イバンカ・トランプさん来日、ファッションにも注目

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「国際女性会議WAW!」で講演するイバンカ・トランプ大統領補佐官(3日午前、東京都港区で)=代表撮影

 来日中のトランプ米大統領の長女、イバンカ・トランプさん(大統領補佐官)が3日、「国際女性会議」(WAW!2017、11月1~3日開催)に出席しました。会議のスピーチで、イバンカさんは「(世界の)人口の50%を占める女性が仕事に就くことは、地域社会のさらなる繁栄にとってとても大事だ。米国や日本などは自国だけでなく、他の国の女性の社会進出も手助けすべきだ」などと述べました。

 トランプ大統領が就任して約10か月。自らの名前を冠したファッションブランドも持つイバンカさんは、そのスタイルでも様々な話題を提供してきました。2日夕、成田空港に到着した時は、水色のコートに黒いパンツと落ち着いた装いでしたが、国際女性会議ではビビットなピンクのツーピースで、ミニスカートからはモデル出身らしい伸びやかな脚をのぞかせていました。

今年1月、米ワシントンでのトランプ大統領の就任行事に出席するために到着したイバンカさん(ロイター)

 1月の大統領就任式では、歴代のファーストレディー御用達の米ブランド「オスカー・デ・ラ・レンタ」の白のパンツスーツで登場。アシンメトリーなコートを着こなし、ニューヨーク・ポスト紙は「歴代大統領の娘の中でも、最もファッショナブルな存在になるだろう」と称賛しました。

 5月にトランプ大統領のサウジアラビア訪問に同行した際には、イスラム教を国教とするサウジアラビアで髪をヒジャブ(ヘッドスカーフ)で覆わなかったことで注目されました。サウジ側は「外国人には適用しない」と問題視しなかったのですが、過去のトランプ氏の発言に飛び火します。ワシントン・ポスト紙によると、「2015年にミシェル・オバマ前大統領夫人がサウジアラビアを訪問した際にヒジャブを着用しなかったことを、当時のトランプ氏がバッシングした」過去があり、その矛盾を指摘されたのです。

秋冬ファッションを意識しているのが、裏目に?

 自らの名を冠したブランドの運営からは手を引きましたが、彼女が何を着るのか注目の的ということは変わりません。

イバンカさんの最近のコーディネート(AP、ロイター)

 最近のファッションについて、英紙「ミラー」電子版は、「チェック柄、大きなイヤリング、フレアスリーブなど、この秋冬のファッショントレンドをなるべく多く取り入れようとしている」といいます。

 しかし、米ニュースサイト「ザ・デイリー・ビースト」は、最近のイバンカさんの服のチョイスの「ほとんどが間違っている」と指摘しています。イバンカさんといえば、落ち着いた色柄のタイトワンピースが象徴的でした。しかし、ここ数週間は「派手な色のトップスに格子柄という“無理して組み合わせた”コーディネート」で、よりトレンディーで若々しいスタイルを伝えようとしているようですが「裏目に出てしまっている」と分析しています。

 トランプ大統領の元妻でイバンカさんの母、イバナさんは先月出版した回顧録「Raising Trump(仮訳:トランプ家の子育て)」の中で、イバンカさんは1990年代に「パンク時代」があったと明らかにしています。ニルバーナに夢中になり、髪を青く染めたり、破れたコーデュロイのジーンズやフランネルシャツがワードローブに並んでいたりしたそうです。

 さまざまなファッション遍歴のあるイバンカさんは10月30日に36歳の誕生日を迎えました。その2日後に発表された、米経済誌「フォーブス」による今年の「世界で最もパワフルな女性100人」ランキングで、堂々の19位に入りました。これはリストに初登場した女性の中では2番目に高い順位で、ファーストレディーであるメラニア・トランプさんはランキング入りしていないのとは対照的です。大統領夫人が選ばれなかったのも、大統領の娘が選ばれたのも、今回が初めてだそうです。

 イバンカさんは、「国際女性会議」で、経済分野における女性参加や女性の起業について基調講演を行う予定です。女性の地位向上は彼女が取り組んできた主要テーマのひとつ。どのようなスピーチをするのか、そしてファッションを見せてくれるのか、楽しみです。

“ワンピース”のイメージが以前は強かったイバンカさん(ロイター)