家で焼き肉! 煙やにおいを気にせずに

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 残暑を乗り切るためにもしっかり食べてスタミナをつけたい。最近は煙の出にくい焼き肉用のコンロやグリルが登場し、家庭でも煙やにおいを気にせずに楽しめるようになった。家族や友達と「家焼き肉」はいかが?

マンションでもOK 消煙グリル、火を使わないタイプなど

 家で楽しもうと思っても、煙やにおいが気になる焼き肉は、マンションなどに住む人にとってはハードルが高い。煙で火災警報器が鳴ってしまうかもしれない。

 岩谷産業が昨年8月に発売した「カセットガス スモークレス焼肉グリル やきまる」(税込み想定価格6500円前後)は、カセットガスを使う焼き肉専用のコンロだ。火を使いながらも煙を少なく抑えたことが特徴だ。

岩谷産業の「カセットガススモークレス焼肉グリル やきまる」を開発した福士さん

 CS推進部担当部長の福士拡憲さんが「やきまる」の企画を任されたのは2014年。煙は肉の脂が熱せられることによって発生する。福士さんは、肉を焼くプレートと炎の距離に着目。プレートの温度が250度を超えると煙が出るので、弱めの炎で直接プレートを熱しつつ、熱の対流でプレートを温めるようにした。プレートは210~250度に保てるように調整した。

 開発に着手してから2年近くかかって完成した「やきまる」は、「当初3万台の目標に対して発売後1年間で約15万台売れた」(福士さん)。現在でも品薄の状態が続くヒット商品になった。

 火を使わずに焼くタイプのグリルも登場している。

 ニチネン(埼玉)が昨夏発売した「遠赤無煙グリルUFO」(税込み実勢価格1万9800円)は、上部のバーナーから出る遠赤外線と、下部のプレートからの伝導熱で焼くグリル。肉の余分な脂は油受けに落ちるが、プレートの下には熱源がなく、煙が出ない。カセットガス式で使う場所を選ばないのも特徴だ。「肉は焼き目が付くくらいしっかりと、野菜も焦げずにおいしく焼ける」(担当者)という。

左から、ニチネンの「遠赤無煙グリルUFO」、ザイグルの「ザイグル ハンサム」、杉山金属の「消煙グリラー ヘルシートーク」

 ザイグル(韓国)の「ザイグル ハンサム」(税込み希望小売価格3万1860円)は、上部のカーボンヒーターからの赤外線と、下部のアルミプレートの輻射ふくしゃ熱で調理する。こちらも脂が熱源に落ちないため、煙が出ない仕組みだ。

 ザイグルシリーズは、11年から日本で販売を開始し、これまでに約50万台を出荷した。新製品の「ハンサム」には、肉をヒーターに近づけて焼けるドーム型のプレートや、焼きそばなどを作るときに便利な正方形のプレートなども付いている。

 ホットプレートでは脂をプレートに残さないタイプが人気だ。

 杉山金属(新潟)のロングセラー商品「消煙グリラー ヘルシートーク」(同5940円)は、プレートに穴が開いていて、脂が水をはった受け皿に落ちる仕組み。ヒーターはプレートの裏面に取り付けられているので、脂が熱くならず、煙が出ない設計となっている。(木引美穂)