弁護士兼コメンテーター三輪記子さん「女の本音伝えます」

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 弁護士の傍ら、朝の情報番組「白熱ライブ ビビット」(TBS系)などに出演し、歯切れの良い発言で知られる三輪記子さん。2歳の男の子の母で、「保活」に奔走した経験もあります。そんな三輪さんが新コラム「弁護士三輪記子の『女もつらいよ!』」を始めます。

8回目の挑戦で司法試験に合格

 三輪さんは東大卒で、8回目の挑戦で司法試験に合格。弁護士になったのは2010年です。「東京大学に入学した頃、将来は外交官になりたいと考えていました。紆余曲折があって、弁護士になりましたが、少しでも世の中の役に立ちたいという思いは一緒」と話します。

 その後は、「マチベン(街の弁護士)」として京都を中心に活動。15年には作家の樋口毅宏さんと結婚し、長男を出産しました。「妊娠・出産のために仕事の量を減らしたのを機に、夫が仕事をしやすいことなどを考えて」(三輪さん)、昨年9月、東京に拠点を移しました。

 松竹芸能に所属するタレントでもあり、取材当日も、朝から情報番組「モーニングCROSS」(TOKYO MX)に出演後、事務所で弁護士としての仕事をしていました。「私が扱うのは、離婚や遺産分割、不貞行為に基づく慰謝料請求や不動産をめぐるトラブルなど、個人のもめごとに関する案件が多いですね。確かに忙しいですが、一人で100件以上の案件を抱えている弁護士さんもいらっしゃるから、そういう方に比べれば……」。

 タレントの仕事については、「テレビに出ることで、司法の世界で私が感じていることや司法の問題点などを視聴者の皆さんに知ってもらえるメリットがあるし、弁護士が世間にどんなイメージを持たれているのかを肌で感じることもできます。弁護士とタレント、それぞれの仕事がもう一方の仕事の役に立っていると感じています」と話します。

 京都と東京で保活、「待機児童問題」に直面

 夫婦共働きで、「子育ては二人がかり」だそう。互いの家事・子育て分担については「保育園への送り迎えをはじめ、育児のかなりの部分を夫がやってくれています。私たち夫婦としては、それでうまくバランスが取れていると思っています」と三輪さんは言います。

 認可保育所に入れない「待機児童」の問題が深刻化していますが、三輪さんもまさにこの問題に直面。「京都に住んでいた時は、同業の女性の先輩から情報収集して保育園を探し、やっとのことで第三希望の保育園に入れました。東京に引っ越した後は、2か月間、息子を無認可の保育園に通わせました。その後、幸運にも認可保育園に空きがでて、なんとか入園できましたが、待機児童問題は、他人事ではなかった」と、苦労続きだった「保活」を振り返ります。

 新しく始まるコラムでは、日々の暮らしの中で弁護士として感じている本音を伝えていきたいとか。「どうやったらもっと住みやすい世の中になるのか。コラム執筆を通じて考えていけたらいいですね」

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三輪 記子(みわ・ふさこ)
弁護士

 1976年生まれ、京都市出身。東京大学法学部卒、立命館大学法科大学院修了。2010年、弁護士登録。「白熱ライブ ビビット」(TBS系)、「キャスト」(朝日放送)などにレギュラー出演し、コメンテーターとしても活躍中。2017年に女性弁護士2名の事務所「東京ファミリア法律事務所」を開設。