親心につけ込む「結婚相手紹介」、トラブル相次ぐ

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執拗な電話勧誘、高額な支払い……

 独身の子どもを心配する親心につけ込んだ結婚相手紹介サービスを巡るトラブルが相次いでいるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。

 近年、未婚率の上昇や晩婚化を背景に、親に対して子の結婚相手の情報を提供したり、親同士が子の代理としてお見合いをしたりするサービスが増えている。同センターによると、こうした親が関与する結婚相手紹介サービスを巡るトラブルは、2012年4月から今年9月までに約3700件にのぼり、ほぼ半数が親への家庭訪問や電話勧誘がきっかけだった。

 主な相談事例は、〈1〉「子どもが結婚しないのは親の責任だ」などと、親の自宅に執拗しつような電話勧誘があった〈2〉親が登録料など約40万円を支払ったが、「2週間ほど子どもには内緒に」と言われ、無条件で解約できる期間が過ぎてしまった〈3〉「来年までに結婚できるようにする」と勧誘され、親が入会したが、何度催促しても相手を紹介されない〈4〉外国人を紹介され結婚が決まると、事前説明もなく、国際結婚の「成婚料」として250万円を請求された――など。中には800万円を請求された例もあった。

8日間は無条件解約OK、でも、契約は慎重に

 結婚相手紹介サービスは基本的に、特定商取引法によって、契約から8日間は無条件解約できるクーリングオフ制度が適用される。期間を過ぎても中途解約できるが、一定のサービス料を支払う必要がある。

 同センターは「サービスの契約に親が関わる場合は、まず結婚について子どもと十分に話し合うことが大切。その上で契約前には内容を慎重に確認してほしい」と話している。