進化する女性用下着 高機能で心地よく、体のラインもきれい

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 着心地の良い高機能な女性用下着が続々と登場している。汗を素早く吸収し、体のラインもきれいに見せてくれる。進化した下着を上手に使ってみたい。

窮屈さ解消 汗をすぐに吸収

 「いま下着の進化がめざましい」。インナーウェアコンサルタントの、おぬまともこさんはそう話す。案内してくれた西武池袋本店(東京)の下着売り場で手に取ったのは、高機能のブラジャーだ。

ブラジャーのベルトは幅の広いものがお薦め。「わきの下あたりや背中がすっきりと見えますよ」とおぬまさん(西武池袋本店で)=高橋美帆撮影

 ワコールのブラジャー「スハダ」(税抜き5600円から)は、カップの下部分にワイヤではなく、樹脂フレームを使っている。ワイヤより軟らかい、幅広のフレームがバストを支える仕組み。従来の商品に比べ、窮屈さを感じないのが特徴だ。

 トリンプの「天使のブラ スリムライン」(同6100円から)は、接触冷感機能がある素材を採用している。素材の熱伝導性が高く、触れた瞬間に肌表面の温度が素材に奪われ、ひんやりと感じるのだという。

 おぬまさんによると、ここ数年、若い世代を中心に「ブラジャーは窮屈」と、カップ付きのタンクトップやキャミソールで代用する女性も増えてきた。高機能ブラジャーは「もっと楽に着けられるように」と開発されたものだ。

 わき下から背中にかけてのベルト部分を幅広にしたブラジャーも増えてきた。細いベルトは肌に食い込んで外側に肉がはみ出しやすいが、幅広だとしっかり押さえてくれる。「30~40代以降は、背中やわきあたりが少しぽっちゃりとしてくる。ブラジャーを替えるだけで、スタイルよく見えますよ」とおぬまさん。

太ももまでの3分丈のガードルが人気。薄い生地で通気性もよい

 もちろん、ブラジャーは自分のサイズに合ったものを選ぶこと。年に1回以上はきちんと計測し、購入する際には試着をしたい。

 ガードルも進化している。薄くて軽い生地を使った通気性の良い製品が次々に登場している。西武池袋の三枝木さえき真紀さんは、「一日中はいていても苦しくない」と話す。従来のガードルのように、ぎゅっと締め付けられるような感覚はあまりない。生地に伸縮性があるからだ。その一方で、ヒップを引き上げる効果は維持している。ショーツをはかず、ガードル1枚で済むタイプが人気という。

 シャツやブラウスの下に着る肌着でも、汗を素早く吸う「吸水速乾」や「消臭効果」をうたった製品が次々に発売されている。

 両わきの部分にパッドを付けた肌着もある。パッドに汗を吸収させ、ブラウスなどに汗染みが出るのを防ぐことができる。また、肌着の端に縫い目を作らないように、生地を「切りっぱなし」にした製品もある。これは、肌着のラインをわかりにくくするための工夫だ。

わき部分に汗を吸収するパッドが付いている肌着

 「機能の優れた下着を上手に活用すれば、見た目の印象も変わりますよ」と三枝木さんは話している。

ブラジャーの洗濯方法を確認

 ブラジャーは洗濯後に形崩れしたり、生地が伸びてしまったりすることがある。ライオンは、ホームページで洗濯方法をわかりやすく紹介している。例えばブラジャーを干すときは、逆さまにして、洗濯ばさみでベルト部分を数か所留めると形崩れを防げる。

 タグの表示を確認し、「手洗い」や「洗濯機」のマークが付いていれば自宅で洗える。洗濯の前に色落ちしないか確かめる。白い布に液体洗剤をつけ、ブラジャーの生地の目立たない部分をたたいてみるとよい。洗濯機で洗う場合は、ホックを留め、カップの中にストラップを入れて二つ折りにし、洗濯用ネットに入れる。手洗いの場合は、ストラップ部分を持ち、たらいの洗剤液の中にブラジャーを入れて振り洗いする。(矢子奈穂)