帰省や旅先で見つけたい、プレミアムなお土産たち

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 帰省や旅に出た時の楽しみの一つがお土産。定番品もいいですが、最近ではデザインや品質にこだわった新顔が、高速道路のサービスエリアや新幹線の車内といった意外な場所で限定販売されています。土地の産品を売り出したいという熱い思いから企画された商品も多く、手にとってみるのも楽しいかもしれません。

 山陽新幹線(新大阪~博多駅)の車内販売で手に入るのが「走る日本市」プロジェクトのお土産品。JR西日本と車内販売を担当するJR西日本フードサービスネット、中川政七商店(奈良市)が、地元のメーカーやデザイン会社と共同で新たな土産を企画・開発する試みです。

 12月25日から販売を開始したのは大阪や兵庫をテーマにした6品。老舗の「こんぶ土居」が手がける食べきりサイズの「大坂おやつ昆布」(330円)や、兵庫県明石市の「江井ヶ嶋酒造」のウイスキー「あかし」を使った上質なウイスキーボンボン「Akashi Bon Bon Chocolat」(1620円)といった食べ物のほか、新幹線の停車駅をイメージした「夢の超特急マジックインキ」(2000円)、注染という技法を使って染めた手ぬぐいハンカチ(650円)など魅力的な品ばかり。

 走る日本市は、各地のもの作りを支援するため、産地と協力して「ここでしか買えないお土産」を発信したいと2015年に始まったプロジェクトです。いずれも車内でのワゴン販売かネット販売でしか手にはいらない限定品になります。

 東名、名神、北陸道などの高速道路を管理・運営する「中日本高速道路会社(NEXCO中日本)」(名古屋)が取り組んでいるのが「プレみや」。旅行情報誌「じゃらん」と提携し、地元の名品や良品を発掘してプレミアムなお土産を意味する「プレみや」と認定し、サービスエリアやパーキングエリアで販売する試みです。これまでに認定された品は全部で148品で、この11月からは管内の全サービスエリアに認定商品を置いています。

 例えば、東名高速浜名湖サービスエリアにあるのが「三ヶ日青島みかんの雫」(4個486円)。特産の三ヶ日青島みかんを使ったゼリーで、食べると果汁がじゅわっと広がるようなみずみずしさ。名神高速道路の養老サービスエリアにある「養老サイダー」(280円)は、日本最古のサイダーと言われながら、2000年に製造中止となったものを養老町や地元の観光協会とともに17年ぶりに復刻させたもの。町外ではあまり販売されていないレアな限定品です。

 認定商品には、金文字で「プレみや」というシールが貼ってあったり、POPで書かれていたりします。企画した同社によると、地元以外ではあまり知られていない名品を「プレみや」ブランドで売り出すことで地域振興につながればという思いがあったとのこと。

 買うことで各地のもの作りを支援できる。そんなことを知ると、財布のひもがついゆるんでしまうかもしれませんね。