3月29日に東京・日比谷に開業する複合商業施設「東京ミッドタウン日比谷」。地上35階地下4階のビルに60の店舗や、都心最大級のシネマ・コンプレックス「TOHOシネマズ 日比谷」などが入ります。オープン前の内覧会に行ってきました。

飲食店の充実ぶりにおどろき

六本木に続く新たな「ミッドタウン」のブランドコンセプトは、「未来志向の新たな体験や価値が日比谷で花開く」。商業エリアは、地下1階から地上6階までで、上にオフィスが入ります。日本初出店が6店、商業施設初出店が15店と目新しい店が並ぶほか、上質なライフスタイル雑貨やファッションを取りそろえたショップが多数出店しています。中でも目を見張るのが飲食店のラインアップ。都心の商業施設にもかかわらず、レストランの種類の多さにはおどろきで、まるで海外旅行をしているかのようです。
日比谷駅直結の都心型フードコート

地下鉄日比谷駅直結の地下1階のフードコートには、オイスターバーやスペインバル、バーベキューレストランなどバラエティー豊かな8つのレストランが入る「HIBIYA FOOD HALL(ヒビヤ フード ホール)」が出店します。

その中の一つ、お野菜カフェ「Mr.FARMER」は、豊富な種類のサラダや動物性の食材を使用しない「ヴィーガン」メニューを用意。店先に用意された、ウォーターサーバーには、見た目にも美しいフルーツや野菜が入っており、インスタ映えすること間違いなし。他の店舗もビジュアルを意識した盛り付けやインテリアに力を入れています。
朝食もしっかり

日比谷シャンテ側の「日比谷ゲートプラザ」に面した1階にあるのが、米・ニューヨークの人気レストラン「Buvette(ブヴェット)」。パリに続いて、日本に店を構えました。朝食からディナーまで、ずっと心地よい食空間を作るという「ガストロテック」がコンセプト。朝8時から23時半まで営業していて、使い勝手が良さそうです。アンティークのインテリアやオープンキッチンと親しみやすい雰囲気。大きなワインセラーもあり、焼きたてスコーンや近郊の農園の野菜を使った料理などもおいしそうでした。

丸の内や大手町といった「日本一のビジネス街」からも徒歩圏内なので、会食や接待に使えそうな店も並びます。人気イタリアン「SALONEグループ」からは、プロジェクターもある個室でビジネスランチができる旗艦店「SALONE(サローネ)TOKYO」がオープン。老舗料亭「南禅寺 瓢亭」や阿佐谷の住宅街から出店する「鮨なんば」、ちょっとオトナになった気分を味わえるバー「STAR BAR」の旗艦店など、コンセプトや素材にこだわった、個性豊かでちょっと自慢したくなる店がいっぱい。

近くには「都心のオアシス」日比谷公園があり、テラス席で四季折々の花を楽しみながら食事をすることができます。同ビルにはテイクアウト可能なカフェも多く出店しているので、この季節、お花見ランチをするのもいいかもしれません。
試乗もできる体験型ショールーム

1階に日本初出店の「LEXUS MEETS…(レクサス ミーツ)」は、トヨタ自動車の高級車LEXUSブランドの体験型ショールームのほか、雑貨を扱う「STEER and RING」やコンセプトカフェ「THE SPINDLE」、日本の食材にこだわりながら、「見て、食べて、撮って」楽しむことをテーマに、ドライブや散歩に持って行きたいフォトジェニックなメニューがそろっています。
和食からフレンチまで選び放題

2階、3階のレストランゾーンには、日本のスキンケアブランド「THREE」が手がける野菜中心のレストラン「REVIVE KITCHEN THREE(リバイブ キッチン スリー)」、串揚げ「新宿 立吉」や立ち飲みスタイルの天ぷら店「喜久や TOKYO」、モダンなインド料理の店「DIYA(ディヤ)」、フレッシュチーズが自慢のチーズ工房&ピッツァ・ダイニング「GOOD CHEESE GOOD PIZZA(グッド チーズ グッドピッツァ)」など、気の張らないカジュアルな飲食店が並び、女友達と行きたい感じです。

高級中国料理「礼華 四君子草」や、こだわりの国産野菜をカウンターで楽しめる、パリにも店を持つ中山豊光シェフが手がける日本初出店のフレンチレストラン「Restaurant TOYO(レストラン トヨ)」も気になりました。どこに入ろうか目移りしそうです。(メディア局編集部・遠山留美)

東京ミッドタウン日比谷
公式サイト:https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/
住所:東京都千代田区有楽町1―1―2
最寄り駅:地下鉄 日比谷、有楽町、銀座、JR有楽町