シェリーの魅力をバルホッピングで味わう

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 スペインのお酒「シェリー」を飲んだことはありますか? その魅力を味わうスタンプラリーが10月、東京・銀座を中心に行われています。企画したのは、NPO法人「シェリー・ソサエティー・ジャパン(SSJ)」。シェリー好きというだけで、本業抜きで集まった人たちの団体で、その趣旨に賛同した飲食店39店がスタンプラリーに協力しています。 

 シェリーは、スペイン南部、アンダルシア地方で白ブドウを原料に作られる地酒ワイン。SSJ理事長の西村久美子さんは「『食前酒』『アルコールが強い』『甘い酒』といったイメージがありますが、世界一辛口と言われるものから、甘いと言われる貴腐ワインの3倍甘いものまで、多彩な味のバリエーションがあります」と解説します。 

色も味わいも多彩(シェリー・ソサエティー・ジャパン提供)

 SSJは2007年10月10日に、シェリー専門店の常連だった西村さんら6人で結成。当時、スペインバルが流行していたにもかかわらず、シェリーを飲めるお店が少なく、「こんなにおいしいのに、シェリーが日本で知られていない」と、店で盛り上がったのが結成のきっかけといいます。 

 以来、シェリーと料理とのマリアージュを提案するイベントや、シェリーを知るセミナーなどを開催。現在、SSJの会員は約100人にまで増えましたが、10周年を記念して、より多くの人にシェリーを知ってもらうためにスタンプラリーを企画しました。 

 スタンプラリーに参加する飲食店は、スペイン料理店だけでなく、和食店やバーなどがあり、銀座の14店のほかに、都内の20店など、全国で計39店。参加店でシェリーを飲むとスタンプがもらえ、10枚集めると、SSJからシェリー酒を1本プレゼントするという太っ腹な企画です。 

 西村さんは「シェリーは日本酒と似ているところがあって、作り方次第で様々な味になる『育ち』が大事なお酒。しょうゆ味の煮物には、辛口で熟成感のある『アモンティリャード』、揚げ物には辛口の『フィノ』や『マンサニージャ』など、料理に合わせて楽しんで。度数も日本酒と同じくらいです」と勧めます。

 スタンプラリーの期間は10月31日までですが、お店によっては曜日やメニューに制限があるところもあります。「お酒とは関係のない仕事をしている人たちがシェリー好きというだけで集まり、気がついたら10年たっていました。シェリーを通じて、いろんな縁を今後もつないでいけたら」と西村さんは話しています。

 スタンプラリーの詳細は、SSJ(http://ssj-tokyo.com/)で。