英ヘンリー王子のロイヤルウェディングで注目すべきはここ!

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27日に婚約が発表された後、ケンジントン宮殿の「サンクンガーデン」で手を振るヘンリー王子とメーガンさん(ロイター)

 いよいよ5月19日の正午(日本時間同日午後8時)に、イギリスのヘンリー(愛称・ハリー)王子と、アメリカで女優として活躍したメーガン・マークルさんの結婚式が行われます。英国のチャールズ皇太子の次男で王位継承順位6位のヘンリー王子と、離婚歴があり、アフリカ系の血を引くメーガンさんの挙式ということで、世界中が注目し、祝賀ムードに包まれています。

ウィンザー城ってどんな場所?

 ロイヤルウェディングの会場は、ロンドンから西へ30キロほど離れたところに位置するウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂。ウィンザー城はエリザベス女王の公邸の一つで、公式行事がない週末を主に過ごす居城です。

 その中にある聖ジョージ礼拝堂は、1528年にヘンリー8世によって完成したゴシック建築の建物。2011年にヘンリー王子の兄、ウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんが式を挙げたロンドンのウェストミンスター寺院の収容人数は約2000人でしたが、こちらは800人ほどといい、ややこぢんまりしています。

ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂

 この礼拝堂は、ヘンリー王子が生後3か月で英国教会の洗礼を受けた場所で、王室メンバーは毎年、復活祭(イースター)の礼拝にも参加しています。王室にゆかりがあり、王子の子ども時代の幸せな思い出がつまった場所なのかもしれません。

 その上、2人は2016年7月に出会って以来、ウィンザー城で共に時間を過ごしてきたそう。ハリー王子にとっては「非常に特別な場所」である、とケンジントン宮殿の報道官も述べています。

 17日には馬車でパレードのリハーサルが行われ、街はすでに興奮に包まれているようです。先週末にウィンザーの街を訪れた在英ジャーナリストの小林恭子さんによると、街の商店街はすでに結婚を祝う飾り付けがなされていて、土産物店にはさまざまなヘンリー王子とマークルさん関連グッズが並んでいたそうです。

5月14日、聖ジョージ礼拝堂で聖歌隊のリハーサルが行われました(ロイター)

どんなウェディングドレスを着るの? 誰のデザイン?

 結婚式と言えば、やはり気になるのがウェディングドレス。マークルさんがどんなドレスを着るのか、誰がデザインするのか、などが賭けの対象になっています。

 今のところ、ドレスの詳細は明らかになっていませんが、英デイリーメール紙によると、ドレスは10万ポンド以上する「ラルフ&ルッソ」のものになるだろうとうわさされているそう。

 実は、メーガンさんが婚約発表で着ていたドレスが、この「ラルフ&ルッソ」のものでした。ビーズと刺繍が施されたライニング付きのシースルーのトップに、フワッとしたダークカラーのスカートは5万6000ポンド(約850万円)したそうです。

 

Kensington Palaceさん(@kensingtonroyal)がシェアした投稿

 私たちが最初にドレスを見ることができるのは、メーガンさんが礼拝堂の前で車から降りる時になる可能性が高いようですが、英サン紙電子版によると、メーガンさんは事前にエリザベス女王にウェディングドレスを見せて許可を得なければならないとか。それは、2008年にヘンリー王子の従兄ピーター・フィリップスさんと結婚したオータム・ケリーさんや2011年のウィリアム王子の結婚式の時も同様でした。

 ファッション界では「メーガン・エフェクト」(メーガン効果)という言葉が登場するほど、メーガンさんが着ている服やバッグへの注文が殺到して売り切れが続出する事態になっています。ウェディングドレスも、さすがに同じデザインのものは手が届きそうにありませんが、似たデザインのものはそのうち市場に出回るのではないでしょうか。

 

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ロイヤルウェディングでの大役は誰?

