お気に入りの美容院をフェードアウトしたくなる意外な理由

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 春の訪れとともに髪形を変える人もいるかもしれませんね。みなさん、行きつけの美容院はありますか? 掲示板サイト「発言小町」に、「常連のお客さんが来なくなった理由を知りたい」という美容師さんからの投稿が寄せられました。

常連客が急に来なくなったのは……

 投稿した美容師歴9年のハンドルネーム「まれ」さんは、「5年指名し定期的に来てくださったお客様がぴたっと来なくなってしまいました。理由は知りたいですがわからずじまいです」とつづっています。

 「引越しなどで、お店が遠くなって通えなくなった」「お気に入りの美容師さんがお店を替わってしまった」「気に入らない髪形にされた」など、店を替えるには、いろいろな理由があるでしょう。発言小町に寄せられた意見で多かったのは「接客」でした。しかも常連になったからこそ生じたモヤモヤが、理由のひとつのようです。

なれ合いは禁物

 例えば、「よっしー」さんは、「好みをわかっていただいて、気心も知れた美容師さんでしたが、手抜きとまではいかないのですが、なんとなくちょっと気を抜いてるような、緊張感がなくなりすぎたというか。そんな感じを受けたことが数回続いて行くのをやめました」と投稿しました。

 一方、「まーち」さんの場合、通いはじめたころ、美容師さんはお客さんの話の聞き役で大変だろうなぁと思い、愚痴などを聞いてあげていたそうですが、慣れてきたら「まーち」さんに説教をしてくるようになったのがイヤになり、その店を離れたそうです。

 また、何度か担当者が代わっても、20年同じ美容院に通っているという「ぽんた」さんは、「それは自分が粗末に扱われた時でしょう」と推測しています。「例えば客の荷物を雑に扱ったり、呼び止めても聞いていなかったり、またはシャンプーが乱暴とか、いろいろと挙げられると思います」。長く通い、家族のように思っているので、新人スタッフがダメダメな時は、上司に助言しているのだそうです。

 お互いに何でも言い合える関係を築く前にイヤな思いをした客は、理由も告げずにフェードアウトしてしまうのかもしれません。たくさんの指名客を抱える人気美容師の場合は、一度に何人もの客を担当し、アシスタントに続きを任せて別の客のところに行ってしまいますよね。そうすると「雑な扱いをされた」と感じる人もいるようです。

話しかけられるのが苦手な人も

 美容師さんのトークも店選びの重要なポイント。とはいえ「いろいろ話しかけられるのが苦手」という意見も数多く投稿されました。接客マニュアルがあるのかもしれませんが、ほかのお客さんがいる前で個人情報を根掘り葉掘り聞かれたり、毎回同じことを聞かれたりすると、イライラ、モヤモヤするのかもしれません。

 「するたな」さんも「つい遠慮がなくなってしまう時がお互いにあるのではないでしょうか。プライバシーに踏み込みすぎた発言をしていたり、軽口の限度を越えたキツイ言葉をうっかりかけてはいないでしょうか」と指摘しています。

店選びはネットの「口コミ」を重視

 美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」(株式会社リクルートライフスタイル)が2017年にまとめた「美容室・理容室の利用に関する実態調査」 では、15~69歳の男女7700人に現在、通っている店を認知したきっかけを尋ねています(複数回答)。女性では「友人・知人の口コミ・おススメを聞いて」(27.7%)が最も高く、続いて「予約・口コミサイト」(26.4%)で、「お店を街で見かけて」(25.4%)を超えました。

 店の予約方法では、インターネット予約が広がり、この設問の調査を始めた2014年以来、男女共に初めて3割を超えました。全体的には、電話予約が主流ですが、20~30代女性に限ると、ネット予約が電話を上回っています。

 美容院を選ぶ際には「口コミ」を重視する人が多いということは、技術の高さだけでなく、接客や店の雰囲気の評判も広がりやすいのかも。センスもよく、心を許せるステキな美容師さんに出会えるとずっと通いたくなりますが、逆に心を許しすぎたことがお気に入りの美容院を離れる理由にもなるようです。(メディア局・遠山留美)

【紹介したトピはこちら】行きつけの美容院に行かなくなった理由を教えてください