冷凍ご飯をおいしくする調味料、リゾットや炊き込み風に

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 家族の人数が少なくなり、炊いたごはんを冷凍庫で保存する家庭も多いのでは。炊きたてに比べると物足りない面もある冷凍ごはんだが、ごはん用の調味料や食品があれば簡単に食べ応えのある一品になる。

■ご飯を炊くときは、冷凍分も

 JC総研(東京)が2017年3月に実施した調査では、1回の炊飯量の目安を「当座食べる分+冷凍保存するつもりの量」と答えた人は18%で、「1回で食べきる量」(17%)を上回った。冷凍保存する世帯の割合は「単身」の38%、「2人」の18%で、家族の人数が少ないほどごはんを冷凍する割合が高くなる。

 ただ、「食べきれずにたまってしまう」「温めただけでは物足りない」など、冷凍したごはんの食べ方に悩む家庭も多い。冷凍ごはんをおいしく食べるための調味料も相次いで登場している。

■お弁当にも

 エバラ食品工業が2月に発売した「プチッとごはんズ」は、コーヒーミルクのような小さなカップ容器入りの液体調味料で、2通りのメニューを作ることができる。ごはんと卵を用意し、水を加えて煮込めば雑炊やリゾットに、いためれば焼きめしやチキンライスになる。液体なのでごはんと混ざりやすく、簡単に味が決まる。好きな具を入れてもおいしいという。

 キッコーマン食品の定番商品「うちのごはん 混ぜごはんのもと」は、温めたごはんに混ぜるだけで、炊き込みごはんのような具入りの味付けごはんが作れる。1袋で作れるのはごはん2膳分(1合分)で、少人数の家庭やお弁当などにぴったりだ。16年度の売り上げは13年度に比べて約1・5倍に増えており、「混ぜるだけという簡便さが、短時間でごはんを作りたいというニーズに合って受け入れられた」(広報)という。

■野菜と一緒に

 味の素は、乾燥スープ「『クノール』たっぷり野菜で満たされたいときのスープごはん用」を2月に発売した。

 冷凍ごはんを温めて、乾燥スープをかけてから、お湯を注いで3分待つと、スープごはんができる。スープに入っている乾燥野菜はお湯で戻すと120グラムになり、しゃきしゃきとした食感で、食べ応えのある一食になる。

 「手軽な食事でもしっかり野菜をとりたい」という20~30歳代の働く女性がターゲットだが一人暮らしの学生に親が購入するケースも多いという。冷凍ごはんと一緒に常備しておくのも良さそうだ。(木引美穂)

冷解凍 風味保つには?

 ごはんをおいしく冷凍・解凍する方法を、ベターホーム協会講師の越川藤乃さんに聞いた。

 ごはんは長時間保温すると風味が落ちるので、炊きたてを冷凍しましょう。ラップで包んでも、専用の容器を使ってもいいです。ラップの場合は、できるだけ薄くして包むと、短時間で冷凍できて、味が落ちにくくなります。茶わん1膳分、1膳より少し多め、少なめなど量を変えて保存すると、メニューに合わせて使えるので便利です。

 ラップに包んだら、ステンレスのトレーに置くなどしてできるだけ早く温度を下げ、アツアツでなくなってから冷凍します。密閉保存バッグに入れて、空気を抜いてから冷凍庫に入れます。

 解凍する場合は、電子レンジでしっかり加熱します。一度解凍したものは食べきりましょう。冷凍庫での保存は3週間が目安。包むときに日付を書いておき、古いものから食べます。