 結婚式につきものの重責を担う役といえば、ベストマン(花婿介添人)、ブライズメイド(花嫁介添人)と先導役のページボーイです。王室は4月26日にベストマンはウィリアム王子が務めると発表しました。ウィリアム王子の結婚式ではヘンリー王子がベストマンを務めたこともあり、今回は当時の返礼の形となりました。

 ただ、結婚式当日の5月19日は、サッカーのイングランド協会カップ(FA杯)の決勝戦が予定され、協会総裁であるウィリアム王子はチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの決勝戦を観戦できないとBBCや他の英メディアが報じています。例年、ウィリアム王子が優勝チームにトロフィーを授与しているということですが、今年はどうなるのでしょうか。

去年5月、ピッパ・ミドルトンの結婚式でのキャサリン妃とシャーロット王女(ロイター)

 そのウィリアム王子とキャサリン妃の子どもたち――ジョージ王子とシャーロット王女――がそれぞれページボーイとブライズメイドを務めることが5月16日、発表されました。王室は先週、友人の中から1人だけをメイド・オブ・オナー(ブライズメイドのリーダーを務める女性)に選ぶことはできないという理由で、大役を務めるのは子どもたちだと発表していました。

 シャーロット王女といえば、ルイ王子を出産したキャサリン妃に会いに病院を訪れた際に、メディアや詰めかけた人たちに向かって手を振る姿や、弟・ルイ王子を支えて額にキスしている愛らしい写真が話題になりました。一方、ジョージ王子も妹を思いやるお兄ちゃんぷりが映像で紹介されていて、結婚式でもこのキュートな2人が視聴者をとりこにするのではないでしょうか。

父トーマスさんは結婚式を欠席

 メーガンさんは、独身最後の夜を母のドーリア・ラグランドさんと過ごした後、共に礼拝堂に到着する予定となっています。

 事前に発表されたスケジュールでは、父のトーマス・マークルさんが礼拝堂のバージンロードを歩くはずでしたが、数日前になって「心臓手術のため、結婚式に出席できない」という情報が流れました。

2017年9月、カナダ・トロントで行われた傷病兵らによる国際スポーツ大会「インビクタス・ゲームズ」を観戦するメーガンさんと母ドーリア・ラグランドさん。(ロイター)

 トーマスさんは、パパラッチに自身が結婚式に備えている姿をわざと撮影させたとして非難を浴び、出席するのか動向が注目されていました。ケンジントン宮殿は、17日にツイッターで、メーガンさんのコメントとして「悲しいことに、私の父は結婚式に参加しません」と発表。バージンロードを誰と歩くのかが注目の的になっていましたが、日本時間の18日夜にケンジントン宮殿は同じくツイッターで、メーガンさんの頼みでチャールズ皇太子が一緒にバージンロードを歩くことになったと発表しています。

アメリカ人パティシエが作るウェディングケーキは「伝統破るもの」

 大西洋を渡ったアメリカでも、ロイヤルウェディング熱が高まっています。1936年、エドワード8世が離婚歴のあるアメリカ人女性、ウォリス・シンプソンとの結婚を果たすために王位を捨てて以来、初めてアメリカ人女性が英王室に嫁ぐからでもあるでしょう。

 披露宴で出されるウェディングケーキを担当するのは、メーガンさんと同じく米カリフォルニア出身のパティシエ、クレア・プタックさんです。ロンドンに「Violet Cakes」という店を持つクレアさんが作るケーキは、王室の伝統的なフルーツケーキではなく、バタークリームと生花で飾り付けたレモン・エルダーフラワー・ケーキだと発表されています。ロイター通信によると、ケーキは「伝統を破る、ひと味違った」ものになるとのこと。

 それにちなんで、米ワシントンやニューヨークなどに展開する有名ケーキチェーン店「ジョージタウン・カップケーキ」ではすでに、レモン・エルダーフラワー・カップケーキを売り出しているそうです。食べると、カップルから幸せのおすそ分けをもらったような気になれるかも。

 去年11月、王子のスポークスマンがBBCの取材に対して、「(ヘンリー王子とマークルさんは)結婚式のすべての面を計画している」とし、「他のすべての挙式と同じように、この結婚式は、花婿と花嫁の人柄を反映した喜びや楽しみの一時になるでしょう」とコメントしています。

 当日、アメリカでは時差の関係で早朝からの放送となりますが、各テレビ局では特別編成番組が放送され、全米200近くの映画館では結婚式の“ライブビューイング”が行われます。日本でも19日夜、BS日テレ、NHKBS1で結婚式の様子が生中継される予定です。

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