ゴージャスに寄付を集めるチャリティーガラパーティーって?

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 「寄付」というと、赤い羽根の街頭募金や、コンビニエンスストアのレジの横にある募金箱が思い浮かびます。でも、パーティーを開いて寄付を募るゴージャスな形もあるよう。2月中旬に東京都内で行われたチャリティーガラパーティーの取材に行ってみました。

チャリティーガラパーティーって?

 会場は、東京・六本木のグランドハイアット東京。ここで、モナコ公国に本部がある慈善団体「アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル(国境なき友好団)」の日本支部主催のチャリティーガラパーティーが開かれました。参加費は1人4万5000円、アミチエのメンバーは3万円。会場にはロングドレス、ブラックタイで着飾ったゲスト450人が集まりました。アミチエの創始者・レジーヌ・ヴァルドンウェストさんらも出席しました。

創始者のマダム・レジーヌ(左)と日本支部代表の畑中由利江さん

 アミチエは、1991年に設立された人道支援団体で、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と提携して活動しているそうです。日本支部の代表を務める畑中由利江さん(48)は、フランス人の男性と結婚し、モナコで暮らすうちに、様々なチャリティーパーティーがあることを知ったといいます。中でもアミチエの代表、マダム・レジーヌの信念を持った素晴らしい人柄にひかれ、ぜひ日本でも紹介したいと、2015年に日本支部を立ち上げました。

まずは興味を持って 

会場には、デヴィ夫人の姿も

 「パーティーをするならその分を寄付したら」という意見もありそうですが、畑中さんは「もちろん、そういう考え方もあると思います」とした上で、「楽しみながら人道支援もできますよ、という日本ではまだなじみのないスタイルを紹介したいと思っています」と話していました。

 パーティーでは、協賛企業からの豪華賞品が当たるチャリティーくじ(1枚1万円)が販売されたほか、ブラジルのサンバダンサーが会場を盛り上げたり、厳かな能の舞台が披露されたりと、来場者が楽しめる仕掛けが盛りだくさんでした。


 その一方で、会場のスクリーンにシリアの難民の姿が映し出される場面もありました。「パーティーに参加することで、少しでも興味を持ってくれる人がいればいい。何もしないで家にいるだけでは何も始まりません。まずはパーティーに来て、楽しんでもらえたらと思っています」と畑中さん。

ロングドレスを着る練習に

 ドレスを着る機会なんて友人の結婚式くらい、という人も多いはず。畑中さんは、「ヒールの靴をはいてロングドレスを美しく着こなすには、慣れも必要です。若い時からチャリティーパーティーに参加していれば、すてきに年を重ねるチャンスにもなる」と話していました。

ロングドレスを着こなした参加者たち

 寄付の仕方は人それぞれ。災害や戦争で苦しむ人たちのために何かをしたいと思う時、寄付の一つのスタイルとして心に留めておきたいですね。

 このパーティーの収益は、経費分をのぞき、アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル モナコ本部を通じてUNHCRに寄付されるそうです。