

テーブル一体化

トーヨーキッチンスタイルのアイランド型キッチン。料理する人、食事する人が同じ目線で会話できる(東京都港区で)=吉川綾美撮影

 幅3メートル80、奥行き1メートルのアイランド型キッチン。その片側がテーブルになっています。「作る」「食べる」が、一つの場で可能なのが特徴です。「トーヨーキッチンスタイル」の「iNO CD―LAND」シリーズ。もちろん、向かい合って一緒に調理しても。はずむ会話が、料理をいっそうおいしくしてくれそうです。リフォームを機に、このシリーズを取り入れた金沢市内の主婦(52)は「自然に家族が集まるようになった」と話していました。

テーブル部分にIH調理器があるパナソニック「イロリダイニング」

 キッチンとテーブルを一体化する提案は、各メーカーで相次いでいます。パナソニックが発売したキッチンは、IH調理器のスペースをテーブルとしても使えます。「イロリ(囲炉裏)ダイニング」と名付けました。ファンの運転音で会話を妨げないように設計したそうです。

木目調のLIXIL「リシェルPLAT」

 家具のような雰囲気のデザインも。LIXILの「リシェルPLAT」は木目調のカウンターを組み合わせられます。同じ色やデザインの収納家具も用意し、部屋に統一感を生まれます。

 インテリア雑誌「モダンリビング」発行人の下田結花さんは「かつては奥まった所にあったキッチンが、人が集うリビングの主役になりつつある」と最近の傾向を教えてくれました。誰もが忙しく「孤食」になりがちな現代、こうしたキッチンはさらに支持を広げそうです。

見本市「ミラノサローネ」 最先端のアイデア登場

 イタリアで4月に行われた国際家具見本市「ミラノサローネ」では、最先端のキッチンが紹介されました。

ボッフィのキッチン

 イタリアのブランド「ボッフィ」は、シンク、IH調理器、作業台、テーブルを自由に組み合わせて配置するキッチンを提案。台やテーブルの高さが異なります。

サンワカンパニーのコンパクトキッチン

 「コンパクト」をテーマに据えたのは日本の「サンワカンパニー」。幅1メートル20、奥行き75センチのキャビネット型、車輪付きの可動型、車椅子利用者や子供など使う人に応じて高さが変えられるタイプなどを披露しました。

ドルチェ&ガッバーナのコーヒーメーカー

 ファッションブランドによる提案も注目を集めています。フェンディは、サテンのような風合いに仕上げたステンレスをカウンターなどに使ったシステムキッチンを、ドルチェ&ガッバーナは、家電メーカーと組み、果物や花を描いた華やかなコーヒーメーカーやトースターを発表しました。(読売新聞生活部 谷本陽子)